重賞ウィナーレポート

2008年08月24日 札幌記念 Jpn2

2008年08月24日 札幌競馬場 曇 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:タスカータソルテ

プロフィール

生年月日
2004年05月20日 04歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:15戦5勝
総収得賞金
224,054,000円
ジャングルポケット
母 (母父)
ブリリアントカット  by  ノーザンテースト(CAN)
馬主
(有) 社台レースホース
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
藤原 英昭
騎手
横山 典弘
 道中での不利もあり、7着に破れた函館記念。が社台ファーム事務局の長濱卓也氏はこの結果を全く悲観していなかった。

 「函館記念のレース後に藤原英昭先生から『牧場での調整が良かったから、馬は良くできていたよ』とお褒めの言葉をいただいたことも励みになりました。その後、函館記念の前と同じように、牧場に戻って調整されることとなったのですが、その時は前回よりもいい状態で送り出せたという実感がありましたね」(長濱氏)

 それはタスカータソルテを迎え入れたスタッフも一緒だった。
 予定通りの調教がこなすことができたが、G1馬も出走するなど相手が函館記念よりも強化された札幌記念となったが、ここでタスカータソルテは想像以上の結果を見せることとなる。だが、長濱氏が感動したのは、レース後に再び戻ってきたタスカータソルテの姿を見たときだった。

「レコード決着という厳しいレースをしていながら、全く痛んでいるところが無く、それどころか厳しい競馬をしてきた馬に見られるような筋肉のゆがみも見られませんでした。これは厩舎スタッフが最善の注意を払って最高の仕上げをしてくれたことの他でも無いと思います」(長浜氏)

 「勝って兜の緒を締めよ」という言葉があるが、社台ファームではこの結果にを受けて、まだまだ厩舎との結びつきを強くしていきながら、牧場で出来る最善の仕事をしていきたいという空気も生まれているという。 
 その思いが結実されるのは、秋G1戦線最大の目標とされる天皇賞・秋となりそうだが、ここでも社台ファーム=藤原英厩舎のタッグが送り出したタスカータソルテは最高のパフォーマンスを見せてくれることになりそうだ。