2005年04月24日 福島牝馬S G3
優勝馬:メイショウオスカル
プロフィール
- 生年月日
- 2001年02月25日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:15戦3勝
- 総収得賞金
- 180,457,000円
- 馬主
- 松本 好雄
- 生産者
- 日西牧場 (門別)
- 調教師
- 安達 昭夫
- 騎手
- 後藤 浩輝
本馬のふるさとは門別町豊郷の日西牧場。1年前のフローラS制覇以来の取材(04年4月掲載)となるが、古馬になってさらに本格化した本馬の快挙に牧場の喜びは大きい。
社長の高山裕基氏はかつて日高の生産者団体(日高軽種馬農協)の理事を務め馬産界に貢献された方で、馬主さんや競馬関係者などとの面識も広いが「もう私の時代ではないですよ。すべて息子たちに任せています。」(高山社長)と語る。現在はその長男の直樹さんと次男、英樹さんが中心となり、10名のスタッフと38頭ほどの繁殖牝馬を飼養し、牧場を切り盛りしている。
今回のレースには直樹さんが福島競馬場に駆けつけ優勝の喜びを安達昭夫調教師と共にしたそうだが、レース後に安達師も一緒に日高入りしており、高山社長ご家族と喜びの歓談の最中にお邪魔させて頂いた。
高山社長は「調教師の中で一番の男前」と安達師を評しつつ「本馬を丁寧に育ててくれた先生のお陰ですよ。」と感謝するが、安達師は「いえいえ、後藤(浩輝騎手)のお陰です。」と殊勲を鞍上に譲る。本馬は幼駒の頃おとなしい仔だったようだが、「最近は気の強いところも見せ精神的にもかなり大人の馬になった。」と安達師はいう。3馬身差の圧勝だった今回の福島牝馬Sの結果に、確かな手ごたえをつかんだ様子。
「本馬は非常に気が行く(一生懸命走る)馬ですから、これからも楽しみです。」との調教師の言葉に、ご家族も嬉しそうに相槌を打つ。
本馬の母は同牧場産のメイショウヤヨイ(母の父アンバーシャダイ)。高山社長が先代より大事に引き継いできた血統で「祖母ニッセイリラ(祖母の父ロードリージ)は良く走る血統なのです。スピードのあるアンバーシャダイを付け(メイショウ)ヤヨイの誕生までが私の仕事、ヤヨイにフジキセキを選び本馬をつくり上げたのは息子たちですよ。」と高山社長は目を細める。直樹さんと英樹さんの手で近年活躍馬の目立つサンデーサイレンスとノーザンテーストの血が入る名血の本馬が誕生したことになる。本馬は第5仔になるが、産駒は牡馬が多く、メイショウオスカルには血統後継馬としての期待もかかる。
1年前の取材で紹介させて頂いた期待の半弟(父アグネスタキオン)は現在2歳となり同町の育成場で後期育成中。間もなく安達師の厩舎に入厩予定で、直樹さんと安達師に同行させていただき、育成場に会いに行った。すっかり逞しくなっており、気品のある馬格とシルバー色の鬣(たてがみ)を、安達師も頼もしそうに見入っていた。順調に行けば夏のデビューとなりそうなので注目を。
高山親子と安達師は、師の開業(平成12年)以前からの付き合いで、直樹さんは「ぼくが仕事に携わる頃からのお付き合いで、良き先生です。」とお互いの公私にわたる信頼関係を築いている。安達師と、高山家がまるで家族のようにくつろいでいたのが印象的だった。
語り口も柔らかくダンディな“安達師とオスカル”。どうも“宝塚”記念が気になりませんか。仕事に打ち込む高山兄弟のためにも本馬に声援をお願いいたします。1回福島開催を締めくくる古馬牝馬限定GIII、第2回福島牝馬Sは、後藤浩輝騎乗で1番人気のメイショウオスカル(牝4歳)が好位追走から早めに抜け出すと、後続を3馬身引き離して快勝した。通算15戦3勝。重賞は昨年のフローラS以来、丸1年振りとなる2勝目となった。
社長の高山裕基氏はかつて日高の生産者団体(日高軽種馬農協)の理事を務め馬産界に貢献された方で、馬主さんや競馬関係者などとの面識も広いが「もう私の時代ではないですよ。すべて息子たちに任せています。」(高山社長)と語る。現在はその長男の直樹さんと次男、英樹さんが中心となり、10名のスタッフと38頭ほどの繁殖牝馬を飼養し、牧場を切り盛りしている。
今回のレースには直樹さんが福島競馬場に駆けつけ優勝の喜びを安達昭夫調教師と共にしたそうだが、レース後に安達師も一緒に日高入りしており、高山社長ご家族と喜びの歓談の最中にお邪魔させて頂いた。
高山社長は「調教師の中で一番の男前」と安達師を評しつつ「本馬を丁寧に育ててくれた先生のお陰ですよ。」と感謝するが、安達師は「いえいえ、後藤(浩輝騎手)のお陰です。」と殊勲を鞍上に譲る。本馬は幼駒の頃おとなしい仔だったようだが、「最近は気の強いところも見せ精神的にもかなり大人の馬になった。」と安達師はいう。3馬身差の圧勝だった今回の福島牝馬Sの結果に、確かな手ごたえをつかんだ様子。
「本馬は非常に気が行く(一生懸命走る)馬ですから、これからも楽しみです。」との調教師の言葉に、ご家族も嬉しそうに相槌を打つ。
本馬の母は同牧場産のメイショウヤヨイ(母の父アンバーシャダイ)。高山社長が先代より大事に引き継いできた血統で「祖母ニッセイリラ(祖母の父ロードリージ)は良く走る血統なのです。スピードのあるアンバーシャダイを付け(メイショウ)ヤヨイの誕生までが私の仕事、ヤヨイにフジキセキを選び本馬をつくり上げたのは息子たちですよ。」と高山社長は目を細める。直樹さんと英樹さんの手で近年活躍馬の目立つサンデーサイレンスとノーザンテーストの血が入る名血の本馬が誕生したことになる。本馬は第5仔になるが、産駒は牡馬が多く、メイショウオスカルには血統後継馬としての期待もかかる。
1年前の取材で紹介させて頂いた期待の半弟(父アグネスタキオン)は現在2歳となり同町の育成場で後期育成中。間もなく安達師の厩舎に入厩予定で、直樹さんと安達師に同行させていただき、育成場に会いに行った。すっかり逞しくなっており、気品のある馬格とシルバー色の鬣(たてがみ)を、安達師も頼もしそうに見入っていた。順調に行けば夏のデビューとなりそうなので注目を。
高山親子と安達師は、師の開業(平成12年)以前からの付き合いで、直樹さんは「ぼくが仕事に携わる頃からのお付き合いで、良き先生です。」とお互いの公私にわたる信頼関係を築いている。安達師と、高山家がまるで家族のようにくつろいでいたのが印象的だった。
語り口も柔らかくダンディな“安達師とオスカル”。どうも“宝塚”記念が気になりませんか。仕事に打ち込む高山兄弟のためにも本馬に声援をお願いいたします。1回福島開催を締めくくる古馬牝馬限定GIII、第2回福島牝馬Sは、後藤浩輝騎乗で1番人気のメイショウオスカル(牝4歳)が好位追走から早めに抜け出すと、後続を3馬身引き離して快勝した。通算15戦3勝。重賞は昨年のフローラS以来、丸1年振りとなる2勝目となった。