2006年10月08日 京都大賞典 G2
優勝馬:スイープトウショウ
プロフィール
- 生年月日
- 2001年05月09日 05歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:17戦8勝
- 総収得賞金
- 744,824,000円
- 父
- エンドスウィープ(USA)
- 母 (母父)
- タバサトウショウ by ダンシングブレーヴ(USA)
- 馬主
- トウショウ産業 (株)
- 生産者
- トウショウ産業株式会社トウショウ牧場 (静内)
- 調教師
- 鶴留 明雄
- 騎手
- 池添 謙一
本馬の11ヶ月振りの復帰レースは、トウショウ牧場・志村場長の心配を他所にあっさりと女王の貫禄を見せての快勝となった。
志村場長は「休養明けはあまり走りませんからね。今回は当初予定していた毎日王冠をやめて、大事を取って慣れている京都に持って行きました。ジャジャ馬娘が大人しくレースをしてくれるのか一番気になりましたが、長期間休んで馬の能力が落ちていないか、上ってきた新興勢力馬との力関係はどうなのか、とか色々考えましたよ。心配していたゲート入りもスムースだったし、インに入っても落ち着いてあっさり抜け出して勝ってしまいました。大人になったのでしょうかね。(あの仔が)こんなにまともなレースができるのですね。」と疑心暗鬼の様子で微笑む。
本馬は、幼駒の頃よりヤンチャな仔で、育成・馴致時代にもスタッフを困らせ、競馬場では追い切りを拒んだり、ゲートに入らなかったりスタッフを泣かせ続けて来ており、レースでは(これは褒めなければなりませんが)もう届かないといった所から差し切って志村場長やスタッフを毎回ハラハラさせ続けてきた。
次は天皇賞、昨年の同レースでJRA職員に“このレースの発走は遅らせることが出来ません”と注意を促されながらも、天皇・皇后両陛下の目の前で立止まって動かなくなり池添騎手が下馬してスタート地点に連れて行ったという曰くがある。「東京競馬場だと、どうしてか落ち着きませんでしたね。それと、今回は、もしかしたらディープインパクトが出走するするかもしれません、1度は彼と走らせるのが夢でしたけれど、JCか有馬記念と思っていましたからね。」とオーナーブリーダーとしての嬉しい悩みは続く。
以前、本馬の末脚の源を“ロンシャンを上り1F10秒台で走った祖父ダンシングブレーヴの血でしょう”と語っていた志村場長だが、「種牡馬時代のダンシングブレーヴを見たことがありますが、眼球の三白が本馬と同じでしっかりと血を引いたのでしょう。メイショウサムソンと同じくブルードメアサイヤーとして活躍馬を残していますよね。本馬の母も成績こそ余り残していませんが、すごいスピード馬でしたよ。」と語る。
母タバサトウショウは、ダンシングブレーヴの他にチャイナロックやトウショウボーイが肌に入る大事な血統後継馬だ。昨年の取材で当歳(現1歳)の父クロフネの半弟を見せていただいたが、今年も父キングカメハメハの半弟が誕生して、同牧場の丘の上にある綺麗な放牧地にいた。「凄く良い仔が出たので、今年もキングカメハメハをつけましたよ。」と志村場長の期待は大きい。
“あの仔(本馬)は、人間だったら理解できない性格”(志村場長談)と評する女王が、天皇賞でどんなレースを展開するのか興味は尽きない。
志村場長は「休養明けはあまり走りませんからね。今回は当初予定していた毎日王冠をやめて、大事を取って慣れている京都に持って行きました。ジャジャ馬娘が大人しくレースをしてくれるのか一番気になりましたが、長期間休んで馬の能力が落ちていないか、上ってきた新興勢力馬との力関係はどうなのか、とか色々考えましたよ。心配していたゲート入りもスムースだったし、インに入っても落ち着いてあっさり抜け出して勝ってしまいました。大人になったのでしょうかね。(あの仔が)こんなにまともなレースができるのですね。」と疑心暗鬼の様子で微笑む。
本馬は、幼駒の頃よりヤンチャな仔で、育成・馴致時代にもスタッフを困らせ、競馬場では追い切りを拒んだり、ゲートに入らなかったりスタッフを泣かせ続けて来ており、レースでは(これは褒めなければなりませんが)もう届かないといった所から差し切って志村場長やスタッフを毎回ハラハラさせ続けてきた。
次は天皇賞、昨年の同レースでJRA職員に“このレースの発走は遅らせることが出来ません”と注意を促されながらも、天皇・皇后両陛下の目の前で立止まって動かなくなり池添騎手が下馬してスタート地点に連れて行ったという曰くがある。「東京競馬場だと、どうしてか落ち着きませんでしたね。それと、今回は、もしかしたらディープインパクトが出走するするかもしれません、1度は彼と走らせるのが夢でしたけれど、JCか有馬記念と思っていましたからね。」とオーナーブリーダーとしての嬉しい悩みは続く。
以前、本馬の末脚の源を“ロンシャンを上り1F10秒台で走った祖父ダンシングブレーヴの血でしょう”と語っていた志村場長だが、「種牡馬時代のダンシングブレーヴを見たことがありますが、眼球の三白が本馬と同じでしっかりと血を引いたのでしょう。メイショウサムソンと同じくブルードメアサイヤーとして活躍馬を残していますよね。本馬の母も成績こそ余り残していませんが、すごいスピード馬でしたよ。」と語る。
母タバサトウショウは、ダンシングブレーヴの他にチャイナロックやトウショウボーイが肌に入る大事な血統後継馬だ。昨年の取材で当歳(現1歳)の父クロフネの半弟を見せていただいたが、今年も父キングカメハメハの半弟が誕生して、同牧場の丘の上にある綺麗な放牧地にいた。「凄く良い仔が出たので、今年もキングカメハメハをつけましたよ。」と志村場長の期待は大きい。
“あの仔(本馬)は、人間だったら理解できない性格”(志村場長談)と評する女王が、天皇賞でどんなレースを展開するのか興味は尽きない。