2005年09月11日 セントウルS G3
優勝馬:ゴールデンキャスト
プロフィール
- 生年月日
- 2000年03月01日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:32戦6勝
- 総収得賞金
- 273,362,000円
- 母 (母父)
- リターンバンダム by Niniski(USA)
- 馬主
- 前田 幸治
- 生産者
- バンダム牧場 (荻伏)
- 調教師
- 橋口 弘次郎
- 騎手
- 小牧 太
本馬のふるさとは浦河町上東栄のバンダム牧場。同牧場にとっても、昨年の同レース優勝以来(取材掲載あり)の重賞勝鞍となり、場長の寺屋圭一さんも喜びの中にもホッとした安堵の表情を見せている。
寺屋場長はこの日、札幌競馬場へ生産馬の応援に行き、帰りの車中で観戦したそうだが、「丁度、電波の悪い所だったので、カーテレビの映りが悪く、前半のレース振りが分かりませんでした。それでも直線で脚色が良く競り合いを勝ったところは、はっきりと分かりましたので嬉しかったですね」とゴールシーンを振り返る。
この牧場のマーケットブリーダーとしての責任を担うだけに本馬の一年ぶりの殊勲に喜びも大きく「先生(橋口調教師)に直ぐお礼の電話を入れましたら、先生も嬉しそうでした。休養後に好走していますが、本馬は逞しくなりましたね。オーナー(前田幸治氏)や先生のお陰です。先週は小倉に行きましたが、小牧騎手は小倉2歳Sで武豊騎手に鼻差負けて悔しそうでしたので、最後の競り合いは彼の意地を見せてくれたのでしょう。先生は、GⅠ(スプリンターズS)リベンジに自信もありそうなので楽しみです。昨年は不良馬場に惨敗(11着)したので、天気が良くなるように祈るだけです」と陣営に信頼を寄せる。
本馬の母リターンバンダム(母の父Niniski)は、昨年の取材時には元気にしていたが今年移動先の牧場で死亡したという。3歳の半妹リターンケープ(父マヤノトップガン、中央デビュー3戦)が最後となったが、後継馬として牧場に戻った第1仔の半姉リターンキャスト(父ノーザンテースト)が3仔を誕生させている。仔出しが良く、いずれも良い馬格をしている様子。当歳の牡馬(父アグネスデジタル)はビッグレッドファームに行く予定で、1年後にはハードなトレーニングが待つ。本馬の活躍に、これからの弟妹や近親の活躍が期待出来そうだ。
外は小雨だったが、寺屋場長とスタッフの狩野さんが丘の上の一番高い放牧地に案内してくれた。眼下に荻伏の牧場群を見下ろし、その先に太平洋が広がる素晴らしい景観に寺屋場長は、「社長(山科統氏)は、色々と夢を持っているようです。」と微笑む。その山科社長の趣味の一つが陶芸で腕前はプロ級だとか。現在、牧場内に窯を持ち、スタッフも戸惑いながらも修行中という。冬の比較的に暇な時期には、当地の婦人部の依頼に応え、陶芸教室を開くこともあるようで、馬産地の文化にも貢献している。第19回セントウルS(GIII)は、5番人気ゴールデンキャスト(牡5歳、父タイキシャトル)が、小牧太騎手の手綱に応えて、逃げ粘る3歳馬・ホーマンテキーラを交わして先頭でゴール。1年振りの嬉しい勝利を重賞連覇で飾った。
寺屋場長はこの日、札幌競馬場へ生産馬の応援に行き、帰りの車中で観戦したそうだが、「丁度、電波の悪い所だったので、カーテレビの映りが悪く、前半のレース振りが分かりませんでした。それでも直線で脚色が良く競り合いを勝ったところは、はっきりと分かりましたので嬉しかったですね」とゴールシーンを振り返る。
この牧場のマーケットブリーダーとしての責任を担うだけに本馬の一年ぶりの殊勲に喜びも大きく「先生(橋口調教師)に直ぐお礼の電話を入れましたら、先生も嬉しそうでした。休養後に好走していますが、本馬は逞しくなりましたね。オーナー(前田幸治氏)や先生のお陰です。先週は小倉に行きましたが、小牧騎手は小倉2歳Sで武豊騎手に鼻差負けて悔しそうでしたので、最後の競り合いは彼の意地を見せてくれたのでしょう。先生は、GⅠ(スプリンターズS)リベンジに自信もありそうなので楽しみです。昨年は不良馬場に惨敗(11着)したので、天気が良くなるように祈るだけです」と陣営に信頼を寄せる。
本馬の母リターンバンダム(母の父Niniski)は、昨年の取材時には元気にしていたが今年移動先の牧場で死亡したという。3歳の半妹リターンケープ(父マヤノトップガン、中央デビュー3戦)が最後となったが、後継馬として牧場に戻った第1仔の半姉リターンキャスト(父ノーザンテースト)が3仔を誕生させている。仔出しが良く、いずれも良い馬格をしている様子。当歳の牡馬(父アグネスデジタル)はビッグレッドファームに行く予定で、1年後にはハードなトレーニングが待つ。本馬の活躍に、これからの弟妹や近親の活躍が期待出来そうだ。
外は小雨だったが、寺屋場長とスタッフの狩野さんが丘の上の一番高い放牧地に案内してくれた。眼下に荻伏の牧場群を見下ろし、その先に太平洋が広がる素晴らしい景観に寺屋場長は、「社長(山科統氏)は、色々と夢を持っているようです。」と微笑む。その山科社長の趣味の一つが陶芸で腕前はプロ級だとか。現在、牧場内に窯を持ち、スタッフも戸惑いながらも修行中という。冬の比較的に暇な時期には、当地の婦人部の依頼に応え、陶芸教室を開くこともあるようで、馬産地の文化にも貢献している。第19回セントウルS(GIII)は、5番人気ゴールデンキャスト(牡5歳、父タイキシャトル)が、小牧太騎手の手綱に応えて、逃げ粘る3歳馬・ホーマンテキーラを交わして先頭でゴール。1年振りの嬉しい勝利を重賞連覇で飾った。