2006年07月23日 函館記念 G3
優勝馬:エリモハリアー
プロフィール
- 生年月日
- 2000年03月21日 06歳
- 性別/毛色
- せん/鹿毛
- 戦績
- 国内:41戦8勝
- 総収得賞金
- 350,431,000円
- 父
- ジェネラス(IRE)
- 母 (母父)
- エリモハスラー by ブレイヴエストローマン(USA)
- 馬主
- 山本 敏晴
- 生産者
- えりも農場 (えりも)
- 調教師
- 田所 秀孝
- 騎手
- 安藤 勝己
函館記念2連覇を成し遂げた本馬の生産牧場は、えりも町歌別のえりも農場。
現在は、エクセルマネジメントと牧場名は変更されているが、エリモカントリー(東京HJ)、エリモシック(エリザベス女王杯)、エリモエクセル(オークス)など多くの活躍馬を輩出しており、旧えりも農場としてファンの見学者も多い。現在、同牧場はこのえりも地区に約900haという広大な土地を有し繁殖48頭を飼養している。また厚真には85ヘクタールのトレーニングセンターを持ち、生産から育成・馴致・調教まで総合的な競走馬づくりを行なう。
オーナーブリーダーとして活躍馬を出している傍ら、近年はマーケットブリーダーとしても高い成績を収めており、先日のセレクトセールに於いても4頭を上場して全頭売却。特にエリモシックの当歳(父キングカメハメハ)は、8、600万円という高額の取引となった。会場では、「こだわりを持った。」という上場馬の四肢のレントゲン写真や咽喉の内視鏡写真入の自前のカラーカタログを配布するなどのプロモーションが効を成し、購買者の信頼感を得たのも良かったようだ。
トレーニングセンターにある事務所に訪ねると、山本将裕社長は、いつもどおり穏やかな優しい笑顔を浮かべ応えてくれました。若いスタッフとも仕事仲間といった連帯感を感じさせてくれ、生き生きとした雰囲気が漂う。
レースの当日、山本社長は仕事で韓国へ行っており競馬場へ応援に行けなかったそうだ。「ラジオの短波放送は聴けるのでホテルのベランダで、聴いていました。本馬の名前がなかなか出てこないし、また、包まれた(前走と同じ展開)のかと心配しましたよ。ゴール前で出て、勝ったのは分かりましたけど心配でしたね。」とハラハラした社長だが、その30分後にはパソコンのレーシングビューで快勝を確認し安心したという。
「今回は、また内枠だったのが心配でしたね。前走が2着だったので56kというハンデに恵まれたのかも知れません。でも4角で包まれて良く出てきましたよね。本馬も勝負根性が強くなったのでしょうけれど、安藤騎手も上手かったですよ。」と賞賛する。
前回の取材時には、本馬が調教でも目立たなく、重賞を取るほど期待をしていなかったと語っていましたが「凄くうるさい仔だったので、入厩前にセン馬にしたのが良かったですね。帰ってくるたびに精神面の成長を感じるし、たくましくなりました。セン馬ですから、これからもまだ活躍してくれるでしょう。走れる限りは走って貰いたいですね。しかし、あの仔がこれだけ活躍してくれるのですから“馬って分からない”と思い知らせられますよ。」と笑顔を見せる。
母エリモハスラー(母の父ブレイヴエストローマン)は現在、同牧場で働いていた元スタッフの牧場に移動しているが、後継馬には、3歳現役の半妹パディントン(父スキャターザゴールド)に期待が掛かる。
父親のジェネラス(日本軽種馬協会静内種馬場に元供用)について伺うと「うちは協会の種牡馬と相性がいいんですよ。協会には名種牡馬が揃っていますしね。毎年、Aクラスの繁殖牝馬を選んで付けさせて頂いています。」と。
ジェネラス(父Caerleon)は現在英国にいる様子。以前、話題となった静内農高産のユメロマンの父として知られているが、日本での産駒の重賞制覇は本馬が最初となる。
本馬は、昨日(24日)同トレーニングセンターに短期休養に戻っている。少し放牧休養をするのかと思いましたが、早速今日も乗り運動を追えたところだった。
乗り役を努めた厩舎長の山中さんは「今になって、またひとまわり大きくなった感じですね。乗り味は相変わらずいいですよ。」と、愛馬を優しそうに撫でる。さすが、現役馬だけに勢いのある様相が伺えるが、予想外の優しそうな眼差しを見せる。元気いっぱいで、少し細く見える馬体は直ぐにでもフックラとしそうだ。
