2005年03月06日 中京記念 G3
優勝馬:メガスターダム
プロフィール
- 生年月日
- 1999年04月02日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:20戦5勝
- 総収得賞金
- 210,459,000円
- 馬主
- (有) ノースヒルズマネジメント
- 生産者
- 高橋 修 (静内)
- 調教師
- 山本 正司
- 騎手
- 松永 幹夫
本馬のふるさとは静内町豊畑の高橋修牧場。静内川の中流で広い河岸段丘にあり、この地域は昨年、三木田明仁牧場(メイショウバトラー・小倉大賞典)、今牧場(チアズメッセージ・京都牝馬S、チアズブライトリー・七夕賞)と重賞馬を輩出している。同牧場では、繁殖牝馬12頭を高橋修社長夫妻と長女の未来(ミク)さんの一家で養うが、本馬の快挙には、重賞制覇の喜びと共に、愛馬の屈腱炎を克服しての復帰に喜びを噛みしめている。
このレースを家族揃って自宅のテレビで応援したというが、修氏は「とにかく嬉しいですね。元気になってくれたのが何よりです。馬主さん(ノースヒルズマネジメント)や先生(山本正司調教師)、スタッフの方が本当によくここまで、頑張って復帰させてくれました」と感謝し、生産者としての喜びを笑みに見せる。未来さんも「もう、ゴールが遠くて、遠くて声も出なくなりました」と興奮した様子を語る。この未来さんは、昨年、静内農業高校を卒業して牧場の手伝いをしている。先日、同農高の生産馬ユメロマンが新馬戦を制して話題となった高校だ。修氏もここの協力者のひとりで、ふたりで喜んでいたようだ。「小さい時から馬に触っていました」という彼女は、この高校時代に競走馬への興味が深まったそうだ。
修氏は本馬の幼駒の頃を「賢い仔でしたね、好奇心も旺盛でした。母親も子供をとても可愛がりますよ」と振り返るが、母はフミノスキー(母の父マルゼンスキー)で、先代の豊吉氏の生産馬。祖母ベンドユウホウに遡るが、父豊吉氏が、世話になった馬主さんから譲り受け、マルゼンスキーにこだわって配合し、誕生したのが母フミノスキーとなる。豊吉氏はすでに他界しており、修氏にとっては大事な父の忘れ形見だ。大事な血統後継馬となるが、すでに本馬の半姉のケイエフペガサス(父タマモクロス、中央3勝)、マイネレジーナ(父サンデーサイレンス、中央1勝、クイーンS2着、函館3歳S2着)、ケイエフキセキ(父フジキセキ、地方2勝)が牧場に戻り繁殖生活を送っている。
そのほか、全兄ラインウイナー(中央3勝、樅の木賞)等がいるが、この兄が大変良い馬格をもっていたので本馬の父にニホンピロウイナーを配合したそうだ。父が内国産馬でチャイナロックのS3xM4のインブリードを持つというオールドファンには嬉しい血統となる。
厩舎で作業をこなす未来さんは、「牧場を継ぐのは弟(陵君:今年静内農高入学予定)でしょう」というが、母親との仕事ぶりは卒が無い。修氏も逞しそうに見つめるが、明るく家族が団結する高橋修牧場にとって、本馬の活躍は、まだ序曲なのかもしれない。第53回中京記念(GIII)は、2番人気のメガスターダム(牡6歳)が直線内を突いて鮮やかに抜け出して快勝。故障を克服し3年2カ月ぶりに重賞2勝目を飾った。
このレースを家族揃って自宅のテレビで応援したというが、修氏は「とにかく嬉しいですね。元気になってくれたのが何よりです。馬主さん(ノースヒルズマネジメント)や先生(山本正司調教師)、スタッフの方が本当によくここまで、頑張って復帰させてくれました」と感謝し、生産者としての喜びを笑みに見せる。未来さんも「もう、ゴールが遠くて、遠くて声も出なくなりました」と興奮した様子を語る。この未来さんは、昨年、静内農業高校を卒業して牧場の手伝いをしている。先日、同農高の生産馬ユメロマンが新馬戦を制して話題となった高校だ。修氏もここの協力者のひとりで、ふたりで喜んでいたようだ。「小さい時から馬に触っていました」という彼女は、この高校時代に競走馬への興味が深まったそうだ。
修氏は本馬の幼駒の頃を「賢い仔でしたね、好奇心も旺盛でした。母親も子供をとても可愛がりますよ」と振り返るが、母はフミノスキー(母の父マルゼンスキー)で、先代の豊吉氏の生産馬。祖母ベンドユウホウに遡るが、父豊吉氏が、世話になった馬主さんから譲り受け、マルゼンスキーにこだわって配合し、誕生したのが母フミノスキーとなる。豊吉氏はすでに他界しており、修氏にとっては大事な父の忘れ形見だ。大事な血統後継馬となるが、すでに本馬の半姉のケイエフペガサス(父タマモクロス、中央3勝)、マイネレジーナ(父サンデーサイレンス、中央1勝、クイーンS2着、函館3歳S2着)、ケイエフキセキ(父フジキセキ、地方2勝)が牧場に戻り繁殖生活を送っている。
そのほか、全兄ラインウイナー(中央3勝、樅の木賞)等がいるが、この兄が大変良い馬格をもっていたので本馬の父にニホンピロウイナーを配合したそうだ。父が内国産馬でチャイナロックのS3xM4のインブリードを持つというオールドファンには嬉しい血統となる。
厩舎で作業をこなす未来さんは、「牧場を継ぐのは弟(陵君:今年静内農高入学予定)でしょう」というが、母親との仕事ぶりは卒が無い。修氏も逞しそうに見つめるが、明るく家族が団結する高橋修牧場にとって、本馬の活躍は、まだ序曲なのかもしれない。第53回中京記念(GIII)は、2番人気のメガスターダム(牡6歳)が直線内を突いて鮮やかに抜け出して快勝。故障を克服し3年2カ月ぶりに重賞2勝目を飾った。