2005年08月14日 クイーンS G3
優勝馬:レクレドール
プロフィール
- 生年月日
- 2001年02月24日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:12戦4勝
- 総収得賞金
- 184,885,000円
- 母 (母父)
- ゴールデンサッシュ by デイクタス(FR)
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- 白老ファーム (白老)
- 調教師
- 池江 泰郎
- 騎手
- 蛯名 正義
【取材先:レクレドール号の生産者・白老ファーム(菅沼厩舎長)】
―――― 見事レースレコードでの勝利おめでとうございます。昨年のローズS以来、約1年ぶりの勝利となりましたが、まずレースをご覧になっての感想は如何でしたか?
(スタッフ) ありがとうございます。レースは牧場でモニター越し(民放TV)に見ていましたが、ゴールした瞬間はカメラの角度的にも「正直負けたかな・・・」という様に見えました。と同時に、「もし負けていてもこのメンバー相手に2着なら、よく頑張ってくれたなあ」とも思っていましたね。
―――― 本当に際どい勝負でしたね。確定するまではドキドキしたかと思いますが・・・
(スタッフ) 自分が確定を確認する前に、友達から「おめでとう」というメールが届いたので、もしかすると他の放送では有利に見えたのかな?とも思いましたが、すぐに蛯名ジョッキーが1着のポケットに入ったところが映ったので、そこで初めて「勝ったのかな!?」と思いましたね。
―――― 昨年の秋は連勝で秋華賞へ一気に駆け上がりましたが、残念な結果に終わりました。その後も力を出し切れず悔しいレースが続きましたね。今回の勝利はこの秋のリベンジに向けて最高の結果となったことと思いますが。
(スタッフ) はい、そうですね、ある程度前の位置に付けての競馬を今回見る事が出来たので、あのような位置で競馬を覚えてくれれば、もっともっと自分の形で有利にレースを運べる事が出来ると思います。それから札幌コースが合うのだとも思いますね。昨年のロ-ズSの前のレースでも、出遅れて、大外を回って差し切ったレースがありますが、そのレースも含め札幌との相性の良さを感じます。
―――― 兄のステイゴールドも長く活躍をしてくれた馬だけに、本馬も正にこれからといった感じでしょうかね?
(スタッフ) ええ、最後切れるいい脚を持っているので、これからもなるべく前に付けられれば、勝敗は別としても展開に左右されること無く、自分の力を発揮できるのではと期待しています。
―――― 続いて、母ゴールデンサッシュについて少しお聞かせ下さい。菅沼さんは本馬のお産にも立ち会ったそうですが、当時の様子なども含め、どんな母親として見ていますか?
(スタッフ) まず言えることは、ゴールデンサッシュのお産は非常に楽なんですよ。出産時は何人かで引っ張って仔を引き出すという事が多いのですが、この馬は一人でも出せるくらい毎年安産ですね。初年度から今年まで13年間、1度も休まずに毎年仔を産んでいます。お産が軽いのでダメージが少ないんでしょうね。そしてまた早い時期に受胎してくれるので、本当に頭の下がる馬で、繁殖能力としては超一流と言えると思います。今年もキングカメハメハを種付けし受胎しています。
―――― 先程写真を撮らせて頂いた当歳馬(シンボリクリスエス・牡・鹿・2/14)はどんな馬ですか?
(スタッフ) 兄弟馬達と比べると、割とおっとりとした性格の馬ですね。放牧地でも社交的というか、見ていても他の馬達とうまくやっているようです。馬体はゴールデンサッシュの仔にしては、例年の同時期にしてはしっかり(がっしり)としているイメージでしょうか。初めて配合した父の特徴も出ているのかと思いますが。
―――― さて、今週はインターナショナルC(英国)にゼンノロブロイ、更にホッカイドウ競馬ではブリーダーズゴールドカップにタイムパラドックス号が出走します。牧場にとってはとても楽しみな一週間になりそうですね?それぞれの馬にどのようなレースを期待していますか?
(スタッフ) まずゼンノロブロイについては、馬場から何まで日本とは全く違う環境でレースをする訳で、そこで絶対に勝って欲しいと願う事の方が、無理な事だと思っていますから、とにかく無事に走り終えて、また日本に帰ってきて強い姿を見せてくれればと思っています。一方でタイムパラドックスはこのレース連覇が懸かることになりますが、2,000m以上の距離では絶対的な強さを持っていますので、昨年のような好結果を期待したいですね。
―――― ご協力ありがとうございました。これからも無事に益々ご活躍されることを心よりお祈り申し上げます。夏の札幌で開催された牝馬限定GIII・クイーンSは、5番人気のレクレドール(牝4歳、父サンデーサイレンス)が昨年のローズS以来となる重賞2勝目を決めた。勝ちタイムは1分46秒7のレースレコード。2着に10番人気のヘヴンリーロマンスが入り、馬連は22,270円の波乱となった。実績上位の女王ダンスインザムードは折り合いを欠いて、8着に敗れた。
―――― 見事レースレコードでの勝利おめでとうございます。昨年のローズS以来、約1年ぶりの勝利となりましたが、まずレースをご覧になっての感想は如何でしたか?
