2008年01月13日 ガーネットS G3
優勝馬:タイセイアトム
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月23日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:26戦6勝
- 総収得賞金
- 153,408,000円
- 母 (母父)
- アトムチェリー by ヘクタープロテクター(USA)
- 馬主
- 田中 成奉
- 生産者
- 嶋田牧場 (三石)
- 調教師
- 矢作 芳人
- 騎手
- 吉田 豊
本馬のふるさとは新ひだか町三石歌笛の嶋田牧場。
国道235号線から5分ほど鳧舞(ケリマイ)川沿いに入ったところにある。創業が昭和20年と歴史のある牧場で、現在は、この河川敷に広がる約20hの敷地で11頭の繁殖牝馬を飼養している。
経営の舵を取るのは3代目の嶋田純也さんで、三石の軽種馬生産振興会青年部長も務める行動派で仕事に熱心な方だ。
同牧場では、かつてシマノカツハル(金杯)、プレクラスニー(天皇賞・秋、毎日王冠、エプソムカップ)の重賞馬を出しているが、本馬の殊勲は本人の代では初めての重賞制覇。
また、嬉しい事にレースの4日前に誕生した嶋田さんの長女を祝うように快勝してくれたことに嶋田さんは幸せそうな笑顔を見せている。
レース当日は、奥さんと誕生した長女を病院に迎えに行く予定だったそうだ。しかし、重賞に優勝すると牧場は、お祝いの対応に忙しくなる。
嶋田さんは「迎えに行ってあげるのが1日遅れてしまいましたよ。」と笑いながらレースの感想を聞かせてくれた。「相手が強かったので気楽に応援していましたけれど、吉田豊騎手が積極的なレースをしてくれて、本馬の良い形を出すよう乗ってくれましたね。4コーナーでも早目にスパートして、これで充分、差されても悔いは無いと思いましたけど、さすがに最後の直線は力が入りました。これからも無事に走ってもらいたいと思う気持ちですが楽しみが出来ました。矢作調教師ですから大きい所も考えてくれるでしょう。」と嬉しそう。
一緒にテレビを見ていたというお母さんも、満面の笑みを浮かべ「最後の直線が長く感じて、早くゴールにならないのかと、ハラハラしましたよ。本当に頑張ってくれました。」と相槌を打つ。
本馬の母アトムチェリーは、近所にある大塚牧場産で現役引退後、同牧場に繁殖入りしている。肌に入るヘクタープロテクターの血統に興味があったが、何より素晴らしい馬格に惹かれたと語る嶋田さん「本馬は1番仔ですが、サクラバクシンオーが合うんでしょうね。下の仔も父親の良いところが出て、巾のある立派な馬格を持った楽しみな仔たちです。」と語る。
本馬に続く4歳の全弟スキマチェリーも中央で2勝を上げ活躍中、明け1歳馬と、今年4月に誕生予定の仔もサクラバクシンオーとの仔だという。
さて、この1歳馬だがとても目立つ馬だ。「目が青く白面、タテガミはシルバーで長い4白の四肢も揃って派手な仔ですよ。」と嶋田さんは笑うが、昨年、当歳馬の特徴確認審査に訪れた日本登録協会の方も「今までに一番派手な仔かもしれない」と話していたそうだ。
嶋田さんは、オリエンタルロック(札幌2歳S)で昨年、重賞馬を出した上村清志牧場や、折手牧場、タツヤファーム、ヒサイファーム、三石橋本牧場の近所の生産仲間と三石リバーサイドクラブを立ち上げ、生産馬の販促活動や勉強会を続けている。
近年、日高では、こうした若手グループの活動が結果を出していが、今後の生産界を担う青年たちの活躍が新しい日高を築きあげており、将来が楽しみに感じられる。
国道235号線から5分ほど鳧舞(ケリマイ)川沿いに入ったところにある。創業が昭和20年と歴史のある牧場で、現在は、この河川敷に広がる約20hの敷地で11頭の繁殖牝馬を飼養している。
経営の舵を取るのは3代目の嶋田純也さんで、三石の軽種馬生産振興会青年部長も務める行動派で仕事に熱心な方だ。
同牧場では、かつてシマノカツハル(金杯)、プレクラスニー(天皇賞・秋、毎日王冠、エプソムカップ)の重賞馬を出しているが、本馬の殊勲は本人の代では初めての重賞制覇。
また、嬉しい事にレースの4日前に誕生した嶋田さんの長女を祝うように快勝してくれたことに嶋田さんは幸せそうな笑顔を見せている。
レース当日は、奥さんと誕生した長女を病院に迎えに行く予定だったそうだ。しかし、重賞に優勝すると牧場は、お祝いの対応に忙しくなる。
嶋田さんは「迎えに行ってあげるのが1日遅れてしまいましたよ。」と笑いながらレースの感想を聞かせてくれた。「相手が強かったので気楽に応援していましたけれど、吉田豊騎手が積極的なレースをしてくれて、本馬の良い形を出すよう乗ってくれましたね。4コーナーでも早目にスパートして、これで充分、差されても悔いは無いと思いましたけど、さすがに最後の直線は力が入りました。これからも無事に走ってもらいたいと思う気持ちですが楽しみが出来ました。矢作調教師ですから大きい所も考えてくれるでしょう。」と嬉しそう。
一緒にテレビを見ていたというお母さんも、満面の笑みを浮かべ「最後の直線が長く感じて、早くゴールにならないのかと、ハラハラしましたよ。本当に頑張ってくれました。」と相槌を打つ。
本馬の母アトムチェリーは、近所にある大塚牧場産で現役引退後、同牧場に繁殖入りしている。肌に入るヘクタープロテクターの血統に興味があったが、何より素晴らしい馬格に惹かれたと語る嶋田さん「本馬は1番仔ですが、サクラバクシンオーが合うんでしょうね。下の仔も父親の良いところが出て、巾のある立派な馬格を持った楽しみな仔たちです。」と語る。
本馬に続く4歳の全弟スキマチェリーも中央で2勝を上げ活躍中、明け1歳馬と、今年4月に誕生予定の仔もサクラバクシンオーとの仔だという。
さて、この1歳馬だがとても目立つ馬だ。「目が青く白面、タテガミはシルバーで長い4白の四肢も揃って派手な仔ですよ。」と嶋田さんは笑うが、昨年、当歳馬の特徴確認審査に訪れた日本登録協会の方も「今までに一番派手な仔かもしれない」と話していたそうだ。
嶋田さんは、オリエンタルロック(札幌2歳S)で昨年、重賞馬を出した上村清志牧場や、折手牧場、タツヤファーム、ヒサイファーム、三石橋本牧場の近所の生産仲間と三石リバーサイドクラブを立ち上げ、生産馬の販促活動や勉強会を続けている。
近年、日高では、こうした若手グループの活動が結果を出していが、今後の生産界を担う青年たちの活躍が新しい日高を築きあげており、将来が楽しみに感じられる。