重賞ウィナーレポート

2008年03月29日 毎日杯 Jpn3

2008年03月29日 阪神競馬場 晴 良 芝 1800m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ディープスカイ

プロフィール

生年月日
2005年04月24日 03歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:9戦2勝
総収得賞金
642,139,000円
アグネスタキオン
母 (母父)
アビ(GB)  by  Chief's Crown(USA)
馬主
深見 敏男
生産者
笠松牧場 (荻伏)
調教師
昆 貢
騎手
四位 洋文
  • 重賞初制覇に喜ぶ笠松牧場の皆さん
    重賞初制覇に喜ぶ笠松牧場の皆さん
  • 母アビ
    母アビ
  • 母と当歳の半弟(父マンハッタンカフェ)
    母と当歳の半弟(父マンハッタンカフェ)
 かつては“東上最終便”といわれた毎日杯を制したのは四位洋文騎手騎乗のディープスカイ(牡3 父アグネスタキオン)だった。道中はいつもどおりに後方待機。勝負どころから徐々に進出し、直線で外に持ち出されると豪快に伸びて差しきり勝ち。随所に若さを見せながらの完勝劇は豊かな将来性を感じさせるものだった。生産した笠松牧場にとっては創設20年目の初重賞Vとなった。

 「長かったね」。笠松牧場の水上行雄社長は開口一番にそうつぶやいた。「簡単に重賞レースに勝てるとは思わなかったけど、こんなに時間がかかるものだとも思わなかったよ」とほっとしたような表情をみせた。
 レースは、中山競馬場のテレビでみた。「生産者というのは、いつも期待してレースを見ている。もっと人気になっていたら違っていたのだろうけど、正直にいえば勝ったときは正直実感が湧かなかったよ」とテレたように笑った。
 豪快に伸びた愛馬を画面越しに確認したときよりも、鳴り止まぬ携帯電話や牧場に戻ってから所狭しとならべられた花や酒を見たときに勝ったことを実感したという。
 
 笠松牧場は平成元年創設。現在は55ヘクタールの土地に20頭弱の繁殖牝馬、そして10人弱のスタッフで強い馬づくりに励んでいる。水上社長は牧場創設前から馬主として所有馬を走らせていたが、馬を介した縁から牧場を持つことになった。
 在来の優秀な牝系の繁殖馬を集める一方で、新しい血の導入を考えた水上社長はディープスカイの母アビを、タタソールのミックスセールで購入した。半弟には独2000ギニー馬ロイヤルドラゴンのいる血統で、祖母は稀代の名牝クリスエヴァートと1歳違いの半妹。母の父にはチーフズクラウン、近親にはウイニングカラーズのいる血統で期待も大きい。「仔出しの良い繁殖牝馬でディープスカイ自身も生まれたときから素晴らしい馬でした」というのは場長の奥門祥明さん。とにかく度胸の据わった馬で「どこでも寝ちゃうような図太さがありましたね。この馬で絶対に大きいところを取るんだ、という気持ちで世話をしていました」と笑顔をみせた。
 
 報道によれば皐月賞へ向かうのかNHKマイルカップに標準を絞るのかは現時点では微妙だが「今回は内容が良かった。いずれにしても無事に長く走って欲しいね」と息の長い活躍を祈っている。