(スタッフ) ありがとうございます。レースは牧場でモニター越し(民放TV)に見ていましたが、ゴールした瞬間はカメラの角度的にも「正直負けたかな・・・」という様に見えました。と同時に、「もし負けていてもこのメンバー相手に2着なら、よく頑張ってくれたなあ」とも思っていましたね。
―――― 本当に際どい勝負でしたね。確定するまではドキドキしたかと思いますが・・・
(スタッフ) 自分が確定を確認する前に、友達から「おめでとう」というメールが届いたので、もしかすると他の放送では有利に見えたのかな?とも思いましたが、すぐに蛯名ジョッキーが1着のポケットに入ったところが映ったので、そこで初めて「勝ったのかな!?」と思いましたね。
―――― 昨年の秋は連勝で秋華賞へ一気に駆け上がりましたが、残念な結果に終わりました。その後も力を出し切れず悔しいレースが続きましたね。今回の勝利はこの秋のリベンジに向けて最高の結果となったことと思いますが。
(スタッフ) はい、そうですね、ある程度前の位置に付けての競馬を今回見る事が出来たので、あのような位置で競馬を覚えてくれれば、もっともっと自分の形で有利にレースを運べる事が出来ると思います。それから札幌コースが合うのだとも思いますね。昨年のロ-ズSの前のレースでも、出遅れて、大外を回って差し切ったレースがありますが、そのレースも含め札幌との相性の良さを感じます。
―――― 兄のステイゴールドも長く活躍をしてくれた馬だけに、本馬も正にこれからといった感じでしょうかね?
(スタッフ) ええ、最後切れるいい脚を持っているので、これからもなるべく前に付けられれば、勝敗は別としても展開に左右されること無く、自分の力を発揮できるのではと期待しています。
―――― 続いて、母ゴールデンサッシュについて少しお聞かせ下さい。菅沼さんは本馬のお産にも立ち会ったそうですが、当時の様子なども含め、どんな母親として見ていますか?
(スタッフ) まず言えることは、ゴールデンサッシュのお産は非常に楽なんですよ。出産時は何人かで引っ張って仔を引き出すという事が多いのですが、この馬は一人でも出せるくらい毎年安産ですね。初年度から今年まで13年間、1度も休まずに毎年仔を産んでいます。お産が軽いのでダメージが少ないんでしょうね。そしてまた早い時期に受胎してくれるので、本当に頭の下がる馬で、繁殖能力としては超一流と言えると思います。今年もキングカメハメハを種付けし受胎しています。
―――― 先程写真を撮らせて頂いた当歳馬(シンボリクリスエス・牡・鹿・2/14)はどんな馬ですか?
(スタッフ) 兄弟馬達と比べると、割とおっとりとした性格の馬ですね。放牧地でも社交的というか、見ていても他の馬達とうまくやっているようです。馬体はゴールデンサッシュの仔にしては、例年の同時期にしてはしっかり(がっしり)としているイメージでしょうか。初めて配合した父の特徴も出ているのかと思いますが。
―――― さて、今週はインターナショナルC(英国)にゼンノロブロイ、更にホッカイドウ競馬ではブリーダーズゴールドカップにタイムパラドックス号が出走します。牧場にとってはとても楽しみな一週間になりそうですね?それぞれの馬にどのようなレースを期待していますか?
(スタッフ) まずゼンノロブロイについては、馬場から何まで日本とは全く違う環境でレースをする訳で、そこで絶対に勝って欲しいと願う事の方が、無理な事だと思っていますから、とにかく無事に走り終えて、また日本に帰ってきて強い姿を見せてくれればと思っています。一方でタイムパラドックスはこのレース連覇が懸かることになりますが、2,000m以上の距離では絶対的な強さを持っていますので、昨年のような好結果を期待したいですね。
―――― ご協力ありがとうございました。これからも無事に益々ご活躍されることを心よりお祈り申し上げます。夏の札幌で開催された牝馬限定GIII・クイーンSは、5番人気のレクレドール(牝4歳、父サンデーサイレンス)が昨年のローズS以来となる重賞2勝目を決めた。勝ちタイムは1分46秒7のレースレコード。2着に10番人気のヘヴンリーロマンスが入り、馬連は22,270円の波乱となった。実績上位の女王ダンスインザムードは折り合いを欠いて、8着に敗れた。