重賞ウィナーレポート

2008年07月27日 函館記念 Jpn3

2008年07月27日 函館競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:トーセンキャプテン

プロフィール

生年月日
2004年04月05日 04歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:8戦4勝
総収得賞金
140,050,000円
ジャングルポケット
母 (母父)
サンデーピクニック  by  サンデーサイレンス(USA)
馬主
島川 隆哉
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
角居 勝彦
騎手
藤岡 佑介
 今年の函館記念の表彰台には社台ファーム事務局の長浜卓也さんの姿があった。
 「勝ったトーセンキャプテンもですが、他にもこのレースにはタスカータソルテ、ブレーヴハートと生産馬が出走していてくれました。戦前はどの馬も勝って欲しいと思いながらレースを見ていましたが、その中でトーセンキャプテンが久しぶりの勝利をあげてくれたことは嬉しく思っています」(長浜さん)
 
 これがアーリントンC以来久しぶりの優勝。脚第3足根骨板状骨折での1年以上の休養を挟んで復帰5戦目の勝利となるが、長浜さんはこの勝利を「復活」という言葉では片付けたくないと言う。
 「3連勝した時にはクラシック候補と言われた馬ですし、もし、怪我がなければまだ優れた成績を残していたかもしれません。それだけにレースに復帰してから、ここまでの状態に仕上げてくれた角居厩舎のスタッフの皆さんに感謝するだけです」(長浜さん)
 
 母サンデーピクニックは現役時にフランスでデビューし、G3クレオパトル賞を制し、G1イギリスオークスでも4着に入着。日本に帰ってきてからも2勝をあげ、JPN3クイーンSでは3着になっている。父ジャングルポケット×母父サンデーサイレンスの配合馬では、今年のオークスを制したトールポピーの名前もあることからしても、これからの馬産地におけるニックス配合となりそうな気もしてくる。
 
 トーセンキャプテンの次走は札幌記念を予定。ここで改めて勝利をおさめた時に「復活」ではなく、秋G1戦線の「本命」ともなっていきそうだ。