2005年01月16日 京成杯 G3
優勝馬:アドマイヤジャパン
プロフィール
- 生年月日
- 2002年04月16日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:3戦2勝
- 総収得賞金
- 168,637,000円
- 母 (母父)
- ビワハイジ by Caerleon(USA)
- 馬主
- 近藤 利一
- 生産者
- 早田牧場新冠支場 (新冠)
- 調教師
- 松田 博資
- 騎手
- 横山 典弘
本馬のふるさとは新冠町の早田牧場新冠支場。現在は廃業しているが過去にマーベラスサンデー(’98年宝塚記念他)、昨年は重賞馬シルクフェイマス(日経新春杯、京都記念)など多くの活躍馬を輩出している。本レースは今年のクラシック戦線を占うレースでもあるので、当時の関係者に協力頂き取材しました。
レースを1番人気で制した本馬と、2番人気で惜しくも7着に敗れたが、ホッカイドウ競馬から転厩して参戦した話題馬のモエレアドミラルは共に早田牧場新冠支場産で、もちろん同期だ。この2頭の幼駒時代の世話をしたのは、当時繁殖担当だった泉山氏(現在レックスSに勤務)だった。
テレビでレースを観戦した泉山氏は「期待していた2頭ですから楽しみでした。本馬の優勝は4コーナーで抜け出して来たときに確信しましたよ。(モエレ)アドミラルの方は中央初戦で芝も初めてだし、あの状況では仕方ありませんね」と本馬を讃え、モエレアドミラルを思いやる。
今は大人しいと言われる本馬だが、幼駒の頃はきかなかったようだ。「母親(ビワハイジ)が手の焼ける馬でしてね。放牧中に掴もうとすると逃げて1時間でも2時間でも走り回っていました。それに本馬も一緒になって走っていましたから心臓も相当強くなったのでしょう」と懐かしそうだ。スラッとして大きな馬格を持っていたという本馬は走ることが好きだったようで、「放牧地では、いつも、もう1頭(モエレアドミラル)と仲が良く、一緒に走り回っていました。離乳後の当歳馬だけの放牧地でも相変わらず、いつも2頭で走っていましたよ」と振り返るが、その走り具合をみた泉山氏は、この2頭は将来活躍すると確信したという。
同牧場で期待された両馬は牧場が閉鎖されたものの、泉山氏が引き続き世話をして、その後、本馬は、現オーナー(近藤利一氏)に見出され、一方モエレアドミラルは、市場(2002年セレクトセール)に上場され高値で落札された。
それぞれに英才教育を受けた両馬は、新馬戦で華々しく1着で中央デビューする一方、地方デビューでスタートし“地方では無敵”という勲章を捧げて中央に乗り込み今回の対決となった。これからのクラシック戦線に、それぞれの‘馬生’を歩んだ2頭の“幼なじみ対決”が大きな楽しみとなりました。
尚、本馬の母ビワハイジ(母の父Caerleon)は現在早来のノーザンファームで繁殖生活をおくっている。同ファーム中尾氏は「母親はとても元気です。昨年生まれた牡馬(父アグネスタキオン)が此処での最初の仔になりますが、素晴らしい馬格の仔です。本馬とは、また違うタイプですが楽しみです」と母親もすっかり落ち着いたようだ。今年は、再び2月にアグネスタキオンの仔を出産予定とのこと。本馬の快挙にさらに力が入っている様子で、日高組としては、また一つ脅威の種が出来てしまいました。激しい雨が降りしきる中山競馬場で開催された第45回京成杯(GII)は、サンデーサイレンス産駒のアドマイヤジャパンが1番人気に応えて快勝。デビュー3戦目で初重賞制覇を達成し、2005年のクラシック戦線に名乗りを上げた。
レースを1番人気で制した本馬と、2番人気で惜しくも7着に敗れたが、ホッカイドウ競馬から転厩して参戦した話題馬のモエレアドミラルは共に早田牧場新冠支場産で、もちろん同期だ。この2頭の幼駒時代の世話をしたのは、当時繁殖担当だった泉山氏(現在レックスSに勤務)だった。
テレビでレースを観戦した泉山氏は「期待していた2頭ですから楽しみでした。本馬の優勝は4コーナーで抜け出して来たときに確信しましたよ。(モエレ)アドミラルの方は中央初戦で芝も初めてだし、あの状況では仕方ありませんね」と本馬を讃え、モエレアドミラルを思いやる。
今は大人しいと言われる本馬だが、幼駒の頃はきかなかったようだ。「母親(ビワハイジ)が手の焼ける馬でしてね。放牧中に掴もうとすると逃げて1時間でも2時間でも走り回っていました。それに本馬も一緒になって走っていましたから心臓も相当強くなったのでしょう」と懐かしそうだ。スラッとして大きな馬格を持っていたという本馬は走ることが好きだったようで、「放牧地では、いつも、もう1頭(モエレアドミラル)と仲が良く、一緒に走り回っていました。離乳後の当歳馬だけの放牧地でも相変わらず、いつも2頭で走っていましたよ」と振り返るが、その走り具合をみた泉山氏は、この2頭は将来活躍すると確信したという。
同牧場で期待された両馬は牧場が閉鎖されたものの、泉山氏が引き続き世話をして、その後、本馬は、現オーナー(近藤利一氏)に見出され、一方モエレアドミラルは、市場(2002年セレクトセール)に上場され高値で落札された。
それぞれに英才教育を受けた両馬は、新馬戦で華々しく1着で中央デビューする一方、地方デビューでスタートし“地方では無敵”という勲章を捧げて中央に乗り込み今回の対決となった。これからのクラシック戦線に、それぞれの‘馬生’を歩んだ2頭の“幼なじみ対決”が大きな楽しみとなりました。
尚、本馬の母ビワハイジ(母の父Caerleon)は現在早来のノーザンファームで繁殖生活をおくっている。同ファーム中尾氏は「母親はとても元気です。昨年生まれた牡馬(父アグネスタキオン)が此処での最初の仔になりますが、素晴らしい馬格の仔です。本馬とは、また違うタイプですが楽しみです」と母親もすっかり落ち着いたようだ。今年は、再び2月にアグネスタキオンの仔を出産予定とのこと。本馬の快挙にさらに力が入っている様子で、日高組としては、また一つ脅威の種が出来てしまいました。激しい雨が降りしきる中山競馬場で開催された第45回京成杯(GII)は、サンデーサイレンス産駒のアドマイヤジャパンが1番人気に応えて快勝。デビュー3戦目で初重賞制覇を達成し、2005年のクラシック戦線に名乗りを上げた。