2005年12月10日 中日新聞杯 G3
優勝馬:グランリーオ
プロフィール
- 生年月日
- 2000年05月07日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:40戦7勝
- 総収得賞金
- 177,831,000円
- 父
- サニーブライアン
- 母 (母父)
- エステーローザ by アンシエントタイム(USA)
- 馬主
- 田中 晴夫
- 生産者
- 藤沢牧場 (静内)
- 調教師
- 笹倉 武久
- 騎手
- 柴山 雄一
重賞初制覇の殊勲を挙げた本馬のふるさとは静内町東静内の藤沢牧場。
同牧場は、東静内の市街地から少し外れた国道から見える所に位置し、同町真歌にも分場を持つ。社長は藤沢哲雄氏、ホマレオーカン(’93愛知杯)などの活躍馬を出しているが、今回は久し振りの重賞制覇となる。次男の澄雄氏は専務を務めるとともに、北海道議会議員として、軽種馬生産界の発展に寄与している。また、澄雄氏は、現在、競走馬の流通に重要なポストとなったコンサイナー(せり上場馬の馴致、手入れ、手続きなど販売者の代行専門業務者)を先駆者として導入しており、馬産地に広く知られる活躍人だ。
馬産界の様々な話を含め、取材を楽しみにしていたが、今回、身内の方の不幸と重なり取材は遠慮させて頂く事にしました。後日、改めてレポートしたいと思いますので御容赦ください。
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同牧場の藤沢専務に時間を頂いてインタビューを頂きました。
藤沢専務は地域の多くの人から“澄雄ちゃん”と親しまれ、応対してくれた笑顔は何時もと変わらない。道議の要職に忙しいため、現在は牧場を取り仕切る雅子夫人も同席してくれました。
今回の本馬の快挙に専務は「久し振りの重賞制覇ですから、嬉しかったですよ。当日はお婆ちゃん(享年105歳)の通夜だったのですが、心の準備も出来ていましたし大往生だったので、亡くなったお婆ちゃんが後押ししてくれたと親戚の人も喜んでくれました。忙しくてレースを見られなかったのは残念でしたけれど。」と笑みを見せる。今までは、生産馬の重賞出走時は競馬場まで応援に行っていたそうだが、雅子夫人も「私も、エプソムC(2着)には競馬場まで行ったのに残念ですよ。」と口取りの写真に参加できなかった事を悔やんでいる様子。
本馬は、2000年の北海道市場での取引馬。現在、コンサイナー会社[エバグリーンコンサインメント]も営む藤沢専務は「本馬は、会社を立ち上げた頃の仔でしたが、馬格もあり、まとまった良い馬でしたね。馬主さん(田中晴夫氏)や調教師さん(笹倉武久氏)とは古い仲なので、ようやく恩返しできたのは嬉しい。」と語る。
本馬の母エステーローザ(母の父アンシエンドタイム)は、‘98年に同牧場に導入され、本馬と半弟の4歳シカケハナビ(父サクラローレル、地方1勝)を産む。3代母にソシアルトウショウ、4代母ソシアルバターフライと名牝系だ。
「実は、こんなに産駒が活躍するとは思わずに、母親は繁殖馬セールで売却してしまいました。」と残念そう。父の配合は、内国産馬にこだわりを持つからだそうだ。
自らの牧場以上に、日高全体の生産界の活性に努める専務だが、地元の振興会の主催で、毎年行なわれる重賞優勝の生産牧場を祝う会では、当然、道議としての祝辞が予定される。自らへの祝辞も入るわけで、そのときに照れ笑いするだろう専務の笑顔が楽しみだ。第41回中日新聞杯(GIII)は、単勝8番人気のグランリーオ(牡5歳、父サニーブライアン、母エステーローザ)が2番手追走から直線早めに仕掛けると、そのまま先頭でゴール。鞍上の柴山雄一騎手ともに、重賞初Vを飾った。
同牧場は、東静内の市街地から少し外れた国道から見える所に位置し、同町真歌にも分場を持つ。社長は藤沢哲雄氏、ホマレオーカン(’93愛知杯)などの活躍馬を出しているが、今回は久し振りの重賞制覇となる。次男の澄雄氏は専務を務めるとともに、北海道議会議員として、軽種馬生産界の発展に寄与している。また、澄雄氏は、現在、競走馬の流通に重要なポストとなったコンサイナー(せり上場馬の馴致、手入れ、手続きなど販売者の代行専門業務者)を先駆者として導入しており、馬産地に広く知られる活躍人だ。
馬産界の様々な話を含め、取材を楽しみにしていたが、今回、身内の方の不幸と重なり取材は遠慮させて頂く事にしました。後日、改めてレポートしたいと思いますので御容赦ください。
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同牧場の藤沢専務に時間を頂いてインタビューを頂きました。
藤沢専務は地域の多くの人から“澄雄ちゃん”と親しまれ、応対してくれた笑顔は何時もと変わらない。道議の要職に忙しいため、現在は牧場を取り仕切る雅子夫人も同席してくれました。
今回の本馬の快挙に専務は「久し振りの重賞制覇ですから、嬉しかったですよ。当日はお婆ちゃん(享年105歳)の通夜だったのですが、心の準備も出来ていましたし大往生だったので、亡くなったお婆ちゃんが後押ししてくれたと親戚の人も喜んでくれました。忙しくてレースを見られなかったのは残念でしたけれど。」と笑みを見せる。今までは、生産馬の重賞出走時は競馬場まで応援に行っていたそうだが、雅子夫人も「私も、エプソムC(2着)には競馬場まで行ったのに残念ですよ。」と口取りの写真に参加できなかった事を悔やんでいる様子。
本馬は、2000年の北海道市場での取引馬。現在、コンサイナー会社[エバグリーンコンサインメント]も営む藤沢専務は「本馬は、会社を立ち上げた頃の仔でしたが、馬格もあり、まとまった良い馬でしたね。馬主さん(田中晴夫氏)や調教師さん(笹倉武久氏)とは古い仲なので、ようやく恩返しできたのは嬉しい。」と語る。
本馬の母エステーローザ(母の父アンシエンドタイム)は、‘98年に同牧場に導入され、本馬と半弟の4歳シカケハナビ(父サクラローレル、地方1勝)を産む。3代母にソシアルトウショウ、4代母ソシアルバターフライと名牝系だ。
「実は、こんなに産駒が活躍するとは思わずに、母親は繁殖馬セールで売却してしまいました。」と残念そう。父の配合は、内国産馬にこだわりを持つからだそうだ。
自らの牧場以上に、日高全体の生産界の活性に努める専務だが、地元の振興会の主催で、毎年行なわれる重賞優勝の生産牧場を祝う会では、当然、道議としての祝辞が予定される。自らへの祝辞も入るわけで、そのときに照れ笑いするだろう専務の笑顔が楽しみだ。第41回中日新聞杯(GIII)は、単勝8番人気のグランリーオ(牡5歳、父サニーブライアン、母エステーローザ)が2番手追走から直線早めに仕掛けると、そのまま先頭でゴール。鞍上の柴山雄一騎手ともに、重賞初Vを飾った。