重賞ウィナーレポート

2006年05月21日 東海S G2

2006年05月21日 中京競馬場 晴 良 ダ 2300m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ハードクリスタル

プロフィール

生年月日
2000年04月27日 06歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:31戦8勝
総収得賞金
291,654,000円
クリスタルグリツターズ(USA)
母 (母父)
スイートミルド(IRE)  by  ダンスホール(USA)
馬主
芹澤 精一
生産者
シンボリ牧場 (門別)
調教師
作田 誠二
騎手
藤岡 佑介
  • 本馬の母と半弟を挟んで畠山場長とスタッフの鳩岡さん
    本馬の母と半弟を挟んで畠山場長とスタッフの鳩岡さん
  • 母スイートミルド
    母スイートミルド
  • 畠山場長に甘えるシンボリルドルフ
    畠山場長に甘えるシンボリルドルフ
  • シンボリ牧場
    シンボリ牧場
 シンボリルドルフ、シンボリクリスエスで一般の方にも馴染みの深い、オーナーブリーダー・シンボリ牧場(日高町門別)に久し振りの自己生産馬の重賞馬が誕生して、牧場は喜びに湧いている。
 
 畠山利明場長は、本馬の見事な末脚を見せての快勝に「みんな(スタッフ)と休憩室で見ていたのですが、4角で外に出てきてからは“もしかしたら”とみんなで大声で応援しました。暫くぶりに興奮しましたね。生産馬ではツルマルツヨシ(‘99朝日チャレンジC)以来7年ぶりになりますよ。もちろん所有馬の優勝も凄く嬉しいですが、種付・お産から世話をしてきた生産馬だから味わいが違います。」と笑顔は絶えない。

 本馬は、‘01年の北海道市場セレクションセールの取引馬。「幼駒の頃から素直な仔でした。母親の性格に似たのですね。」と語る畠山場長だが、このセールに選ばれる良い血統と馬格を持っていたようだ。
 母はスイートミルド(母の父ダンスホール 愛国産)は同牧場和田オーナーの生産馬でフランスで5勝を上げ、繁殖として北海道に持ってきた期待馬。
 米国、仏国、英国、愛国など各国に所有馬を持つ和田オーナーは世界各国でも活躍馬を送り出しており、本馬の祖父(前述)、祖母(ミルド)とも持ち馬だという。
 本馬は第2仔となり、半妹の3歳スイートピルエット(父スティゴールド 現役)は既に中央で1勝、半妹2歳ナンヨーアース(父スペシャルウィーク)も間もなくデビュー予定で、今年はチーフベアハートの当歳が4月に誕生。
 今回は、いよいよシンボリクリスエスを付けたという事で今後の兄弟にも期待が掛かる。

 場長は最後に「(本馬も)この優勝で、今後はどこでも(GⅠでも)行けます。ローテーションも楽になるので希望が持てますよ。」と嬉しそうに笑顔で語っていた。

※帰りがけに、やはり気になるシンボリルドルフの様子を見させて頂きました。現役種牡馬を引退したものの、25歳になっても元気で畠山場長に甘えている姿をご覧下さい。