重賞ウィナーレポート

2006年03月04日 チューリップ賞 G3

2006年03月04日 阪神競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:アドマイヤキッス

プロフィール

生年月日
2003年02月08日 03歳
性別/毛色
牝/栗毛
戦績
国内:4戦2勝
総収得賞金
322,054,000円
サンデーサイレンス(USA)
母 (母父)
キッスパシオン  by  ジェイドロバリー(USA)
馬主
近藤 利一
生産者
ノーザンファーム (早来)
調教師
松田 博資
騎手
武 豊
【取材先:アドマイヤキッス号の生産者・ノーザンファーム(事務局)】

―――― 重賞初勝利おめでとうございます。キャリア4戦目で半年振りのレースでしたが、強い内容の勝ち方でしたね。まずはレース後の感想をお聞かせ下さい。

(スタッフ)育成時代より見た目も素質もとても高いレベルにあった牝馬でした。それでもまだ心身の未成熟さが感じられるレースが続き、3戦目に未勝利勝ち後は一息入れて、更に成長を待った次第です。今回その休養期間に期待通りの成長を見せ、パドックでも一見して良化している気配を感じました。レースは相手のあることでもありますし、同じく上昇中の他馬もいましたので、正直に言って勝てて良かったなと思っています。


―――― 只今お話にありました昨年9月以降の休養期間は牧場でどのように過ごされていましたか?

(スタッフ)放牧期間中は、適度な休養と調教を予定通りにこなしていました。性格の大人しい馬でしたし、幾らか気高いところもあり無駄な動きもほとんど見せないメリハリのある生活を送っていました。


―――― 牧場の頃の様子もお聞かせ下さい。本馬はセレクトセールの取引馬ですが、セール上場時の印象などは何かありますか?

(スタッフ)セリ上場時には多くの人から注目を浴びていました。ただ人によっては、あまりに端整な造りの馬でしたので、成長力など判断に困っていた方もおられました。


―――― 育成時期に移ってからは目立っていたポイントなどはありましたか?

(スタッフ)当時の担当厩務員は、性格も乗り味もトップクラスの牝馬だと褒めていたことを良く憶えていますね。


―――― 母キッスパシオンについてお聞かせ下さい。普段はどんな母親ですか?

(スタッフ)ジェイドロバリー産駒らしい大型牝馬で、とても見栄えのする繁殖牝馬です。産駒は総じて体格的に同じ傾向にあると言え、今後も種牡馬が変っても大きな期待も持てると思います。
今年はすでにワイルドラッシュの牡駒が誕生しています。


―――― 生産馬がワンツーで桜花賞の権利を獲得しました。今年も桜花賞が楽しみですがまずは順調に進んで欲しいですね。

(スタッフ)今とても勢いのあるクロフネ産駒が2着でしたね。ゴール前は接戦となりましたが、相手も決してスムーズなレース運びではなかったようですので、本番の結果は見当がつきません。また、生産馬どちらかが優勝してくれれば良いというわけではなく、どちらも気を緩めることのなく全力を尽くして欲しいと思っています、本当のライバルは他にもたくさんいると思いますので。


―――― ご協力ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致します。