2007年09月29日 シリウスS G3
優勝馬:ドラゴンファイヤー
プロフィール
- 生年月日
- 2004年04月09日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:9戦5勝
- 総収得賞金
- 125,021,000円
- 母 (母父)
- マジカルウーマン by パラダイスクリーク(USA)
- 馬主
- 窪田 芳郎
- 生産者
- 千代田牧場 (静内)
- 調教師
- 久保田 貴士
- 騎手
- 福永 祐一
今年も、現在の生産者ランキング5位(JBBAニュース9月号より)と生産馬の活躍が目立つ千代田牧場だが、全兄ナイキアースワーク(昨年のユニコーンS)に続く本馬の重賞制覇は、牧場の大事な基礎牝系の母の産駒だけに嬉しそうだ。
母マジカルウーマン(母の父 パラダイスクリーク)は、ブレイヴエストローマンの血が入る貴重な血統後継馬。祖母ブレイブウーマンからはコクトジュリアン(クリスタルカップ)、ブラボーグリーン(京成杯)、近親には同じく同牧場産のGⅠ馬ニッポーテイオー(安田記念、天皇賞・秋、マイルCS)やビクトリアクラウン(エリザベス女王杯)など多くの活躍馬を輩出している。
牧場は、約100頭の繁殖牝馬を飼養し、生産から育成・馴致・調教までを静内の牧場と千葉にあるトレーニングセンターで行なっている。
配合から調教まですべてを管理しているのが飯田正剛社長。最近の同牧場の生産馬のレース成績は、16週連続勝利、既に2歳馬の27頭がデビューして9頭が勝ちあがり(新馬戦で5勝)、特別戦でも3勝をあげている。
本馬は4連勝をしての重賞初制覇。古馬を相手に直線で馬群に囲まれ、揉まれながらも力強く抜け出ての快勝だったがスタッフの方は「揉まれて、なかなか出られないのでダメかと心配しました。強い仔ですよね。みんなで大喜びです。本当は、6月のユニコーンSで兄弟制覇を期待していたのですが、隣の馬が暴れて、そのとばっちりを受けて怪我をして除外となりガッカリしていたんですよ。結果的には、この距離(2000m)で古馬に勝ち、ジャパンカップダートへ出走できそうなので良かったです。大切な後継馬の仔だけに嬉しいですね。」と笑顔を浮かべGⅠ挑戦に期待を膨らます。
母マジカルウーマンに会うのは1年3ヶ月ぶりだったが、変ることなく繁殖牝馬らしい堂々とした馬体を若々しく見せている。良く手入れされた艶の良い蹄に母も大切に管理されている様子が伺われる。
兄ナイキアースワークと本馬の父はブライアンズタイムだが、2歳から当歳までの妹たちはサンデーサイレンス系の配合をしてアドマイヤベガ、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェの仔が誕生している。何れもサンデー系の綺麗な体の線をしているというが、性格は大人しい母親に似ずにヤンチャで本馬に似ているそうだ。今年は、また目先をかえてキングカメハメハを配合して夢を広げている。
母親を牽いてくれた担当スタッフの方も「大人しくて良い母親ですよ。」と大切な後継馬を優しく見つめていた。
マーケットブリーダーとして産駒のせり市場にも好成績を残す同牧場だが、そこには、他牧場に負けない飯田社長の努力がある。
生産から調教と最後まで育て上げた競走馬を競馬場へ送り込んでいる飯田社長は、その後も生産馬の競走成績が上るよう惜しみなく奔走している。
静内、千葉のトレセン、各競馬場と毎週のように回って、馬の状態を見ながら調教師の方たちと綿密な打ち合わせを繰り返しているそうだが、そこに馬主さんや調教師さん方との信頼感が生れている。
同牧場には、そろそろGⅠ馬が再び出て来そうな雰囲気が漂っている。
母マジカルウーマン(母の父 パラダイスクリーク)は、ブレイヴエストローマンの血が入る貴重な血統後継馬。祖母ブレイブウーマンからはコクトジュリアン(クリスタルカップ)、ブラボーグリーン(京成杯)、近親には同じく同牧場産のGⅠ馬ニッポーテイオー(安田記念、天皇賞・秋、マイルCS)やビクトリアクラウン(エリザベス女王杯)など多くの活躍馬を輩出している。
牧場は、約100頭の繁殖牝馬を飼養し、生産から育成・馴致・調教までを静内の牧場と千葉にあるトレーニングセンターで行なっている。
配合から調教まですべてを管理しているのが飯田正剛社長。最近の同牧場の生産馬のレース成績は、16週連続勝利、既に2歳馬の27頭がデビューして9頭が勝ちあがり(新馬戦で5勝)、特別戦でも3勝をあげている。
本馬は4連勝をしての重賞初制覇。古馬を相手に直線で馬群に囲まれ、揉まれながらも力強く抜け出ての快勝だったがスタッフの方は「揉まれて、なかなか出られないのでダメかと心配しました。強い仔ですよね。みんなで大喜びです。本当は、6月のユニコーンSで兄弟制覇を期待していたのですが、隣の馬が暴れて、そのとばっちりを受けて怪我をして除外となりガッカリしていたんですよ。結果的には、この距離(2000m)で古馬に勝ち、ジャパンカップダートへ出走できそうなので良かったです。大切な後継馬の仔だけに嬉しいですね。」と笑顔を浮かべGⅠ挑戦に期待を膨らます。
母マジカルウーマンに会うのは1年3ヶ月ぶりだったが、変ることなく繁殖牝馬らしい堂々とした馬体を若々しく見せている。良く手入れされた艶の良い蹄に母も大切に管理されている様子が伺われる。
兄ナイキアースワークと本馬の父はブライアンズタイムだが、2歳から当歳までの妹たちはサンデーサイレンス系の配合をしてアドマイヤベガ、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェの仔が誕生している。何れもサンデー系の綺麗な体の線をしているというが、性格は大人しい母親に似ずにヤンチャで本馬に似ているそうだ。今年は、また目先をかえてキングカメハメハを配合して夢を広げている。
母親を牽いてくれた担当スタッフの方も「大人しくて良い母親ですよ。」と大切な後継馬を優しく見つめていた。
マーケットブリーダーとして産駒のせり市場にも好成績を残す同牧場だが、そこには、他牧場に負けない飯田社長の努力がある。
生産から調教と最後まで育て上げた競走馬を競馬場へ送り込んでいる飯田社長は、その後も生産馬の競走成績が上るよう惜しみなく奔走している。
静内、千葉のトレセン、各競馬場と毎週のように回って、馬の状態を見ながら調教師の方たちと綿密な打ち合わせを繰り返しているそうだが、そこに馬主さんや調教師さん方との信頼感が生れている。
同牧場には、そろそろGⅠ馬が再び出て来そうな雰囲気が漂っている。