今後は、サマー2000シリーズでボーナスのかかる札幌記念に参戦の予定だそうだが、山本社長は「シリーズは余り意識しないようにしています。札幌には応援に行けると思いますが、行かない方が勝てる気もしてね。」と、笑いながら「本馬はセン馬なので秋の天皇賞には出られませんが、何時か2000mのGⅠに挑戦したいです。」と香港カップも視野に入れ期待を膨らましていた。
現在は、エクセルマネジメントと牧場名は変更されているが、エリモカントリー(東京HJ)、エリモシック(エリザベス女王杯)、エリモエクセル(オークス)など多くの活躍馬を輩出しており、旧えりも農場としてファンの見学者も多い。現在、同牧場はこのえりも地区に約900haという広大な土地を有し繁殖48頭を飼養している。また厚真には85ヘクタールのトレーニングセンターを持ち、生産から育成・馴致・調教まで総合的な競走馬づくりを行なう。
オーナーブリーダーとして活躍馬を出している傍ら、近年はマーケットブリーダーとしても高い成績を収めており、先日のセレクトセールに於いても4頭を上場して全頭売却。特にエリモシックの当歳(父キングカメハメハ)は、8、600万円という高額の取引となった。会場では、「こだわりを持った。」という上場馬の四肢のレントゲン写真や咽喉の内視鏡写真入の自前のカラーカタログを配布するなどのプロモーションが効を成し、購買者の信頼感を得たのも良かったようだ。
トレーニングセンターにある事務所に訪ねると、山本将裕社長は、いつもどおり穏やかな優しい笑顔を浮かべ応えてくれました。若いスタッフとも仕事仲間といった連帯感を感じさせてくれ、生き生きとした雰囲気が漂う。
レースの当日、山本社長は仕事で韓国へ行っており競馬場へ応援に行けなかったそうだ。「ラジオの短波放送は聴けるのでホテルのベランダで、聴いていました。本馬の名前がなかなか出てこないし、また、包まれた(前走と同じ展開)のかと心配しましたよ。ゴール前で出て、勝ったのは分かりましたけど心配でしたね。」とハラハラした社長だが、その30分後にはパソコンのレーシングビューで快勝を確認し安心したという。
「今回は、また内枠だったのが心配でしたね。前走が2着だったので56kというハンデに恵まれたのかも知れません。でも4角で包まれて良く出てきましたよね。本馬も勝負根性が強くなったのでしょうけれど、安藤騎手も上手かったですよ。」と賞賛する。
前回の取材時には、本馬が調教でも目立たなく、重賞を取るほど期待をしていなかったと語っていましたが「凄くうるさい仔だったので、入厩前にセン馬にしたのが良かったですね。帰ってくるたびに精神面の成長を感じるし、たくましくなりました。セン馬ですから、これからもまだ活躍してくれるでしょう。走れる限りは走って貰いたいですね。しかし、あの仔がこれだけ活躍してくれるのですから“馬って分からない”と思い知らせられますよ。」と笑顔を見せる。
母エリモハスラー(母の父ブレイヴエストローマン)は現在、同牧場で働いていた元スタッフの牧場に移動しているが、後継馬には、3歳現役の半妹パディントン(父スキャターザゴールド)に期待が掛かる。
父親のジェネラス(日本軽種馬協会静内種馬場に元供用)について伺うと「うちは協会の種牡馬と相性がいいんですよ。協会には名種牡馬が揃っていますしね。毎年、Aクラスの繁殖牝馬を選んで付けさせて頂いています。」と。
ジェネラス(父Caerleon)は現在英国にいる様子。以前、話題となった静内農高産のユメロマンの父として知られているが、日本での産駒の重賞制覇は本馬が最初となる。
本馬は、昨日(24日)同トレーニングセンターに短期休養に戻っている。少し放牧休養をするのかと思いましたが、早速今日も乗り運動を追えたところだった。
乗り役を努めた厩舎長の山中さんは「今になって、またひとまわり大きくなった感じですね。乗り味は相変わらずいいですよ。」と、愛馬を優しそうに撫でる。さすが、現役馬だけに勢いのある様相が伺えるが、予想外の優しそうな眼差しを見せる。元気いっぱいで、少し細く見える馬体は直ぐにでもフックラとしそうだ。
今後は、サマー2000シリーズでボーナスのかかる札幌記念に参戦の予定だそうだが、山本社長は「シリーズは余り意識しないようにしています。札幌には応援に行けると思いますが、行かない方が勝てる気もしてね。」と、笑いながら「本馬はセン馬なので秋の天皇賞には出られませんが、何時か2000mのGⅠに挑戦したいです。」と香港カップも視野に入れ期待を膨らましていた。