2004年11月13日 京王杯2歳S G2
優勝馬:スキップジャック
プロフィール
- 生年月日
- 2002年03月24日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:4戦2勝
- 総収得賞金
- 57,397,000円
- 父
- メジロライアン
- 母 (母父)
- ヒカリクリスタル by ラツキーソブリン(USA)
- 馬主
- ディアレスト
- 生産者
- 富菜牧場 (浦河)
- 調教師
- 高橋 裕
- 騎手
- 勝浦 正樹
本馬のふるさとは浦河町杵臼の富菜牧場。天馬街道沿いに流れる日高幌別川の広い河川敷にある牧場地帯の真ん中にある。繁殖牝馬は7頭で、富菜勝美夫妻で世話をしている。42年より先代の千年雄氏より引継いでいるが、本馬の重賞初制覇は牧場にとっても初めてとなる重賞制覇で喜びは弾ける。
富菜氏は「本馬には特に大きな想い入れがあります。この血統で勝てたのも誇りに思います」と語る。
本馬は牧場にとって大事に引き継いできた血統馬で、幼駒の頃より活躍が期待されていたが、自信を持って上場したセリ市場で落札されなかった。3度目の市場で売却をあきらめた富菜氏は「なぜ売れないか分らなかった。少し外向している前脚の影響かもしれないが、期待できる仔だったのですよ」と1歳の秋には管内でも有数の育成牧場に預けた。ここで本馬の天性が開花。この育成牧場(ディアレストクラブ)に売却され本格的に調教された。「2歳の春に見た本馬はトモにも厚みが増し、身が入って素晴らしく成長しており、おもわず“オープン馬”だと声を上げてしまいました」(富菜氏)と確信を持った。その後は順調に歩み今回の快挙となった。
「馬にも巡り合わせがありますね。本馬はディアレストさんに見出され、高橋(裕)先生にお世話になって重賞に勝つことが出来ました。御二方がいなかったらどうなっていたかも分かりません」と感謝し、売却での苦労を振り返りながら満足そうに笑顔を見せる。
本馬の母はヒカリクリスタル(母の父ラッキーソブリン)。ノーザンダンサーも肌に入るが、母系は富菜氏がお世話になったバンブー牧場より譲り受け(テンプルバンブー、近親にバンブーメモリーなど)、大事に引き継いでいる血統。しかし母はこの春、第4仔の半妹(父ブラックホーク)を出産後に事故死した。本馬は第2仔になるが、半兄クリスタルボンバー3歳(父サッカーボーイ)は現役で地方1勝をあげ活躍中。半弟の牡1歳(父サッカーボーイ)は同町内の育成牧場で調教中だが、柔らかな体質で乗り具合もよく評判が良いと言う。当歳の牝馬(父ブラックホーク)は同牧場に放牧中だが、しっかりとしたトモを持ち大きく見栄えのする仔だ。将来の血統後継馬としての期待もかかる。
本馬の活躍も見ずに亡くなった母ヒカリクリスタルだが、富菜夫妻にとっては相当辛かったようで、この母と仲良くしていた夫妻の11歳の娘さんの悲しむ姿、生まれたばかりで戸惑う幼駒を見て切ない思いをしたと言う。
仕事に一途なご夫妻に本馬の活躍は嬉しい。本馬はまだ2歳、クラシック戦線への夢に、「強い馬がどんどん出てくるからね、でも頑張ってもらいたい」と期待を膨らませていた。 新潟2歳Sを制して1番人気に推されたマイネルレコルトが伸びを欠くなか、9番人気のスキップジャックがメンバー最速の3F34秒0の末脚を繰り出してインを強襲した。
富菜氏は「本馬には特に大きな想い入れがあります。この血統で勝てたのも誇りに思います」と語る。
本馬は牧場にとって大事に引き継いできた血統馬で、幼駒の頃より活躍が期待されていたが、自信を持って上場したセリ市場で落札されなかった。3度目の市場で売却をあきらめた富菜氏は「なぜ売れないか分らなかった。少し外向している前脚の影響かもしれないが、期待できる仔だったのですよ」と1歳の秋には管内でも有数の育成牧場に預けた。ここで本馬の天性が開花。この育成牧場(ディアレストクラブ)に売却され本格的に調教された。「2歳の春に見た本馬はトモにも厚みが増し、身が入って素晴らしく成長しており、おもわず“オープン馬”だと声を上げてしまいました」(富菜氏)と確信を持った。その後は順調に歩み今回の快挙となった。
「馬にも巡り合わせがありますね。本馬はディアレストさんに見出され、高橋(裕)先生にお世話になって重賞に勝つことが出来ました。御二方がいなかったらどうなっていたかも分かりません」と感謝し、売却での苦労を振り返りながら満足そうに笑顔を見せる。
本馬の母はヒカリクリスタル(母の父ラッキーソブリン)。ノーザンダンサーも肌に入るが、母系は富菜氏がお世話になったバンブー牧場より譲り受け(テンプルバンブー、近親にバンブーメモリーなど)、大事に引き継いでいる血統。しかし母はこの春、第4仔の半妹(父ブラックホーク)を出産後に事故死した。本馬は第2仔になるが、半兄クリスタルボンバー3歳(父サッカーボーイ)は現役で地方1勝をあげ活躍中。半弟の牡1歳(父サッカーボーイ)は同町内の育成牧場で調教中だが、柔らかな体質で乗り具合もよく評判が良いと言う。当歳の牝馬(父ブラックホーク)は同牧場に放牧中だが、しっかりとしたトモを持ち大きく見栄えのする仔だ。将来の血統後継馬としての期待もかかる。
本馬の活躍も見ずに亡くなった母ヒカリクリスタルだが、富菜夫妻にとっては相当辛かったようで、この母と仲良くしていた夫妻の11歳の娘さんの悲しむ姿、生まれたばかりで戸惑う幼駒を見て切ない思いをしたと言う。
仕事に一途なご夫妻に本馬の活躍は嬉しい。本馬はまだ2歳、クラシック戦線への夢に、「強い馬がどんどん出てくるからね、でも頑張ってもらいたい」と期待を膨らませていた。 新潟2歳Sを制して1番人気に推されたマイネルレコルトが伸びを欠くなか、9番人気のスキップジャックがメンバー最速の3F34秒0の末脚を繰り出してインを強襲した。