2004年08月15日 小倉記念 G3
優勝馬:メイショウカイドウ
プロフィール
- 生年月日
- 1999年05月14日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:28戦7勝
- 総収得賞金
- 356,984,000円
- 母 (母父)
- キンセングローリー by ヒツタイトグローリー(GB)
- 馬主
- 松本 好雄
- 生産者
- 森永 正志 (新冠)
- 調教師
- 坂口 正大
- 騎手
- 武 豊
本馬の生産牧場は新冠町・万世の森永正志牧場。市街地から新冠川沿いに10キロほど入り、少し高台に上った丘陵地にある。
大きな河岸段丘の2段目で、なだらかな斜面に広がる牧場からは新冠川も見渡せる気持ちのよいところに位置する。
同牧場は正志社長夫妻と次男の聡氏(31歳)の3人で9頭の繁殖馬を繋養しているが、生産馬での重賞制覇はリードワンダー(56年きさらぎ賞)、リードエイティー(同年阪神3歳ステークス)以来で喜びも大きい。
今回のレースには聡氏が小倉競馬場まで日帰りでの応援。「関係者の方の送り迎えなどの協力があり行って来られました。競馬場には2時間ぐらいしか居られませんでしたが行って良かったです。(武豊)騎手が欧州遠征から戻って本馬に騎乗してくれましたし、さすがでした。坂口調教師に感謝しています」(聡氏)と本馬の重賞初制覇に喜ぶ。一番人気での出走に「馬券を買ってくれたファンに迷惑がかからない様にと思いましたね。役員席で馬主(松本好雄氏)さん方と観戦させて頂いたのですが、ゴールの瞬間はメイショウバトラーとのワン・ツーフィニッシュに大いに盛り上がりました」と状況を語る。優勝綱とりの記念写真撮影にも参加、武豊騎手とも祝いの握手を交わしたという。
牧場では正志社長夫妻がテレビでの観戦となったが、本馬の快勝劇に夫人は「ゴール直前からお祝いの電話が入ってゴールを見損ないました。その後も皆さんからのお祝いで大変でしたよ」と嬉しい悲鳴を上げたようだ。
本馬の母はキンセングローリー(母の父ヒッタイトグローリー)で門別・大塚牧場産。中央33戦4勝後、同牧場で繁殖生活に入った。仔出しが良く11頭の産駒を持つ。「母馬は大変利口な馬で馬房は汚さないし、人のいうことを聞きます。でも威厳を持った馬なのでしょうか、まわりの馬は一目置いていましたね」と夫人は振り返る。本馬は第6仔になるが全兄にメイショウグロリア9歳中央5戦1勝、半兄メイショウドバイ6歳(父メイショウホムラ)中央17戦2勝などがいて、2歳の半弟ハッピーヘイロー(父キングへイロー)はデビューに向け調教中、1歳の半妹(父アジュディケーティング)育成中と今年3月22日に生まれた半弟(父サクラバクシンオー)も楽しみだ。
母キンセングローリーは3年前より仕事仲間の同町大富の石郷岡牧場に繋養されており聡氏が町に下がるついでに案内してくれた。「キンちゃん(キンセングローリー)元気?」「当歳どう?」と石郷岡牧場の同世代の息子さんとも意気が合う。聡氏はマイネルモルゲン(ダービー卿CT)で掲載した松浦牧場の快之氏とも同級生で良きライバル。最近、家族経営の牧場にも2世代、3世代目の若い人たちが強い競走馬づくりに一生懸命取り組み、結果を出しながら牧場経営の新しい流れを創り出している。本馬の活躍も大きなステップになったようだ。聡氏たちの今後の活躍に期待したい。
大きな河岸段丘の2段目で、なだらかな斜面に広がる牧場からは新冠川も見渡せる気持ちのよいところに位置する。
同牧場は正志社長夫妻と次男の聡氏(31歳)の3人で9頭の繁殖馬を繋養しているが、生産馬での重賞制覇はリードワンダー(56年きさらぎ賞)、リードエイティー(同年阪神3歳ステークス)以来で喜びも大きい。
今回のレースには聡氏が小倉競馬場まで日帰りでの応援。「関係者の方の送り迎えなどの協力があり行って来られました。競馬場には2時間ぐらいしか居られませんでしたが行って良かったです。(武豊)騎手が欧州遠征から戻って本馬に騎乗してくれましたし、さすがでした。坂口調教師に感謝しています」(聡氏)と本馬の重賞初制覇に喜ぶ。一番人気での出走に「馬券を買ってくれたファンに迷惑がかからない様にと思いましたね。役員席で馬主(松本好雄氏)さん方と観戦させて頂いたのですが、ゴールの瞬間はメイショウバトラーとのワン・ツーフィニッシュに大いに盛り上がりました」と状況を語る。優勝綱とりの記念写真撮影にも参加、武豊騎手とも祝いの握手を交わしたという。
牧場では正志社長夫妻がテレビでの観戦となったが、本馬の快勝劇に夫人は「ゴール直前からお祝いの電話が入ってゴールを見損ないました。その後も皆さんからのお祝いで大変でしたよ」と嬉しい悲鳴を上げたようだ。
本馬の母はキンセングローリー(母の父ヒッタイトグローリー)で門別・大塚牧場産。中央33戦4勝後、同牧場で繁殖生活に入った。仔出しが良く11頭の産駒を持つ。「母馬は大変利口な馬で馬房は汚さないし、人のいうことを聞きます。でも威厳を持った馬なのでしょうか、まわりの馬は一目置いていましたね」と夫人は振り返る。本馬は第6仔になるが全兄にメイショウグロリア9歳中央5戦1勝、半兄メイショウドバイ6歳(父メイショウホムラ)中央17戦2勝などがいて、2歳の半弟ハッピーヘイロー(父キングへイロー)はデビューに向け調教中、1歳の半妹(父アジュディケーティング)育成中と今年3月22日に生まれた半弟(父サクラバクシンオー)も楽しみだ。
母キンセングローリーは3年前より仕事仲間の同町大富の石郷岡牧場に繋養されており聡氏が町に下がるついでに案内してくれた。「キンちゃん(キンセングローリー)元気?」「当歳どう?」と石郷岡牧場の同世代の息子さんとも意気が合う。聡氏はマイネルモルゲン(ダービー卿CT)で掲載した松浦牧場の快之氏とも同級生で良きライバル。最近、家族経営の牧場にも2世代、3世代目の若い人たちが強い競走馬づくりに一生懸命取り組み、結果を出しながら牧場経営の新しい流れを創り出している。本馬の活躍も大きなステップになったようだ。聡氏たちの今後の活躍に期待したい。