2005年03月05日 チューリップ賞 G3
優勝馬:エイシンテンダー
プロフィール
- 生年月日
- 2002年05月06日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:3戦3勝
- 総収得賞金
- 81,798,000円
- 父
- エイシンサンディ
- 母 (母父)
- エイシンララミー(USA) by Time for a Change(USA)
- 馬主
- 平井 豊光
- 生産者
- 栄進牧場 (浦河)
- 調教師
- 武 邦彦
- 騎手
- 武 幸四郎
桜花賞に向かって殊勲を挙げた本馬のふるさとは浦河町上絵笛の栄進牧場。静内から行くと、浦河市街地の手前に流れる絵笛川から川に沿う道路を遡り、二股の分岐をさらに右股に進むと一番奥に本場がある。山間の同場も今年は雪が多く残るが、山際の雪の溶け出した所には、青みを残したミヤコザサが頭をもたげ出している。
前週の阪急杯(キーンランドスワン 米国産)に続く快挙だが、オーナーブリーダー(平井 豊光オーナー)として名高い同牧場にとって、すべて“自前”で送り出した本馬の優勝は格別な喜びになったようだ。生産馬としてはエイシンサニー(1990年オークス)などを輩出しているが、現在、この本場で中間育成を、手前にある分場で繁殖(繋養牝馬25頭)を行っている。また、岡山県には90馬房を持つ栄進牧場久世育成センターを持ち、米国では預託を主にした生産活動をしている。(エイシンサンサンなどを見学させていただいているのは分場)
同場の今村場長は、今回のレースは観戦出来ずに移動中の新幹線の中で結果を知ったそうだが「嬉しかったですよ。生産・育成のすべてに携わっていたスタッフ全員の喜びですからね」とスタッフを労う。
本馬は幼駒の頃から「しっかりとした馬格を持っていました」(今村場長)と、期待されていたようだ。本馬の母はエイシンララミー(母の父Time for a Change、米国産)で1994年に輸入された期待馬。本馬は父に名血の同牧場馬エイシンサンディを持つ。半姉に4歳のエイシンベリンダ(父エルコンドルパサー)がいて、中央1勝の勝鞍がある現役馬。現在、母は同町内の牧場に移動しており、元気にしているという。
本馬の無傷の3連勝目が、桜花賞出走の権利を手にした重賞制覇で、牧場の期待は益々膨らんでいる。
具足ですが、冒頭のミヤコザサは、冬の間、雪に埋まり栄養価を保ち、馬の食料ともなります。積雪量の少ない日高地方では、馬が掘って食べることが出来て、もともと馬が自生できる自然条件があり、これが馬産地として繁栄した日高の要因にあったとされています。
取材の帰りには、日高山脈の主稜線がきれいに見えました。これから春が近づくに連れ、一面の白い積雪が白いカーテンのように山脈に巻き取られていきます。やがて、主稜線の山肌が見え始めるころ、里の牧場では、緑の牧草の上を生まれた当歳馬が走り回る季節。もうすぐ日高も春です。桜花賞トライアル、第12回チューリップ賞(GIII)は、武幸四郎騎乗の3番人気のエイシンテンダーが強烈な末脚を披露して圧勝を収めた。今週の東西の3歳重賞は、どちらも武兄弟とサンデーサイレンス系産駒が制覇し、3戦無敗馬の誕生で幕を閉じた。
前週の阪急杯(キーンランドスワン 米国産)に続く快挙だが、オーナーブリーダー(平井 豊光オーナー)として名高い同牧場にとって、すべて“自前”で送り出した本馬の優勝は格別な喜びになったようだ。生産馬としてはエイシンサニー(1990年オークス)などを輩出しているが、現在、この本場で中間育成を、手前にある分場で繁殖(繋養牝馬25頭)を行っている。また、岡山県には90馬房を持つ栄進牧場久世育成センターを持ち、米国では預託を主にした生産活動をしている。(エイシンサンサンなどを見学させていただいているのは分場)
同場の今村場長は、今回のレースは観戦出来ずに移動中の新幹線の中で結果を知ったそうだが「嬉しかったですよ。生産・育成のすべてに携わっていたスタッフ全員の喜びですからね」とスタッフを労う。
本馬は幼駒の頃から「しっかりとした馬格を持っていました」(今村場長)と、期待されていたようだ。本馬の母はエイシンララミー(母の父Time for a Change、米国産)で1994年に輸入された期待馬。本馬は父に名血の同牧場馬エイシンサンディを持つ。半姉に4歳のエイシンベリンダ(父エルコンドルパサー)がいて、中央1勝の勝鞍がある現役馬。現在、母は同町内の牧場に移動しており、元気にしているという。
本馬の無傷の3連勝目が、桜花賞出走の権利を手にした重賞制覇で、牧場の期待は益々膨らんでいる。
具足ですが、冒頭のミヤコザサは、冬の間、雪に埋まり栄養価を保ち、馬の食料ともなります。積雪量の少ない日高地方では、馬が掘って食べることが出来て、もともと馬が自生できる自然条件があり、これが馬産地として繁栄した日高の要因にあったとされています。
取材の帰りには、日高山脈の主稜線がきれいに見えました。これから春が近づくに連れ、一面の白い積雪が白いカーテンのように山脈に巻き取られていきます。やがて、主稜線の山肌が見え始めるころ、里の牧場では、緑の牧草の上を生まれた当歳馬が走り回る季節。もうすぐ日高も春です。桜花賞トライアル、第12回チューリップ賞(GIII)は、武幸四郎騎乗の3番人気のエイシンテンダーが強烈な末脚を披露して圧勝を収めた。今週の東西の3歳重賞は、どちらも武兄弟とサンデーサイレンス系産駒が制覇し、3戦無敗馬の誕生で幕を閉じた。