2009年08月30日 新潟記念 G3
優勝馬:ホッコーパドゥシャ
プロフィール
- 生年月日
- 2002年06月08日 07歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:47戦7勝
- 総収得賞金
- 246,015,000円
- 父
- マヤノトップガン
- 母 (母父)
- ネスカベミューズ by ヤマニンスキー
- 馬主
- 矢部 幸一
- 生産者
- 片山 幹雄 (鵡川)
- 調教師
- 村山 明
- 騎手
- 江田 照男
牧場創業以来、これが中央競馬における初めての重賞制覇。9回の重賞挑戦を繰り返してきたホッコーパトゥシャの関係者だけでなく、生産者の片山幹雄さんにとっても待ちに待った重賞のタイトルだった。
「この日は所用もあったのでレースはTVで見ていました。七夕賞(G3)で3着、小倉記念(G2)で2着と惜しいレースが続いていたので好走こそ期待していましたが、強い勝ち方でしたね」と片山さんは笑顔を見せる。
片山さんが2代目となる牧場の創業は昭和45年。牧場を任される前には田中牧場、西山牧場と競馬史に名を残す名門牧場で修行を積んだだけでなく、浦和競馬場で5年間厩務員として勤めた経歴もあると話す。
「知り合いのオーナーの方から、生産に取り組む前に競馬場の馬も見ておいたほうがいいと言われたのがきっかけでした。厩務員の頃には活躍した馬を任せてもらえただけでなく、馬作りの面においても勉強をさせてもらいました」(片山さん)
また、牧場に戻ってきてからもむかわ町の町議会委員として4期を務め、生産者の声を議会に反映させるなど多彩な才能を示してきた。そんな片山さんの元に預託馬としてやってきたのがホッコーパドゥシャの母ネスカベミューズだった。「血統も筋が通っていましたし、兄のホッコーダンディも3歳時に2勝して菊花賞出走も目指せたほどの活躍を残していただけに、産駒への期待も大きかったです」(片山さん)
その片山さんをして、自らが取り上げたネスカベミューズの最高傑作といえる馬がホッコーパドゥシャだった。「遅生まれとは思えないほど馬体も素晴らしかったですし、バランスにも秀でていました。生まれたすぐ後に、最初に管理をしてくださった浜田光正調教師が来てくださったのですが、一目見て『自分の厩舎に入れたい』と話してくださいましたね」(片山さん)
育成は同じ胆振地区の育成牧場である田口トレーニングファームで行っていたこともあり、幾度となく様子は伝えてもらっていたが、非常に丈夫な馬だったとのことで、この体質の強さが7歳になっても未だ衰えぬ活力に証明されている気もする。
「強い馬作りということで、牧場では早い時期から昼夜放牧を行ってきました。また、田中牧場さんや西山牧場さんで働いていた頃に牧草作りも任されていたのですが、今でも牧場の馬たちには鵡川沿いの栽草地から取れたミネラルの豊富な牧草を食べさせています」(片山さん)
7歳にして初めての重賞制覇となったが、今年の福島民放杯をレコードで勝利と、丈夫な体に能力が付いてきたことで、競走馬としてのピークがようやくやってきた印象も受ける。
「ここまで馬を管理してくださった浜田先生、そして重賞タイトルを取らせてくださった村山(明)先生に感謝するだけです。秋はG1レースにも出走してくれると思うので、その時は競馬場へ応援に行きたいですね」と片山さん。
今年のサマー2000シリーズのチャンピオンとなったホッコーパドゥシャの勢いを武器に、次はG1生産者として当選を果たすことになりそうだ。
「この日は所用もあったのでレースはTVで見ていました。七夕賞(G3)で3着、小倉記念(G2)で2着と惜しいレースが続いていたので好走こそ期待していましたが、強い勝ち方でしたね」と片山さんは笑顔を見せる。
片山さんが2代目となる牧場の創業は昭和45年。牧場を任される前には田中牧場、西山牧場と競馬史に名を残す名門牧場で修行を積んだだけでなく、浦和競馬場で5年間厩務員として勤めた経歴もあると話す。
「知り合いのオーナーの方から、生産に取り組む前に競馬場の馬も見ておいたほうがいいと言われたのがきっかけでした。厩務員の頃には活躍した馬を任せてもらえただけでなく、馬作りの面においても勉強をさせてもらいました」(片山さん)
また、牧場に戻ってきてからもむかわ町の町議会委員として4期を務め、生産者の声を議会に反映させるなど多彩な才能を示してきた。そんな片山さんの元に預託馬としてやってきたのがホッコーパドゥシャの母ネスカベミューズだった。「血統も筋が通っていましたし、兄のホッコーダンディも3歳時に2勝して菊花賞出走も目指せたほどの活躍を残していただけに、産駒への期待も大きかったです」(片山さん)
その片山さんをして、自らが取り上げたネスカベミューズの最高傑作といえる馬がホッコーパドゥシャだった。「遅生まれとは思えないほど馬体も素晴らしかったですし、バランスにも秀でていました。生まれたすぐ後に、最初に管理をしてくださった浜田光正調教師が来てくださったのですが、一目見て『自分の厩舎に入れたい』と話してくださいましたね」(片山さん)
育成は同じ胆振地区の育成牧場である田口トレーニングファームで行っていたこともあり、幾度となく様子は伝えてもらっていたが、非常に丈夫な馬だったとのことで、この体質の強さが7歳になっても未だ衰えぬ活力に証明されている気もする。
「強い馬作りということで、牧場では早い時期から昼夜放牧を行ってきました。また、田中牧場さんや西山牧場さんで働いていた頃に牧草作りも任されていたのですが、今でも牧場の馬たちには鵡川沿いの栽草地から取れたミネラルの豊富な牧草を食べさせています」(片山さん)
7歳にして初めての重賞制覇となったが、今年の福島民放杯をレコードで勝利と、丈夫な体に能力が付いてきたことで、競走馬としてのピークがようやくやってきた印象も受ける。
「ここまで馬を管理してくださった浜田先生、そして重賞タイトルを取らせてくださった村山(明)先生に感謝するだけです。秋はG1レースにも出走してくれると思うので、その時は競馬場へ応援に行きたいですね」と片山さん。
今年のサマー2000シリーズのチャンピオンとなったホッコーパドゥシャの勢いを武器に、次はG1生産者として当選を果たすことになりそうだ。