2009年08月23日 札幌記念 G2
優勝馬:ヤマニンキングリー
プロフィール
- 生年月日
- 2005年05月16日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:17戦6勝
- 総収得賞金
- 310,978,000円
- 母 (母父)
- ヤマニンアリーナ by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- 土井 肇
- 生産者
- 錦岡牧場 (新冠)
- 調教師
- 河内 洋
- 騎手
- 柴山 雄一
札幌記念(G2)は、北海道の開催ではなかなか見られない超満員の観客の中で行われた。ファンの注目を一身に集めたのは、このレースを『凱旋門賞の壮行レース』に位置付けた一頭の3歳牝馬。短い直線を大外から追い込む小さな馬体の彼女に声援が送られる中、真っ先にゴールを駆け抜けたのは、水色の勝負服に身を包んだ栗毛の牡馬だった。ゴールの瞬間、札幌競馬場は何ともいえない微妙な空気に包まれたが、歓喜に包まれた場所がある、重賞3戦連続2着と悔し涙に暮れていたヤマニンキングリーの生産者・錦岡牧場(新冠町)だ。
“ヤマニン”の冠名で知られるオーナーブリーダーの錦岡牧場は、新冠の海岸線に程近い泊津地区で生産を、厚別川を上流に20km程遡った緑深い新和地区で育成・休養をおこなっている。過去の活躍馬にG1を3勝したヤマニンゼファーや、G3を2連勝したヤマニンアラバスタなど多数の重賞馬、現役の重賞馬にもジョリーダンスや本馬の半姉ヤマニンメルベイユが活躍中で、新冠の名門牧場として数多くの活躍馬を送り出している。
「内枠だったので、包まれなければいいなと思っていましたが、前々の位置で淡々とレースが進み、ゴールを迎えました。見てる感じでは『楽に走って、楽に勝ったレース』でしたね。」と語るのは、新和育成場で本馬の育成にも携わった場長の引木さんだ。ここ3戦が惜敗だっただけに、未だに実感が沸かぬという表情だが、勝つときは案外こういうものなのかもしれない。
育成時代の本馬について伺うと「同期と比べて背は大きくなかったですが、キリッとしてやんちゃな馬でした。馴致で極端な反抗はしないのですが、敏感な馬で反射神経が鋭かったですね。凄い角度からキックを繰り出すので注意が必要でした。姉のヤマニンメルベイユ(父、メジロマックイーン)が、細くてもガッチリしたタイプだったのに対して、この馬は父(アグネスデジタル)から『柔らかさ』を受け継いだんでしょう。」と語る。
本馬は中京記念(G3)2着の後、放牧に出され、7月中旬まで新和育成場に戻って来ていた。その時の様子を「気性はまだまだやんちゃですが、馬体は本格化してきましたね。」と頼もしげに語る引木さん。本馬の秋のローテーションは毎日王冠(G2)、秋の天皇賞(G1)が予定されているとのことで、「体は出来ました。後は心(気性)が成長すれば。」と秋の活躍に期待を膨らませている。
“ヤマニン”の冠名で知られるオーナーブリーダーの錦岡牧場は、新冠の海岸線に程近い泊津地区で生産を、厚別川を上流に20km程遡った緑深い新和地区で育成・休養をおこなっている。過去の活躍馬にG1を3勝したヤマニンゼファーや、G3を2連勝したヤマニンアラバスタなど多数の重賞馬、現役の重賞馬にもジョリーダンスや本馬の半姉ヤマニンメルベイユが活躍中で、新冠の名門牧場として数多くの活躍馬を送り出している。
「内枠だったので、包まれなければいいなと思っていましたが、前々の位置で淡々とレースが進み、ゴールを迎えました。見てる感じでは『楽に走って、楽に勝ったレース』でしたね。」と語るのは、新和育成場で本馬の育成にも携わった場長の引木さんだ。ここ3戦が惜敗だっただけに、未だに実感が沸かぬという表情だが、勝つときは案外こういうものなのかもしれない。
育成時代の本馬について伺うと「同期と比べて背は大きくなかったですが、キリッとしてやんちゃな馬でした。馴致で極端な反抗はしないのですが、敏感な馬で反射神経が鋭かったですね。凄い角度からキックを繰り出すので注意が必要でした。姉のヤマニンメルベイユ(父、メジロマックイーン)が、細くてもガッチリしたタイプだったのに対して、この馬は父(アグネスデジタル)から『柔らかさ』を受け継いだんでしょう。」と語る。
本馬は中京記念(G3)2着の後、放牧に出され、7月中旬まで新和育成場に戻って来ていた。その時の様子を「気性はまだまだやんちゃですが、馬体は本格化してきましたね。」と頼もしげに語る引木さん。本馬の秋のローテーションは毎日王冠(G2)、秋の天皇賞(G1)が予定されているとのことで、「体は出来ました。後は心(気性)が成長すれば。」と秋の活躍に期待を膨らませている。