2005年06月26日 宝塚記念 G1
優勝馬:スイープトウショウ
プロフィール
- 生年月日
- 2001年05月09日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:13戦6勝
- 総収得賞金
- 744,824,000円
- 父
- エンドスウィープ(USA)
- 母 (母父)
- タバサトウショウ by ダンシングブレーヴ(USA)
- 馬主
- トウショウ産業 (株)
- 生産者
- トウショウ産業株式会社トウショウ牧場 (静内)
- 調教師
- 鶴留 明雄
- 騎手
- 池添 謙一
ファンタジーSGIII、チューリップ賞GIII、秋華賞GⅠに続く本馬のGタイトルが国際GⅠ認定の本レース。最強の牡馬相手の勝利だけに、オーナーブリーダーであるトウショウ牧場(静内町東別)の喜びはまた格別なものとなった。
同牧場の志村場長は、事務所のテレビでの応援となったそうだが、レースを振り返り「池添(騎手)君が絶妙な騎乗ぶりを見せましたね。ドンピシャリのタイミングで鞭を入れて本馬の末脚を最大限に活かしてくれました。前走(安田記念)で2着に来てくれた時に進路を塞がれる状況になって、少し早く出て負けたと悔やんでいましたからね。レース直後の彼(池添騎手)の喜びようも解ります」とジョッキーを讃える。
本馬は前2重賞(チューリップ賞、秋華賞)の優勝時にも紹介させて頂いたが、幼駒の頃よりスタッフを困らせるヤンチャ者。調教時には平気で1時間も立ち止まり動かない態度をとり、レースではゲートに入ろうとしない状況が続いたが、「実は、この冬に競馬会から再ゲート審査を通達されまして、阪神競馬場で最終レース終了後にファンファーレも入れて再審査が行われました。以前、同じ状況で強い馬がレースに出られなくなったのを覚えていたので、一瞬“引退か?”と不安になったこともありました。この2走を見る限りでは成長したようです。鶴留先生はじめ厩舎スタッフの方が色々工夫され、苦労して良く育ててくれました」と相変わらず志村場長をハラハラさせ続けていたようだ。
本レースでは、好位中団につけて直線で差し切る王道の勝ち方に「こういうレースが出来るのなら(みんなに迷惑を掛ける前に)早くやって貰いたかったよ」と愛馬に本音を寄せる表情はやはり嬉しそう。
母タバサトウショウ(母の父ダンシングブレーブ)は本場の放牧地で元気にしていた。本馬の半弟となるトウショウブロンズ(父ダンスインザダーク・現役)出産後、2年間、空胎が続いたが、体を充分貯めて今年は父クロフネの男の仔が誕生。
「バランスも良く、良い仔でしょう」(志村場長)と早くも期待がかかる。今年はさらに注目の新種牡馬キングカメカメハを配合し受胎を確認したそうだ。
今後の本馬の活躍に夢が膨らむが、志村場長はオーナーとして「勝てるときは、一つでも勝たせてあげたい。強いの(ディープインパクト)が(古馬戦に)上ってくる前に天皇賞・秋が欲しいですよね」と。またブリーダーとして「無事に繁殖として戻り活躍馬をつくって貰いたい。代々引き継がれた、ここの代表後継馬ですから」と、オーナーブリーダーならではの贅沢な楽しい悩みは続く。
安田記念には競馬場へ応援に行った志村場長も、惜敗の2着に「自分が行って負けてしまいましたから、今回は、女房にスタッフを連れて行ってもらいました」と験を担ぎ、見事に優勝した。秋の大一番には、勝利の女神にまた応援に行って貰う事になるのだろうか。第46回宝塚記念(GI)は、11番人気の伏兵・スイープトウショウ(牝4歳、父エンドスウィープ)が、池添謙一騎手の手綱に応えて並みいる強豪牡馬を差し切って優勝。昨年の秋華賞以来となるGI2勝目を上げた。
同牧場の志村場長は、事務所のテレビでの応援となったそうだが、レースを振り返り「池添(騎手)君が絶妙な騎乗ぶりを見せましたね。ドンピシャリのタイミングで鞭を入れて本馬の末脚を最大限に活かしてくれました。前走(安田記念)で2着に来てくれた時に進路を塞がれる状況になって、少し早く出て負けたと悔やんでいましたからね。レース直後の彼(池添騎手)の喜びようも解ります」とジョッキーを讃える。
本馬は前2重賞(チューリップ賞、秋華賞)の優勝時にも紹介させて頂いたが、幼駒の頃よりスタッフを困らせるヤンチャ者。調教時には平気で1時間も立ち止まり動かない態度をとり、レースではゲートに入ろうとしない状況が続いたが、「実は、この冬に競馬会から再ゲート審査を通達されまして、阪神競馬場で最終レース終了後にファンファーレも入れて再審査が行われました。以前、同じ状況で強い馬がレースに出られなくなったのを覚えていたので、一瞬“引退か?”と不安になったこともありました。この2走を見る限りでは成長したようです。鶴留先生はじめ厩舎スタッフの方が色々工夫され、苦労して良く育ててくれました」と相変わらず志村場長をハラハラさせ続けていたようだ。
本レースでは、好位中団につけて直線で差し切る王道の勝ち方に「こういうレースが出来るのなら(みんなに迷惑を掛ける前に)早くやって貰いたかったよ」と愛馬に本音を寄せる表情はやはり嬉しそう。
母タバサトウショウ(母の父ダンシングブレーブ)は本場の放牧地で元気にしていた。本馬の半弟となるトウショウブロンズ(父ダンスインザダーク・現役)出産後、2年間、空胎が続いたが、体を充分貯めて今年は父クロフネの男の仔が誕生。
「バランスも良く、良い仔でしょう」(志村場長)と早くも期待がかかる。今年はさらに注目の新種牡馬キングカメカメハを配合し受胎を確認したそうだ。
今後の本馬の活躍に夢が膨らむが、志村場長はオーナーとして「勝てるときは、一つでも勝たせてあげたい。強いの(ディープインパクト)が(古馬戦に)上ってくる前に天皇賞・秋が欲しいですよね」と。またブリーダーとして「無事に繁殖として戻り活躍馬をつくって貰いたい。代々引き継がれた、ここの代表後継馬ですから」と、オーナーブリーダーならではの贅沢な楽しい悩みは続く。
安田記念には競馬場へ応援に行った志村場長も、惜敗の2着に「自分が行って負けてしまいましたから、今回は、女房にスタッフを連れて行ってもらいました」と験を担ぎ、見事に優勝した。秋の大一番には、勝利の女神にまた応援に行って貰う事になるのだろうか。第46回宝塚記念(GI)は、11番人気の伏兵・スイープトウショウ(牝4歳、父エンドスウィープ)が、池添謙一騎手の手綱に応えて並みいる強豪牡馬を差し切って優勝。昨年の秋華賞以来となるGI2勝目を上げた。