2007年01月27日 東京新聞杯 G3
優勝馬:スズカフェニックス
プロフィール
- 生年月日
- 2002年03月29日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:15戦6勝
- 総収得賞金
- 447,678,000円
- 母 (母父)
- ローズオブスズカ(IRE) by Fairy King(USA)
- 馬主
- 永井 啓弍
- 生産者
- 稲原牧場 (平取)
- 調教師
- 橋田 満
- 騎手
- 武 豊
昨年3月の中京記念(マチカネオーラ)に続く本馬の重賞制覇に稲原美彦社長の表情は明るい。
これまで伝説の名馬サイレンススズカ(宝塚記念他)、スズカコバン(同)、マチカネタンホイザ(高松宮記念他)など数々の名馬を輩出して来た名門牧場が再びGⅠ戦線を賑わす勢いを持っている。
豪快に有力馬を差し切った本馬の快挙を、東京競馬場で応援していた稲原さんは「レースは、オーナー(永井啓弐氏)と見ていたのですが、前走までの重賞が勝てそうで勝てなかっただけにオーナーも大喜びでした。」と、永井オーナーに本馬が自らの重賞初制覇をプレゼントしてくれた事が嬉しそうだ。「ようやく、あの馬のレースが出来たと思います。ジョッキー(武豊騎手)が持ち味の瞬発力を生かすように、本当に上手く乗ってくれましたね。今までの鬱憤が晴れるような勝ち方をしてくれてスッキリとしましたよ。幼駒の頃、病気がちだった時に大事にしすぎましたが、(マチカネ)オーラと共にⅠ・2番に期待されていた馬です。ようやく大人になって本格化したようですし、順調にGⅠへ出走できるよう頑張って貰いたいです。」とホッとしている様子。
稲原さんにとっては期待されていた馬だけに、結果を出してオーナーに喜んでもらえた事が一番の喜びだったようだ。
本馬の母ローズオブスズカ(IRE 父Fairy King)は、永井オーナーがアイルランドのせりで購入した繁殖牝馬だという。オーナーが米国の牧場で3仔を生産した後、同牧場に入った。 稲原さんにとっても、「一歳上の全兄にシンコウキング(高松宮杯)がいてスピード力が魅力です。」と期待を持っていた繁殖牝馬、本馬は同牧場での2番仔となる。4歳の半妹スズカローズマリー(父アフリート)は中央で1勝を上げ現役で活躍中、3歳半弟のスズカジェット(父アドマイヤベガ)は今年のデビュー予定だ。今年は、父ラスカルスズカ(天皇賞春2着 兄にサイレンススズカ)の仔が3月に誕生予定で、ファンの関心も高まりそうだ。
今年の配合予定も気にかかるところだが、稲原さんは「まだ決まっていません。でも、永井オ-ナーはスズカマンボを考えているかもしれませんね。」という。
スズカマンボ(天皇賞・春)は、今年の新種牡馬となるが、母は近親に名牝ダンシングキイを持つ名血の牝系。静内のグランド牧場・伊藤社長が英国のせりで探し求めた母スプリングマンボの仔が、永井オーナー念願の天皇賞をプレゼントしている。
実現すれば、日高の繁殖牝馬のレベルアップに貢献している両血統の配合に期待がかかる。本馬のGⅠ制覇への夢と共に、育成分野へも力を入れている稲原社長の今後の活躍に周囲の期待も膨らむ。
これまで伝説の名馬サイレンススズカ(宝塚記念他)、スズカコバン(同)、マチカネタンホイザ(高松宮記念他)など数々の名馬を輩出して来た名門牧場が再びGⅠ戦線を賑わす勢いを持っている。
豪快に有力馬を差し切った本馬の快挙を、東京競馬場で応援していた稲原さんは「レースは、オーナー(永井啓弐氏)と見ていたのですが、前走までの重賞が勝てそうで勝てなかっただけにオーナーも大喜びでした。」と、永井オーナーに本馬が自らの重賞初制覇をプレゼントしてくれた事が嬉しそうだ。「ようやく、あの馬のレースが出来たと思います。ジョッキー(武豊騎手)が持ち味の瞬発力を生かすように、本当に上手く乗ってくれましたね。今までの鬱憤が晴れるような勝ち方をしてくれてスッキリとしましたよ。幼駒の頃、病気がちだった時に大事にしすぎましたが、(マチカネ)オーラと共にⅠ・2番に期待されていた馬です。ようやく大人になって本格化したようですし、順調にGⅠへ出走できるよう頑張って貰いたいです。」とホッとしている様子。
稲原さんにとっては期待されていた馬だけに、結果を出してオーナーに喜んでもらえた事が一番の喜びだったようだ。
本馬の母ローズオブスズカ(IRE 父Fairy King)は、永井オーナーがアイルランドのせりで購入した繁殖牝馬だという。オーナーが米国の牧場で3仔を生産した後、同牧場に入った。 稲原さんにとっても、「一歳上の全兄にシンコウキング(高松宮杯)がいてスピード力が魅力です。」と期待を持っていた繁殖牝馬、本馬は同牧場での2番仔となる。4歳の半妹スズカローズマリー(父アフリート)は中央で1勝を上げ現役で活躍中、3歳半弟のスズカジェット(父アドマイヤベガ)は今年のデビュー予定だ。今年は、父ラスカルスズカ(天皇賞春2着 兄にサイレンススズカ)の仔が3月に誕生予定で、ファンの関心も高まりそうだ。
今年の配合予定も気にかかるところだが、稲原さんは「まだ決まっていません。でも、永井オ-ナーはスズカマンボを考えているかもしれませんね。」という。
スズカマンボ(天皇賞・春)は、今年の新種牡馬となるが、母は近親に名牝ダンシングキイを持つ名血の牝系。静内のグランド牧場・伊藤社長が英国のせりで探し求めた母スプリングマンボの仔が、永井オーナー念願の天皇賞をプレゼントしている。
実現すれば、日高の繁殖牝馬のレベルアップに貢献している両血統の配合に期待がかかる。本馬のGⅠ制覇への夢と共に、育成分野へも力を入れている稲原社長の今後の活躍に周囲の期待も膨らむ。