重賞ウィナーレポート

2005年04月09日 NZトロフィー G2

2005年04月09日 中山競馬場 晴 良 芝 1600m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:マイネルハーティー

プロフィール

生年月日
2002年04月04日 03歳
性別/毛色
牡/青鹿毛
戦績
国内:10戦3勝
総収得賞金
143,662,000円
マイネルラヴ(USA)
母 (母父)
シビルスイート  by  シンボリルドルフ
馬主
(株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
生産者
市川牧場 (鵡川)
調教師
中村 均
騎手
内田 博幸
  • 本馬のせり上場前(H14年)
    本馬のせり上場前(H14年)
  • 母シビルスイート(16歳)
    母シビルスイート(16歳)
  • シビルスイートの1歳(スクワートルスクワートの牡)
    シビルスイートの1歳(スクワートルスクワートの牡)
【取材先:マイネルハーティー号の生産者・(有)市川牧場】

―――― 素晴らしい追い込みで見事重賞を初勝利おめでとうございます。まずは生産者として今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。

(スタッフ)ありがとうございます。当牧場にとっては実に10年以来の重賞勝利で家族全員で大変感激しました。


―――― レースはどちらでご覧になられましたか?またレース後、牧場での喜びの様子なども教えて下さい。

(スタッフ)この時期ですから、レースは自宅で応援していました。レース後は優勝のお祝いに多くの電話をいただき、友人や近くの生産者の方達とお祝いをしました。


―――― 前走の若葉Sは初めての2,000mを経験し8着に破れてしまいました。今回は再び得意のマイルに戻りましたが、レース前のお気持ちは如何でしたか?

(スタッフ)一度中山の朝日杯FSに出走して良い結果を出しているのと、シンザン記念でハナ差まで好走しているので、自分ではマイルがベストだと思います。テレビだけのパドックを見て毎回チャカつくのは母の気性が非常に強いので、少しも気に留めていませんでした。


―――― 昨年暮れの朝日杯で能力の片鱗を見せ、その後のシンザン記念では大接戦の末、残念ながら僅差で2着に敗れてしまいましたね。マイルでの実績は証明済みでしたし、今回はどうしても勝ちたいレースではなかったでしょうか?

(スタッフ)そうですね。朝日杯組が次々と重賞勝ちを上げてゆく中で、ハーティーだけがとり残されていた感があったので、今回は何としても優勝してもらいたいという思いが強くありました。


―――― さて本馬の牧場時代の印象をお聞かせ下さい。

(スタッフ)当歳時は病気や怪我もせず元気に順調に成長し、1歳の4月からは新冠ビッグレッドファームに移動して育成に入りました。


―――― さて続いて母シビルスイートについてもお聞かせ下さい。
1)普段はどんな母親ですか?

(スタッフ)母親の性格は結構きつく、生産者泣かせですが子育ては普通にこなしますよ。小型の馬で腹ぶくろのある馬です。


2)本年のお産と種付けの予定を教えて下さい。

(スタッフ)昨年は本馬と同じマイネルラヴを種付けしましたが残念ながら不受胎でした。本年も4月6日にマイネルラヴを種付けしました。早く受胎してくれるのを願っています。


―――― 本馬の弟にスクワートルスクワートの1歳がおりますが、こちらはどんな馬ですか?

(スタッフ)当牧場の1歳の中では体の大きい方ではありませんが、体型・性格は兄に似ていますね。更に2歳にはキンググローリアスの牝馬がおります。5月の北海道市場トレーニングセールに上場の予定でおります。この馬をお借りして多くの方に宜しくお願い致します。


―――― さて、次はいよいよGⅠのNHKマイルCになりますが、本番はどんなレースを期待しますか?

(スタッフ)次は東京競馬場に変わりますが同じ1,600mのレースです。今回のように大外一気で抜けてくるようなレースを願ってます。GⅠレースなので無事に出走できれば当日は競馬場へ応援に行きたいと思います。


―――― ご協力ありがとうございました。これからも無事に益々ご活躍されることを心よりお祈り申し上げます。第23回ニュージーランドトロフィー(GII)は、内田博幸騎乗の2番人気マイネルハーティーが、後方一気の鋭い末脚を繰り出して快勝。朝日杯FS4着の実績がある得意のマイル戦で、待望の重賞初制覇を果たした。