2008年12月06日 鳴尾記念 G3
優勝馬:サクラメガワンダー
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月25日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:25戦6勝
- 総収得賞金
- 420,094,000円
- 母 (母父)
- サクラメガ by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- (株) さくらコマース
- 生産者
- 新和牧場 (静内)
- 調教師
- 友道 康夫
- 騎手
- 福永 祐一
2005年ラジオたんぱ杯2歳S、2006年鳴尾記念と重賞を制してきた本馬は、この2年間もGⅠ3戦を含む重賞レースに10戦に出走、そのレースで8戦の掲示板に載るという堅実な走りを見せていた。
しかし、この結果に関係者の間には、もうひと頑張りだと言う思いが続いていたようでもある。
新和牧場の谷岡毅社長は「今後のレースのためにも負けられない一戦だったからね。今まで応援していただいたファンの方には、GⅢで物足りなさも残ったかもしれませんがこれからが楽しみですよ。今回は状態が大変良かったこともあるけれど、馬が成長しておとなになった。課題だった輸送もスムーズになり、馬体の筋肉の付き方が変って、走っている時のフォームを見ると筋肉が躍動していたでしょう。ジョッキー(福永祐一騎手)も追い出してトップスピードに持っていくタイミングを掴み、馬を手の内に入れたようなので、これから面白い競馬が出来ると思う。」と確かな手ごたえを掴んだようだ。
新和牧場は、“サクラ”の冠名を持つ競走馬の生産・馴致・育成・調教までを手がけている。
現在、静内田原の本場と同町豊畑の分場などで行なう繁殖牝馬20頭での生産活動から、本場のトレーニングコースを利用して約30頭の育成馬を育てるが、本場の他にBTC(浦河)、天栄ホースパーク(福島)、ダービースクエア(同町)にもスタッフを派遣して育成活動を行なっている。スタッフの総勢は50名以上と大所帯だ。
そこを取り仕切る谷岡社長は、取材中に入る電話やスタッフの報告にもてきぱきと指示を与えていく。事務所に来る関係者に有名な“新和事務所の美味しいコーヒー”を頂いている間に、さりげなく仕事をこなしていくものだから、ついつい甘えて取材を長引かせてしまう・・・。
本馬の母サクラメガ(母の父サンデーサイレンス)に会いに豊畑分場を訪れると、分場の責任者の上岡さんは、「相変わらず元気です。前より少しおとなしくなりましたよ。」と頼もしそうに母親を見つめる。本馬の久し振りの優勝には、相当に嬉しそうな面持ちで満面に笑みがこぼれる。
母サクラメガ(母の父サンデーサイレンス)の兄姉にはサクラチトセオー(父トニービン 天皇賞・秋、AJCC、中山記念)、サクラキャンドル(父サクラユタカオー エリザベス女王杯、府中牝馬、クイーンS)を持つ同牧場の大事な血統後継馬。
本馬は、母サクラメガとグラスワンダーの間に生まれ、1番仔ながら産まれた時から大きな馬格を持ち、幼駒の頃から寄せられていた牧場の大きな期待に応えている。
1歳には全妹がいて、本場で中期育成中。来年はシンボリクリスエスの兄弟が生まれる予定でこちらも楽しみだ。
先ずは、本馬のGⅠ制覇が最大の目標となるが有馬記念出走の可能性も残されるだけに、ひと回り成長した本馬の活躍に期待は膨らむ。
しかし、この結果に関係者の間には、もうひと頑張りだと言う思いが続いていたようでもある。
新和牧場の谷岡毅社長は「今後のレースのためにも負けられない一戦だったからね。今まで応援していただいたファンの方には、GⅢで物足りなさも残ったかもしれませんがこれからが楽しみですよ。今回は状態が大変良かったこともあるけれど、馬が成長しておとなになった。課題だった輸送もスムーズになり、馬体の筋肉の付き方が変って、走っている時のフォームを見ると筋肉が躍動していたでしょう。ジョッキー(福永祐一騎手)も追い出してトップスピードに持っていくタイミングを掴み、馬を手の内に入れたようなので、これから面白い競馬が出来ると思う。」と確かな手ごたえを掴んだようだ。
新和牧場は、“サクラ”の冠名を持つ競走馬の生産・馴致・育成・調教までを手がけている。
現在、静内田原の本場と同町豊畑の分場などで行なう繁殖牝馬20頭での生産活動から、本場のトレーニングコースを利用して約30頭の育成馬を育てるが、本場の他にBTC(浦河)、天栄ホースパーク(福島)、ダービースクエア(同町)にもスタッフを派遣して育成活動を行なっている。スタッフの総勢は50名以上と大所帯だ。
そこを取り仕切る谷岡社長は、取材中に入る電話やスタッフの報告にもてきぱきと指示を与えていく。事務所に来る関係者に有名な“新和事務所の美味しいコーヒー”を頂いている間に、さりげなく仕事をこなしていくものだから、ついつい甘えて取材を長引かせてしまう・・・。
本馬の母サクラメガ(母の父サンデーサイレンス)に会いに豊畑分場を訪れると、分場の責任者の上岡さんは、「相変わらず元気です。前より少しおとなしくなりましたよ。」と頼もしそうに母親を見つめる。本馬の久し振りの優勝には、相当に嬉しそうな面持ちで満面に笑みがこぼれる。
母サクラメガ(母の父サンデーサイレンス)の兄姉にはサクラチトセオー(父トニービン 天皇賞・秋、AJCC、中山記念)、サクラキャンドル(父サクラユタカオー エリザベス女王杯、府中牝馬、クイーンS)を持つ同牧場の大事な血統後継馬。
本馬は、母サクラメガとグラスワンダーの間に生まれ、1番仔ながら産まれた時から大きな馬格を持ち、幼駒の頃から寄せられていた牧場の大きな期待に応えている。
1歳には全妹がいて、本場で中期育成中。来年はシンボリクリスエスの兄弟が生まれる予定でこちらも楽しみだ。
先ずは、本馬のGⅠ制覇が最大の目標となるが有馬記念出走の可能性も残されるだけに、ひと回り成長した本馬の活躍に期待は膨らむ。