2008年05月25日 東海S G2
優勝馬:ヤマトマリオン
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月23日 05歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:20戦4勝
- 総収得賞金
- 230,908,000円
- 母 (母父)
- ヤマトプリティ by アンバーシャダイ
- 馬主
- 坂東 まさ子
- 生産者
- 静内白井牧場 (静内)
- 調教師
- 安達 昭夫
- 騎手
- 小林 徹弥
単勝13番人気ながらゴール前で一瞬の鋭い切れ味を繰り出し2年ぶりに快走を見せた本馬。生産牧場の静内白井牧場、白井康博社長の驚きは大きかったようだ。
静内豊畑にある同牧場は、繁殖牝馬8頭、1歳馬の中間育成10頭と豊畑共同育成場(ダート1200m所有)を管理しながら15頭の育成調教馬を育てている。少数精鋭で競走馬づくりに励んでいるが、2年前の本馬のフローラS優勝をはじめ、GⅠほか重賞レースにも多くの出走馬を送り出している。
同牧場の創業は昭和25年で創業者は康博さんの父繁夫さん(現会長)、今も元気にしており本馬の快挙が大きな喜びとなったようだ。2代目は康博さんの兄慎一さんで、今も乗り役をこなしながら兄弟で牧場経営を担っている。
本馬は、2年前にフローラSを制してクラシック戦線への期待を抱かせたが、その後、オークス(12着)、秋華賞(9着)など重賞戦線に参戦を続けるも二桁前後の着順に甘んじてきた。
白井康博社長は「いい成績を上げられずにいたので、繁殖として牧場に戻す話も出ていました。当然、今回も期待はしていなかったですよ。馬券も買わずに家のテレビで横になりながら家族と見ていたら直線に入っても好位置に居たので、娘たちが騒いで私も起き上がって応援しました。着を拾えると思っていたのが勝ってしまいましたからびっくりですよ。信じられない気持ちでしたね。本馬には悪かったけれど馬券を買わなかったことなど忘れて喜びました。本馬の力を改めて見直しましたね。父オペラハウスの底力でしょう。」と本馬に脱帽の様子。
取材した牧場事務所には兄の慎一さんにも来ていただいていた。「頭が真っ白って言う感じ。びっくりしたよね。自分も馬券を勝っていなかったので残念でしたよ。」と慎一さんは、高配当(単勝10,220円)となった馬券をゲットできるチャンスを逃がし残念そうだ。
本馬の母ヤマトプリティも中央で6勝(涼秋Sなど)した活躍馬。アンバーシャダイやプレストウコウが肌に入り、母系をたどるとタマコダマ(父コダマ)など日高に根ざした名前がある。オールドファンにとっては胸を締め付けられるような血統背景だ。
「貴重な血統でしょう。大事に継いでいきたいですね。」と白井社長も嬉しそう。現在、兄弟では本馬だけが牝馬で、将来、同牧場の代表血統後継馬となりそうだ。
本馬は2番仔で、半兄に「菊花賞であのディープインパクトと走ったんですよ」(白井社長)というヤマトスプリンター(父マヤノトップガン)、2歳には母の毛色(芦毛)を継ぐ半弟(父バブルガムフェロー)が今年のデビューを目指している。1歳の半弟は父フジキセキと牧場の期待馬たちが続く。
本馬は、まだ5歳。今回の活躍に現役続行を決めているそうだが、夢はやはりGⅠ制覇。白井社長は「そんなに期待されたら困りますよ。でも、ダートが良さそうなのでジャパンカップダートにでも出走してくれたら嬉しいですね。そして少し重い馬場になってくれたらさらにいいね。」と。兄の慎一さんも、前回のフローラSの優勝記念写真を指差しながら「フローラSと今回は同じ3番枠だった。出来たら相性の良い3番枠から走ってもらいたい。」といって笑う。
伏兵馬が変り身を見せたのか、未知の力を開花させたのか、次走の走り具合を気にする白井兄弟の表情は明るい。
静内豊畑にある同牧場は、繁殖牝馬8頭、1歳馬の中間育成10頭と豊畑共同育成場(ダート1200m所有)を管理しながら15頭の育成調教馬を育てている。少数精鋭で競走馬づくりに励んでいるが、2年前の本馬のフローラS優勝をはじめ、GⅠほか重賞レースにも多くの出走馬を送り出している。
同牧場の創業は昭和25年で創業者は康博さんの父繁夫さん(現会長)、今も元気にしており本馬の快挙が大きな喜びとなったようだ。2代目は康博さんの兄慎一さんで、今も乗り役をこなしながら兄弟で牧場経営を担っている。
本馬は、2年前にフローラSを制してクラシック戦線への期待を抱かせたが、その後、オークス(12着)、秋華賞(9着)など重賞戦線に参戦を続けるも二桁前後の着順に甘んじてきた。
白井康博社長は「いい成績を上げられずにいたので、繁殖として牧場に戻す話も出ていました。当然、今回も期待はしていなかったですよ。馬券も買わずに家のテレビで横になりながら家族と見ていたら直線に入っても好位置に居たので、娘たちが騒いで私も起き上がって応援しました。着を拾えると思っていたのが勝ってしまいましたからびっくりですよ。信じられない気持ちでしたね。本馬には悪かったけれど馬券を買わなかったことなど忘れて喜びました。本馬の力を改めて見直しましたね。父オペラハウスの底力でしょう。」と本馬に脱帽の様子。
取材した牧場事務所には兄の慎一さんにも来ていただいていた。「頭が真っ白って言う感じ。びっくりしたよね。自分も馬券を勝っていなかったので残念でしたよ。」と慎一さんは、高配当(単勝10,220円)となった馬券をゲットできるチャンスを逃がし残念そうだ。
本馬の母ヤマトプリティも中央で6勝(涼秋Sなど)した活躍馬。アンバーシャダイやプレストウコウが肌に入り、母系をたどるとタマコダマ(父コダマ)など日高に根ざした名前がある。オールドファンにとっては胸を締め付けられるような血統背景だ。
「貴重な血統でしょう。大事に継いでいきたいですね。」と白井社長も嬉しそう。現在、兄弟では本馬だけが牝馬で、将来、同牧場の代表血統後継馬となりそうだ。
本馬は2番仔で、半兄に「菊花賞であのディープインパクトと走ったんですよ」(白井社長)というヤマトスプリンター(父マヤノトップガン)、2歳には母の毛色(芦毛)を継ぐ半弟(父バブルガムフェロー)が今年のデビューを目指している。1歳の半弟は父フジキセキと牧場の期待馬たちが続く。
本馬は、まだ5歳。今回の活躍に現役続行を決めているそうだが、夢はやはりGⅠ制覇。白井社長は「そんなに期待されたら困りますよ。でも、ダートが良さそうなのでジャパンカップダートにでも出走してくれたら嬉しいですね。そして少し重い馬場になってくれたらさらにいいね。」と。兄の慎一さんも、前回のフローラSの優勝記念写真を指差しながら「フローラSと今回は同じ3番枠だった。出来たら相性の良い3番枠から走ってもらいたい。」といって笑う。
伏兵馬が変り身を見せたのか、未知の力を開花させたのか、次走の走り具合を気にする白井兄弟の表情は明るい。