2008年05月04日 天皇賞(春) G1
優勝馬:アドマイヤジュピタ
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月01日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:13戦7勝
- 総収得賞金
- 326,579,000円
- 母 (母父)
- ジェイズジュエリー by リアルシヤダイ(USA)
- 馬主
- 近藤 利一
- 生産者
- ノーザンファーム (早来)
- 調教師
- 友道 康夫
- 騎手
- 岩田 康誠
今年の天皇賞・春は、未来永劫に渡って語り継がれるような名勝負となった。最後の直線でメイショウサムソンが一度前に出るも、ゴール前で差し替えしたのがアドマイヤジュピタ。同世代ながら怪我というアクシデントで、クラシックでの対決を果たせなかった遅れてきた逸材が、G1初挑戦で一気に古馬中距離戦線のトップに躍り出た。
「G1馬Jpn1馬2頭が出ていましたし、胸を借りる気で望んだレースとなりましたが、結果的にはその2頭に先着できただけでなく、最高の結果を残すことができました」
とノーザンファーム事務局の中尾義信さん。スタート直後にアドマイヤジュピタが出遅れた時も、これから3200Mを走るレースということもあって、それほど焦りは無くレースを見ていたと話してくれる。
「むしろ、岩田騎手が無理なく走らせてくれたことが、最後の伸びに現れたのでないでしょうか。アドマイヤジュピタの父であるフレンチデピュティは、どちらかというとダートや芝の短距離戦で実績を残してきた種牡馬でありますが、母父に入ったリアルシャダイの血がこの馬の長距離における適正を補ってくれたのではという気がしています」(中尾さん)
ちなみにリアルシャダイは1995年の天皇賞・春で、産駒が上位独占を果たしているように、産駒には豊かなスタミナを遺伝させている。
フレンチデピュティと共に2頭とも社台スタリオンステーションの繋養種牡馬。母ジェイズジュエリーは近親にダービー2着馬のアドマイヤメインなどもいるノーザンファームを代表する名牝であり、いわば、今回の勝利は「社台ブランド」の勝利だったとも言える。
ところで、アドマイヤジュピタはデビュー時から「ダービー候補」と言われていたほどの高い能力を持ちながら、右後肢飛節の骨折により、1年5ヶ月ものの休養を余儀なくされている。
「今でも脚にはボルトが入ったままです。馬自身、よくそこまで我慢してくれたと思いますし、復帰してからも友道調教師や厩舎スタッフの皆さんがこの舞台まで送り出してくれたことを感謝するだけです」(中尾さん)
強いレースを見せた阪神大賞典の後、疲れが残っているのではと思っていた中尾さんのところに、厩舎スタッフから「天皇賞・春に向けて、状態は更に良くなっています」との連絡があったという。この結果を見てもまさに充実の5歳を迎えた印象があるだけアドマイヤジュピタだが、このレースの後は休養に入り、秋はオーストラリアに遠征してメルボルンカップ優勝を目指す。
「G1馬Jpn1馬2頭が出ていましたし、胸を借りる気で望んだレースとなりましたが、結果的にはその2頭に先着できただけでなく、最高の結果を残すことができました」
とノーザンファーム事務局の中尾義信さん。スタート直後にアドマイヤジュピタが出遅れた時も、これから3200Mを走るレースということもあって、それほど焦りは無くレースを見ていたと話してくれる。
「むしろ、岩田騎手が無理なく走らせてくれたことが、最後の伸びに現れたのでないでしょうか。アドマイヤジュピタの父であるフレンチデピュティは、どちらかというとダートや芝の短距離戦で実績を残してきた種牡馬でありますが、母父に入ったリアルシャダイの血がこの馬の長距離における適正を補ってくれたのではという気がしています」(中尾さん)
ちなみにリアルシャダイは1995年の天皇賞・春で、産駒が上位独占を果たしているように、産駒には豊かなスタミナを遺伝させている。
フレンチデピュティと共に2頭とも社台スタリオンステーションの繋養種牡馬。母ジェイズジュエリーは近親にダービー2着馬のアドマイヤメインなどもいるノーザンファームを代表する名牝であり、いわば、今回の勝利は「社台ブランド」の勝利だったとも言える。
ところで、アドマイヤジュピタはデビュー時から「ダービー候補」と言われていたほどの高い能力を持ちながら、右後肢飛節の骨折により、1年5ヶ月ものの休養を余儀なくされている。
「今でも脚にはボルトが入ったままです。馬自身、よくそこまで我慢してくれたと思いますし、復帰してからも友道調教師や厩舎スタッフの皆さんがこの舞台まで送り出してくれたことを感謝するだけです」(中尾さん)
強いレースを見せた阪神大賞典の後、疲れが残っているのではと思っていた中尾さんのところに、厩舎スタッフから「天皇賞・春に向けて、状態は更に良くなっています」との連絡があったという。この結果を見てもまさに充実の5歳を迎えた印象があるだけアドマイヤジュピタだが、このレースの後は休養に入り、秋はオーストラリアに遠征してメルボルンカップ優勝を目指す。