2004年09月05日 小倉2歳S G3
優勝馬:コスモヴァレンチ
プロフィール
- 生年月日
- 2002年06月15日 02歳
- 性別/毛色
- 牝/青鹿毛
- 戦績
- 国内:2戦2勝
- 総収得賞金
- 39,469,000円
- 母 (母父)
- イブキローマン by ブレイヴエストローマン(USA)
- 馬主
- 岡田 美佐子
- 生産者
- 水丸牧場 (三石)
- 調教師
- 加用 正
- 騎手
- 武 幸四郎
日高は今2番牧草の刈り取りのピーク。本馬のふるさと、三石町豊岡の水丸牧場は、水丸能緒社長夫妻二人で7頭の繁殖牝馬を繋養するので忙しい時期だ。このところの台風の影響もあり、天候に左右される牧草上げのタイミングは外せない。
大事な今回のレースも、牧草上げの合間に体中、草だらけのままテレビの前に駆け込んだという。本馬のデビュー2戦目での重賞初制覇は夫妻にとっても初めての重賞勝ちで「二人とも優勝までするとは思いませんでした。ようやくレースに間に合い応援していたら、勝ってくれて。暫くふたりで顔を見合わせ、声も出ませんでした」(水丸夫人)と喜びも大きい。水丸社長も「ようやくデビューでき、勝って喜んでいたら、連闘で重賞制覇ですから、何か分からないですよね。重賞を獲るというのはこの様なものなのですかね」と笑顔を見せる。
本馬の幼駒の頃を水丸夫人は「とにかくよく食べる仔でした。性格は、おとなしい母親に似ないで、父親譲りのうるさい所がありました」と元気の良い仔だったそうだ。本馬は2003年セプテンバーセールの一歳市場上場馬でビッグレッドファームに落札され同ファームの名物坂路コースで鍛え上げられたのだが、水丸社長は「時々社長(ビッグレッドファーム岡田繁幸氏)から連絡を頂き、非常に良い馬だと言ってくれましたので、期待していました」と感謝する。
本馬の母はイブキローマン(母の父ブレイヴエストローマン)で10仔の産駒を持つが、本馬は第9仔になる。残念ながら昨年全弟となる第10仔を出産後、高齢も影響し亡くなった。この全弟(イブキローマンの03)は早々に岡田繁幸氏が一目見て購入。現在ラフィアンターフマンクラブで馬主会員の募集中が始まったが、やはり人気があるという。そのほかの兄弟では半兄にマイネルグリズリー(父ナグルスキー)中央3勝などがいる。水丸社長は「うちの馬は社長(岡田繁幸氏)と相性が合いますね」と今後の本馬と全弟に期待が膨らむ。
この日の取材のあとビッグレッドファームの蛯名マネージャーから本馬骨折の報告があった。水丸夫妻も最後に「元気に走り続けてもらいたい」とのコメントを頂いていただけに残念だが、マネージャーの報告によると「レースでの剥離骨折のようだが、復帰には充分な状態なので、少しでも早く直しクラシック戦線に間に合わせたい」とのこと。本馬には早く復帰して元気で頑張り屋の水丸夫妻にさらなる重賞制覇のプレゼントをして貰いたい。 第24回小倉2歳S(GIII)は、連闘で臨んだ4番人気のコスモヴァレンチが直線でしぶとく伸びて優勝、重賞初勝利を決めた。同馬の父は新種牡馬・マイネルラヴ。母はイブキローマン(中央24戦1勝)で、本馬はその第9仔にあたる。
大事な今回のレースも、牧草上げの合間に体中、草だらけのままテレビの前に駆け込んだという。本馬のデビュー2戦目での重賞初制覇は夫妻にとっても初めての重賞勝ちで「二人とも優勝までするとは思いませんでした。ようやくレースに間に合い応援していたら、勝ってくれて。暫くふたりで顔を見合わせ、声も出ませんでした」(水丸夫人)と喜びも大きい。水丸社長も「ようやくデビューでき、勝って喜んでいたら、連闘で重賞制覇ですから、何か分からないですよね。重賞を獲るというのはこの様なものなのですかね」と笑顔を見せる。
本馬の幼駒の頃を水丸夫人は「とにかくよく食べる仔でした。性格は、おとなしい母親に似ないで、父親譲りのうるさい所がありました」と元気の良い仔だったそうだ。本馬は2003年セプテンバーセールの一歳市場上場馬でビッグレッドファームに落札され同ファームの名物坂路コースで鍛え上げられたのだが、水丸社長は「時々社長(ビッグレッドファーム岡田繁幸氏)から連絡を頂き、非常に良い馬だと言ってくれましたので、期待していました」と感謝する。
本馬の母はイブキローマン(母の父ブレイヴエストローマン)で10仔の産駒を持つが、本馬は第9仔になる。残念ながら昨年全弟となる第10仔を出産後、高齢も影響し亡くなった。この全弟(イブキローマンの03)は早々に岡田繁幸氏が一目見て購入。現在ラフィアンターフマンクラブで馬主会員の募集中が始まったが、やはり人気があるという。そのほかの兄弟では半兄にマイネルグリズリー(父ナグルスキー)中央3勝などがいる。水丸社長は「うちの馬は社長(岡田繁幸氏)と相性が合いますね」と今後の本馬と全弟に期待が膨らむ。
この日の取材のあとビッグレッドファームの蛯名マネージャーから本馬骨折の報告があった。水丸夫妻も最後に「元気に走り続けてもらいたい」とのコメントを頂いていただけに残念だが、マネージャーの報告によると「レースでの剥離骨折のようだが、復帰には充分な状態なので、少しでも早く直しクラシック戦線に間に合わせたい」とのこと。本馬には早く復帰して元気で頑張り屋の水丸夫妻にさらなる重賞制覇のプレゼントをして貰いたい。 第24回小倉2歳S(GIII)は、連闘で臨んだ4番人気のコスモヴァレンチが直線でしぶとく伸びて優勝、重賞初勝利を決めた。同馬の父は新種牡馬・マイネルラヴ。母はイブキローマン(中央24戦1勝)で、本馬はその第9仔にあたる。