2006年01月29日 京都牝馬S G3
優勝馬:マイネサマンサ
プロフィール
- 生年月日
- 2000年04月05日 06歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:20戦6勝
- 総収得賞金
- 243,650,000円
- 父
- ディアブロ(USA)
- 母 (母父)
- アオエトウショウ by トウシヨウボーイ
- 馬主
- (株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
- 生産者
- 小原 孝夫 (静内)
- 調教師
- 中村 均
- 騎手
- 岩田 康誠
この21日に、本馬の馬主ラフィアンターフマンクラブの創立20周年パーティーが開かれ、これに花を添えるような重賞初制覇だったが、この孝行馬は生産牧場の老夫婦にも暖かいプレゼントをもたらした。
小原孝夫牧場は、静内町春立で三石町との町堺に在り、海岸線の国道沿いに位置する。繁殖牝馬は本馬の母1頭だけで、昨年からこの母も引退し同牧場を営んできた夫婦と余生を過ごしている。
小原社長は「もう自分の年も忘れたよ。ベコ(牛)や畑もやって、一生懸命動いていたら、この年に成ってしまった。でも嬉しい事はあるもんだね」と本馬の快挙に満面の笑みで顔を崩す。横で猫をあやしていたお婆ちゃんは「お爺ちゃんは昭和5年生まれだよ。でも、あの仔のお陰でまたお小遣いが貰えるよ」と悪戯っぽく笑う。
1頭の牝系を大切に守ってきた同牧場には、過去に本馬の祖母からゴールドウエイ(毎日王冠、きさらぎ賞)の重賞馬がいる。母アオエトウショウの父がトウショウボーイで祖母ムツミカースルの父がチャイナロックと日高の名種牡馬の名前が並び、日高としても貴重な血統後継馬だ。お爺ちゃんは「(本馬の)親父の方にもヘイローがいるから、サンデー(サイレンス)も入っているようなものでしょ。なかなかのもんだよ」と威張る。
本馬の兄弟には半兄のマイネルエアメール(父ダイナレター、中央6勝)半妹に4歳の現役マイネコンテッサ(父ペンタイア)等がいるが、将来的には、本馬は、この血統に興味を示す馬主のラフィアン岡田繁幸社長の牧場(ビッグレッドF)で、血統を引き継いでいくことになりそうだ。
御夫婦にとって、母アオエトウショウが自分の娘で本馬が孫のようなもの、「母親は、普段は大人しいけれど、機嫌を悪くしたら騒いでどうにもならないジャジャ馬だよ。種付けの時など手伝ってくれた人達にも大変迷惑を掛けた。でも本馬は結構大人しかった。今は、あの仔が書かれた記事を探してレースを楽しみにしているよ」と。苦労を重ねたが明るい夫婦にようやく、のんびり楽しめる時が来たようだ。
ビッグレッドファームの蛯名マネージャーを尋ねると「小原さん元気そうですね。本馬も頑張ってくれて牧場も喜んでいます。岡田(代表)も期待している血統ですしね。出来たらGⅠ再挑戦まで頑張って、小原さんに口取り(優勝記念写真)に参加してもらいたい」と長い付き合いの生産者を思いやる。
老夫婦にとっては、本馬のファンが母親に会いに来てくれる事を嬉しく思っている様子です。日高に来られたら、この御夫婦に声をお掛けください。牝馬限定マイル重賞・京都牝馬S(GIII)は、公営・園田所属の岩田康誠騎乗の4番人気マイネサマンサ(牝6歳、父ディアブロ、母アオエトウショウが逃げ切り勝ちで重賞初Vを果たした。
小原孝夫牧場は、静内町春立で三石町との町堺に在り、海岸線の国道沿いに位置する。繁殖牝馬は本馬の母1頭だけで、昨年からこの母も引退し同牧場を営んできた夫婦と余生を過ごしている。
小原社長は「もう自分の年も忘れたよ。ベコ(牛)や畑もやって、一生懸命動いていたら、この年に成ってしまった。でも嬉しい事はあるもんだね」と本馬の快挙に満面の笑みで顔を崩す。横で猫をあやしていたお婆ちゃんは「お爺ちゃんは昭和5年生まれだよ。でも、あの仔のお陰でまたお小遣いが貰えるよ」と悪戯っぽく笑う。
1頭の牝系を大切に守ってきた同牧場には、過去に本馬の祖母からゴールドウエイ(毎日王冠、きさらぎ賞)の重賞馬がいる。母アオエトウショウの父がトウショウボーイで祖母ムツミカースルの父がチャイナロックと日高の名種牡馬の名前が並び、日高としても貴重な血統後継馬だ。お爺ちゃんは「(本馬の)親父の方にもヘイローがいるから、サンデー(サイレンス)も入っているようなものでしょ。なかなかのもんだよ」と威張る。
本馬の兄弟には半兄のマイネルエアメール(父ダイナレター、中央6勝)半妹に4歳の現役マイネコンテッサ(父ペンタイア)等がいるが、将来的には、本馬は、この血統に興味を示す馬主のラフィアン岡田繁幸社長の牧場(ビッグレッドF)で、血統を引き継いでいくことになりそうだ。
御夫婦にとって、母アオエトウショウが自分の娘で本馬が孫のようなもの、「母親は、普段は大人しいけれど、機嫌を悪くしたら騒いでどうにもならないジャジャ馬だよ。種付けの時など手伝ってくれた人達にも大変迷惑を掛けた。でも本馬は結構大人しかった。今は、あの仔が書かれた記事を探してレースを楽しみにしているよ」と。苦労を重ねたが明るい夫婦にようやく、のんびり楽しめる時が来たようだ。
ビッグレッドファームの蛯名マネージャーを尋ねると「小原さん元気そうですね。本馬も頑張ってくれて牧場も喜んでいます。岡田(代表)も期待している血統ですしね。出来たらGⅠ再挑戦まで頑張って、小原さんに口取り(優勝記念写真)に参加してもらいたい」と長い付き合いの生産者を思いやる。
老夫婦にとっては、本馬のファンが母親に会いに来てくれる事を嬉しく思っている様子です。日高に来られたら、この御夫婦に声をお掛けください。牝馬限定マイル重賞・京都牝馬S(GIII)は、公営・園田所属の岩田康誠騎乗の4番人気マイネサマンサ(牝6歳、父ディアブロ、母アオエトウショウが逃げ切り勝ちで重賞初Vを果たした。