2007年04月01日 産経大阪杯 G2
優勝馬:メイショウサムソン
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月07日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:16戦7勝
- 総収得賞金
- 1,065,949,000円
- 母 (母父)
- マイヴィヴィアン by ダンシングブレーヴ(USA)
- 馬主
- 松本 好雄
- 生産者
- 林 孝輝 (浦河)
- 調教師
- 高橋 成忠
- 騎手
- 石橋 守
昨年のクラシック2冠を制し、日高の話題をさらったメイショウサムソンが古馬第1戦の大阪杯を勝ち、生産牧場の林孝輝さんは安堵の表情を浮かべていた。
昨年の3月、本馬はトライアルレースのスプリングSを快勝、その後、皐月賞、東京優駿を立て続けに優勝すると日高は騒がしくなり生産者、関係者を問わず日高全体が喜びに包まれた感があった。同時期に、桜花賞(キストゥヘヴン、正和山本牧場)、優駿牝馬(カワカミプリンセス 三石川上牧場)、NHKマイルC(ロジック 武田修一牧場)と日高産馬の優勝の快挙が続き、低迷していた馬産地日高に元気を与えた。もちろん、コスモバルク(シンガポール航空国際カップ 加野牧場)も国際GⅠを制覇して立役者の1頭になるが、主役はやはりダービー馬メイショウサムソンだった。
しかし、秋の菊花賞、有馬記念を惜敗して周囲からは心配の声もあっただけに、古馬となった今回のレースは今後を占う仕切り直しの第1戦でもあった。
阪神競馬場に応援に駆けつけた林さんは「状態が良さそうだったので、期待はしていましたが、(2冠馬という)プレッシャーもありました。道中、折り合いがついて先頭馬に馬体を併せた時には相手の巻き返しにヒヤッとしたけど、競り合って勝つというサムソン本来の勝負根性が戻りましたね。ホッとしましたよ。次走は天皇賞・春になりますが、オーナーや厩舎、ファンの方のためにも一つ一つ頑張って貰いたい。」と愛馬にエールを送る。
留守を預かり自宅で応援をしていた奥さんの美鈴さんも、「今回は(斤量が)59キロだったでしょ。4才でそんなに重いものを背負って可哀そうですよね。なかなか前に出て来なかったので、あの仔(本馬)は、辛くて泣いて走っているのではないかと心配でした。良く頑張ってくれましたよね。」と安堵の笑顔を浮かべる。
本馬の母マイヴィヴィアン(母の父ダンシングブレーヴ)は、繁殖牝馬としては妙齢の10歳となり相変わらず元気だ。1歳になった期待の半弟(父シンボリクリスエス)は現在育成中。昨年は、希少な存在となったフォーティナイナーを受胎し楽しみにしていたが、残念ながら秋に流産して林さんをがっかりさせた。しかし、林さん、「今年は、ザ・ロックを付けたよ」とJBBA期待の新種牡馬ロックオブジブラルタルを配合、間もなく受胎確認するそうで期待を新たにしている。
「29日(天皇賞)が楽しみになりました。お爺ちゃんたち(先代の喜久治さんとお婆ちゃん)も連れて行きますよ。」と笑顔の林さん。
昨年の本馬の快挙に、多くの取材や祝賀会などで忙しかった林さんだが、ようやく落ち着かれたようにも見える。学生生活を送る長男の一輝さんも、春休みで家に帰り楽しそうに牧場を手伝っており、夫妻は頼もしそうに見つめていた。
明るい陽ざしにようやく春の訪れを感じる日高ですが、本馬の復活の勝利に林孝輝牧場は一足早い春を迎えたようだ。
昨年の3月、本馬はトライアルレースのスプリングSを快勝、その後、皐月賞、東京優駿を立て続けに優勝すると日高は騒がしくなり生産者、関係者を問わず日高全体が喜びに包まれた感があった。同時期に、桜花賞(キストゥヘヴン、正和山本牧場)、優駿牝馬(カワカミプリンセス 三石川上牧場)、NHKマイルC(ロジック 武田修一牧場)と日高産馬の優勝の快挙が続き、低迷していた馬産地日高に元気を与えた。もちろん、コスモバルク(シンガポール航空国際カップ 加野牧場)も国際GⅠを制覇して立役者の1頭になるが、主役はやはりダービー馬メイショウサムソンだった。
しかし、秋の菊花賞、有馬記念を惜敗して周囲からは心配の声もあっただけに、古馬となった今回のレースは今後を占う仕切り直しの第1戦でもあった。
阪神競馬場に応援に駆けつけた林さんは「状態が良さそうだったので、期待はしていましたが、(2冠馬という)プレッシャーもありました。道中、折り合いがついて先頭馬に馬体を併せた時には相手の巻き返しにヒヤッとしたけど、競り合って勝つというサムソン本来の勝負根性が戻りましたね。ホッとしましたよ。次走は天皇賞・春になりますが、オーナーや厩舎、ファンの方のためにも一つ一つ頑張って貰いたい。」と愛馬にエールを送る。
留守を預かり自宅で応援をしていた奥さんの美鈴さんも、「今回は(斤量が)59キロだったでしょ。4才でそんなに重いものを背負って可哀そうですよね。なかなか前に出て来なかったので、あの仔(本馬)は、辛くて泣いて走っているのではないかと心配でした。良く頑張ってくれましたよね。」と安堵の笑顔を浮かべる。
本馬の母マイヴィヴィアン(母の父ダンシングブレーヴ)は、繁殖牝馬としては妙齢の10歳となり相変わらず元気だ。1歳になった期待の半弟(父シンボリクリスエス)は現在育成中。昨年は、希少な存在となったフォーティナイナーを受胎し楽しみにしていたが、残念ながら秋に流産して林さんをがっかりさせた。しかし、林さん、「今年は、ザ・ロックを付けたよ」とJBBA期待の新種牡馬ロックオブジブラルタルを配合、間もなく受胎確認するそうで期待を新たにしている。
「29日(天皇賞)が楽しみになりました。お爺ちゃんたち(先代の喜久治さんとお婆ちゃん)も連れて行きますよ。」と笑顔の林さん。
昨年の本馬の快挙に、多くの取材や祝賀会などで忙しかった林さんだが、ようやく落ち着かれたようにも見える。学生生活を送る長男の一輝さんも、春休みで家に帰り楽しそうに牧場を手伝っており、夫妻は頼もしそうに見つめていた。
明るい陽ざしにようやく春の訪れを感じる日高ですが、本馬の復活の勝利に林孝輝牧場は一足早い春を迎えたようだ。