2004年08月22日 アイビスサマーダッシュ G3
優勝馬:カルストンライトオ
プロフィール
- 生年月日
- 1998年05月03日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:30戦8勝
- 総収得賞金
- 422,044,000円
- 父
- ウォーニング(GB)
- 母 (母父)
- オオシマルチア by クリスタルグリツターズ(USA)
- 馬主
- 清水 貞光
- 生産者
- 大島牧場 (荻伏)
- 調教師
- 大根田 裕之
- 騎手
- 大西 直宏
日高地方の海岸では、現在昆布漁の最盛期。海岸沿いの国道235号線を走ると、国道と海の間にある砂利をひきつめた干し場では、昆布を並べた縞模様が続いている。
本馬のふるさと大島牧場は、浦河町・東栄に位置し、この国道を浦河へ向けて進み荻伏市街を抜けると間もなく左側に看板があり、左折後500mほどの所に牧場の厩舎が立ち並んでいる。海の風が抜けこの季節は気持ちが良い。
社長の小島郁雄氏は2代目だが、先代が大久保亀治氏(現調教師大久保正陽氏の父)から名血の繁殖牝馬ミスハイぺリオンを譲り受けて分家し、この血統から中央14勝をあげたヘリオス、その妹エオスよりコーネルランサー(49年日本ダービー)など名馬を輩出している(大島牧場としたのは本家小島牧場と間違わないようにとのこと)。現在ファンの方が見学させて頂いているオオシマスズラン(56年京都4歳特別GⅢ)は既に26歳となり元気に余生を送っているが同馬は本馬の祖母となる。
小島社長は本馬の昨年に続く同レース2連覇を新潟競馬場で観戦したが、スタンドからは直線コースは見づらく、ゴール300メートル手前での3馬身差を見て勝利を確信したという。小島社長は「本馬は休養後立ち直りが心配でしたが、前走(函館スプリントS・3着)の走りを見ていけると思いました。一時は不安に思いましたが、調教師(大根田厩舎)さん方が良く復帰させてくれましたね」と笑みを浮かべる。本馬は北海道市場の取引馬になるが幼駒の頃より相当きかない仔で、「セリ市の当日も暴れて厩舎の天井を破ったりしたのですよ。そうかと思うと疲れた時に大の字になって寝たりしてズブさのある仔でした」と懐かしむ。
本馬の母はオオシマルチア(母の父クリスタルグリッターズ)。中央で18戦4勝の成績を残す。本馬は第2仔になるが7頭の兄弟のうち男の仔は本馬だけだ。
現役馬では4歳半妹のナリタレインボウ(父アフリート)が中央で1勝、3歳半妹のピサノケリー(父デヒア)も1勝をあげているが「この馬は函館から札幌に移動したのですが、大変良くなりましたよ」(小島社長)と期待が持てそう。
1歳の半妹(父スペシャルウィーク)は同牧場で育成中、当歳の半妹(父カリズマティック)は4月8日生まれで離乳前の放牧中だが、この2頭は「大変整った体形を持っています」と小島社長の夢は膨らむ。
本馬の陣営は今後スプリンターズS、香港スプリントを視野に入れているようで我々北海道市場の関係者にとっても、どちらかの大レースで本馬と同じく市場取引馬のサニングデール(高松宮記念GⅠ)とのマル市馬優勝争いのシーンを見てみたい。 第4回アイビスサマーダッシュは、単勝1番人気のカルストンライトオが好スタートから猛ダッシュで大外に持ち出して先頭をキープ。後続を抑えたまま余裕の手応えで優勝を決めた。同馬は一昨年に続きこのレース2勝目。改めて1000mのレコードホルダーの貫禄を示した。
本馬のふるさと大島牧場は、浦河町・東栄に位置し、この国道を浦河へ向けて進み荻伏市街を抜けると間もなく左側に看板があり、左折後500mほどの所に牧場の厩舎が立ち並んでいる。海の風が抜けこの季節は気持ちが良い。
社長の小島郁雄氏は2代目だが、先代が大久保亀治氏(現調教師大久保正陽氏の父)から名血の繁殖牝馬ミスハイぺリオンを譲り受けて分家し、この血統から中央14勝をあげたヘリオス、その妹エオスよりコーネルランサー(49年日本ダービー)など名馬を輩出している(大島牧場としたのは本家小島牧場と間違わないようにとのこと)。現在ファンの方が見学させて頂いているオオシマスズラン(56年京都4歳特別GⅢ)は既に26歳となり元気に余生を送っているが同馬は本馬の祖母となる。
小島社長は本馬の昨年に続く同レース2連覇を新潟競馬場で観戦したが、スタンドからは直線コースは見づらく、ゴール300メートル手前での3馬身差を見て勝利を確信したという。小島社長は「本馬は休養後立ち直りが心配でしたが、前走(函館スプリントS・3着)の走りを見ていけると思いました。一時は不安に思いましたが、調教師(大根田厩舎)さん方が良く復帰させてくれましたね」と笑みを浮かべる。本馬は北海道市場の取引馬になるが幼駒の頃より相当きかない仔で、「セリ市の当日も暴れて厩舎の天井を破ったりしたのですよ。そうかと思うと疲れた時に大の字になって寝たりしてズブさのある仔でした」と懐かしむ。
本馬の母はオオシマルチア(母の父クリスタルグリッターズ)。中央で18戦4勝の成績を残す。本馬は第2仔になるが7頭の兄弟のうち男の仔は本馬だけだ。
現役馬では4歳半妹のナリタレインボウ(父アフリート)が中央で1勝、3歳半妹のピサノケリー(父デヒア)も1勝をあげているが「この馬は函館から札幌に移動したのですが、大変良くなりましたよ」(小島社長)と期待が持てそう。
1歳の半妹(父スペシャルウィーク)は同牧場で育成中、当歳の半妹(父カリズマティック)は4月8日生まれで離乳前の放牧中だが、この2頭は「大変整った体形を持っています」と小島社長の夢は膨らむ。
本馬の陣営は今後スプリンターズS、香港スプリントを視野に入れているようで我々北海道市場の関係者にとっても、どちらかの大レースで本馬と同じく市場取引馬のサニングデール(高松宮記念GⅠ)とのマル市馬優勝争いのシーンを見てみたい。 第4回アイビスサマーダッシュは、単勝1番人気のカルストンライトオが好スタートから猛ダッシュで大外に持ち出して先頭をキープ。後続を抑えたまま余裕の手応えで優勝を決めた。同馬は一昨年に続きこのレース2勝目。改めて1000mのレコードホルダーの貫禄を示した。