2007年03月17日 フラワーC Jpn3
優勝馬:ショウナンタレント
プロフィール
- 生年月日
- 2004年02月23日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:6戦3勝
- 総収得賞金
- 66,491,000円
- 父
- アグネスタキオン
- 母 (母父)
- シャンラン(IRE) by Great Commotion(USA)
- 馬主
- (有) 湘南
- 生産者
- 桑田牧場 (荻伏)
- 調教師
- 二ノ宮 敬宇
- 騎手
- 柴田 善臣
本馬の生産牧場は浦河町姉茶の桑田牧場。国道235号線を元浦川沿いに車で10分ほど走ったところにありますが、牧場内は良く整備され道路沿いの中間育成に使われる放牧地は、馬が怪我をしないように綺麗にネットが張られている。代表は亡くなった先代の桑田忠さんを引き継いだ娘の美智代さんで、なかなか行動力のある方だ。現在3人のスタッフと共に14頭の繁殖牝馬を飼養し、1歳馬の育成まで手がけている。 かつては父親の時代にカチウマホーク(鳴尾記念)を出しているが、桑田さんは「父から代わって初めての重賞馬なので嬉しいです。あの仔には私の思い入れがある仔なんですよ。」と嬉しそうに笑顔を見せる。
中山競馬場まで応援に駆けつけた桑田さんは、本馬のオーナーの国本氏(ショウナンの冠名で知られる有限会社湘南のオーナー)とレースを見ていたそうだが「(本馬は)今まで休みも無くきていたので、これからも先のあることだし、ただ無事に走ってもらいたいとレース前には思っていました。でも、スタートしたら、いつもの展開どおりにひたすらに頑張って走ってくれたので、ゴールした時は感激して思わずウルウルとしてしまいました。オーナーもクラシックが楽しみになったと喜んでいたので私も本当に嬉しかったですね。」と一昨日の感動が伝わる。
桑田さんの本馬への思い入れはというと「私が家に戻って、仕事に取り掛かった頃、先々の事を考えてキーンランド(米国 ノベンバーセール)に行って購入してきたのが本馬のお母さんです。私の繁殖牝馬導入のデビューでもありましたからね。母は仏国で4勝するなど(肌にBrigadier Gerard)活躍していたので、競走成績を重視したのと受胎馬がウッドマンの仔だったので買いました。とても綺麗な容姿だったし名前も素敵でしょう。」とさりげなく女性らしさを覗かせるが、そこには‘走った母から走る仔が出る’という信念があるようだ。父親の忠さんは心配していたそうだが、本馬が大きな結果を出した。
本馬は誕生の時「カメラ(馬房の監視用)でお産の状況を確認していたのですが、まだお産の兆候も無かったので安心してカメラを覗いたら、もう生まれてこちらのカメラを覗いているんですよ。あわてて馬房に行ったらもう立っていてビックリしました。皮膚の薄い、母親譲りの綺麗な仔でしたね。その後も自然のままに淡々と育ち手のかからない仔でした。」と桑田さんは笑う。
母シャンラン(母の父グレートコモーション)の4番仔の本馬が快挙を成したが、2歳の半弟は、父が話題の種牡馬ウォーエンブレム。何故かこの母を気に入って見事な交配を終えたということで、周囲からも期待され、現在はノーザンファーム空港牧場で調教中。1歳半妹(父シンボリクリスエス)は同牧場の分場で育成中だが、母親似の目をした馬格のある仔でこちらも注目されている様子だ。今年は、本馬の活躍に再度アグネスタキオンを配合予定だという。
活躍する桑田さんに、母親の三枝子さんも「この子が一生懸命やってくれていますから」と頼もしそうだ。スタッフの方も明るく牧場が爽やかな印象を放つ。 いよいよ本番の「桜花賞」、女性オーナーの生産牧場の本馬が優勝して、表彰式の生産者台に桑田さんがいるのも絵になる。女性の競馬ファンの関心も高まるでしょうから、本馬の活躍にも期待したい。
中山競馬場まで応援に駆けつけた桑田さんは、本馬のオーナーの国本氏(ショウナンの冠名で知られる有限会社湘南のオーナー)とレースを見ていたそうだが「(本馬は)今まで休みも無くきていたので、これからも先のあることだし、ただ無事に走ってもらいたいとレース前には思っていました。でも、スタートしたら、いつもの展開どおりにひたすらに頑張って走ってくれたので、ゴールした時は感激して思わずウルウルとしてしまいました。オーナーもクラシックが楽しみになったと喜んでいたので私も本当に嬉しかったですね。」と一昨日の感動が伝わる。
桑田さんの本馬への思い入れはというと「私が家に戻って、仕事に取り掛かった頃、先々の事を考えてキーンランド(米国 ノベンバーセール)に行って購入してきたのが本馬のお母さんです。私の繁殖牝馬導入のデビューでもありましたからね。母は仏国で4勝するなど(肌にBrigadier Gerard)活躍していたので、競走成績を重視したのと受胎馬がウッドマンの仔だったので買いました。とても綺麗な容姿だったし名前も素敵でしょう。」とさりげなく女性らしさを覗かせるが、そこには‘走った母から走る仔が出る’という信念があるようだ。父親の忠さんは心配していたそうだが、本馬が大きな結果を出した。
本馬は誕生の時「カメラ(馬房の監視用)でお産の状況を確認していたのですが、まだお産の兆候も無かったので安心してカメラを覗いたら、もう生まれてこちらのカメラを覗いているんですよ。あわてて馬房に行ったらもう立っていてビックリしました。皮膚の薄い、母親譲りの綺麗な仔でしたね。その後も自然のままに淡々と育ち手のかからない仔でした。」と桑田さんは笑う。
母シャンラン(母の父グレートコモーション)の4番仔の本馬が快挙を成したが、2歳の半弟は、父が話題の種牡馬ウォーエンブレム。何故かこの母を気に入って見事な交配を終えたということで、周囲からも期待され、現在はノーザンファーム空港牧場で調教中。1歳半妹(父シンボリクリスエス)は同牧場の分場で育成中だが、母親似の目をした馬格のある仔でこちらも注目されている様子だ。今年は、本馬の活躍に再度アグネスタキオンを配合予定だという。
活躍する桑田さんに、母親の三枝子さんも「この子が一生懸命やってくれていますから」と頼もしそうだ。スタッフの方も明るく牧場が爽やかな印象を放つ。 いよいよ本番の「桜花賞」、女性オーナーの生産牧場の本馬が優勝して、表彰式の生産者台に桑田さんがいるのも絵になる。女性の競馬ファンの関心も高まるでしょうから、本馬の活躍にも期待したい。