重賞ウィナーレポート

2006年03月05日 中京記念 G3

2006年03月05日 中京競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:マチカネオーラ

プロフィール

生年月日
2002年03月09日 04歳
性別/毛色
牡/黒鹿毛
戦績
国内:13戦5勝
総収得賞金
158,420,000円
サンデーサイレンス(USA)
母 (母父)
マチカネベニザクラ(IRE)  by  ロイヤルアカデミー2(USA)
馬主
細川 益男
生産者
稲原牧場 (平取)
調教師
伊藤 雄二
騎手
川田 将雅
  • 母マチカネベニザクラ
    母マチカネベニザクラ
  • サイレンススズカの墓
    サイレンススズカの墓
先に行くライバル2頭を大外一気に差し切った本馬の快勝に、生産者の稲原社長は喜びを語る。「(本馬は)今までは幼いところがあって、(他馬より)前に行く気が無かった。それが成長して勝とうという意識が強くなったのですね。レース前に調子が良いと聞いて期待はしていましたが、思ったより良いレースが出来ました。」といかにも嬉しそう。

本馬は、この冬に休養のため同平取町内の育成場に戻ったそうだが「450キロだったのがレースに戻した時は470キロと20キロ増えていました。これは休ませて成長した分で、良い休養になりました。」とクラシック戦線では活躍できなかっただけに、本格化した今回のレース振りに今後の期待は大きいようだ。

幼駒の頃は「わりとコンパクトでまとまっていました。体つきは母親似ですが、気性は、両親に似て激しかったですよ。でも血統の良さが出ていました。」と振り返るが、両親は父がサンデーサイレンスで母はマチカネベニサクラ(母の父ロイヤルアカデミー2)。母は、馬主の細川氏が愛国より輸入した期待馬で、中央に出走し3つの勝鞍を持つ。繁殖馬となって7頭の仔を誕生させていますが、半兄のマチカネメニモミヨ(父ブライアンズタイム)等が現役で活躍しており、兄弟4頭が本馬と同じ父サンデーサイレンス。全兄弟が続きましたが、サンデーサイレンス亡き後の2歳の半弟にも稲原社長の期待は大きい。「父親がタバスコキャットで祖父のストームキャット似のがっちりした馬格をもっています。今、育成場で調教中ですがこちらも楽しみですよ。」と笑みを見せる。

本馬には、これからの古馬戦線の活躍が期待されますが、稲原社長は「血統面からいっても楽しみですね。」とGⅠ制覇へ夢を膨らましている様子でした。

※稲原牧場の名前に、同牧場産馬のサイレンススズカのファンの方は喜んでおられるでしょう。稲原社長は「サイレンススズカの姉(ワキアオブスズカ)も頑張っていますよ。(スズカドリームを出している)」と近親がしっかりと血統を引き継いでいますので御安心ください。但し、同馬は繁殖馬の為、見学は出来ませんので御注意を。