2007年01月28日 根岸S G3
優勝馬:ビッググラス
プロフィール
- 生年月日
- 2001年04月24日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:28戦7勝
- 総収得賞金
- 174,860,000円
- 母 (母父)
- ドラゴンリリー by イブンベイ(GB)
- 馬主
- 坪野谷 和平
- 生産者
- マークリ牧場 (静内)
- 調教師
- 中尾 秀正
- 騎手
- 村田 一誠
静内真歌にあるマークリ牧場は、1993年にセントライト記念を制したラガーチャンピオン(父ホリスキー)を出しているが、一昨年には、3月のクリスタルCでは産駒のディープサマー(父タイキシャトル)が優勝を遂げている。
本馬は、このレースを人気薄ながら直線鋭く抜け出して、有力馬をねじ伏せるという強い勝ち方をしただけに矢野喜代春社長も嬉しそうだ。「4角で詰まっていたからどうなるのかと思ったよ。直線で出てきた時は5着ぐらいには行けそうだと見ていたら、あっという間に勝ってしまったね。凄い脚を見せてくれた。残念ながら、馬券のほうは新聞の予想オッズを見ても、3連複で50番目ぐらいにようやく馬番が出ていたので買い損ねてしまった。失敗したよ。」と笑う。
横に居た奥さんも「うちの従業員は、ちゃんと買っていたのにね」と笑顔を見せながら高配当を演出した愛馬を賞賛する。
幼駒時代のことを伺うと「細く生まれきた仔だったけれど、すぐに巾も出て大きくなった、それでも500K以上(本レース出走時は518K)までになるとは思わなかったし、芝よりもダート馬のイメージあった。性格もドン(半兄のビッグドン、中央6勝地方4勝を上げ活躍している)よりおとなしい仔だったのが競走馬として大人になったのだろうね。ここまで成長して本格化したのは関係者の努力でしかない、本当に感謝しますよ。」と愛馬の成長に目を細める。
本馬の母ドラゴンリリー(母の父イブンベイ)は、牧場創業時から飼養していたという祖祖母マークリレコードからの後継牝馬。本馬の活躍で名実ともに同牧場の基礎牝系に浮かびあがった。この牝系に矢野社長は「祖祖母につけたリイフオ-の血が良い面と雰囲気を肌に残しているようだね。本馬の親仔や祖母の親仔は馬格や大きさは夫々に違うけれど、雰囲気が似ていて放牧しているのを遠目で見ると判らない時もある。」と語る。
本馬は3番仔で、前述ビッグドン(7歳 父ブライアンズタイム)の他、半弟のガジュマル(4歳 父タマモクロス)中央出走後、地方で3勝を上げ活躍中。半妹の2歳(父アグネスデジタル)、1歳(父マイネルラヴ)はすでに馬主さんに引き取られ育成・調教中だという。
真歌の丘の一番奥手にあるマークリ牧場は、前夜からの大雪で埋まっている。昨年の取材時と同じような光景だが、冬の淡い陽ざしを受けて眩いばかりだ。
丘の斜面の合間にある厩舎や自宅はどっしりと居を構えて暖気が上っている。
本馬の活躍に、生産に励みながら牧場の存在を静かに主張しているような力強さが伝わってくる。
本馬は、このレースを人気薄ながら直線鋭く抜け出して、有力馬をねじ伏せるという強い勝ち方をしただけに矢野喜代春社長も嬉しそうだ。「4角で詰まっていたからどうなるのかと思ったよ。直線で出てきた時は5着ぐらいには行けそうだと見ていたら、あっという間に勝ってしまったね。凄い脚を見せてくれた。残念ながら、馬券のほうは新聞の予想オッズを見ても、3連複で50番目ぐらいにようやく馬番が出ていたので買い損ねてしまった。失敗したよ。」と笑う。
横に居た奥さんも「うちの従業員は、ちゃんと買っていたのにね」と笑顔を見せながら高配当を演出した愛馬を賞賛する。
幼駒時代のことを伺うと「細く生まれきた仔だったけれど、すぐに巾も出て大きくなった、それでも500K以上(本レース出走時は518K)までになるとは思わなかったし、芝よりもダート馬のイメージあった。性格もドン(半兄のビッグドン、中央6勝地方4勝を上げ活躍している)よりおとなしい仔だったのが競走馬として大人になったのだろうね。ここまで成長して本格化したのは関係者の努力でしかない、本当に感謝しますよ。」と愛馬の成長に目を細める。
本馬の母ドラゴンリリー(母の父イブンベイ)は、牧場創業時から飼養していたという祖祖母マークリレコードからの後継牝馬。本馬の活躍で名実ともに同牧場の基礎牝系に浮かびあがった。この牝系に矢野社長は「祖祖母につけたリイフオ-の血が良い面と雰囲気を肌に残しているようだね。本馬の親仔や祖母の親仔は馬格や大きさは夫々に違うけれど、雰囲気が似ていて放牧しているのを遠目で見ると判らない時もある。」と語る。
本馬は3番仔で、前述ビッグドン(7歳 父ブライアンズタイム)の他、半弟のガジュマル(4歳 父タマモクロス)中央出走後、地方で3勝を上げ活躍中。半妹の2歳(父アグネスデジタル)、1歳(父マイネルラヴ)はすでに馬主さんに引き取られ育成・調教中だという。
真歌の丘の一番奥手にあるマークリ牧場は、前夜からの大雪で埋まっている。昨年の取材時と同じような光景だが、冬の淡い陽ざしを受けて眩いばかりだ。
丘の斜面の合間にある厩舎や自宅はどっしりと居を構えて暖気が上っている。
本馬の活躍に、生産に励みながら牧場の存在を静かに主張しているような力強さが伝わってくる。