2005年08月21日 アイビスサマーダッシュ G3
優勝馬:テイエムチュラサン
プロフィール
- 生年月日
- 2002年04月15日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/栗毛
- 戦績
- 国内:12戦3勝
- 総収得賞金
- 89,709,000円
- 母 (母父)
- フルフリングス by ノーザンテースト(CAN)
- 馬主
- 竹園 正繼
- 生産者
- テイエム牧場 (鹿児島)
- 調教師
- 小島 貞博
- 騎手
- 田嶋 翔
本馬のふるさとは鹿児島県垂水市のテイエム牧場だが、オーナーブリーダーの竹園氏がサマーセール開催中の北海道市場に来られていたので、控え室(高額購入者上位の方に与えられる)に訪ねて、お話をお伺いました。
竹園社長は、周知のようにテイエムオペラオー、テイエムオーシャンなどで数々のビッグタイトルを手にしてきた名オーナーだが、本馬の大殊勲は1998年に自ら故郷に開設した牧場の生産馬の初重賞制覇だけにその喜びは大きいようだ。
2着馬との長い競り合いに首差で勝った本馬のレースを振り返り「粘り強かったね。一度かわされた時はだめだと思ったが、ほんとに強くなりましたよ。4月のオープン(橘S、2着)の好走後、休ませてこのレースを目標にしていたが、前走はスタートでつまづいて6着に敗れ、出られないかと思っていました。レース前には調教師(小島貞博師)から、調子が良いし外枠だったら勝てると聞いていましたけれど、(7ゲートだったので)真直ぐここに来てしまいました」と本馬を直接讃えられなかったのが残念そう。
テイエム牧場は繁殖を中心に行われており、10月から4月までの間だけ使われ、夏期は北海道の分場に移り、人も馬も居ないというが「九州の冬の気候は合うようです。温泉(テイエム牧場温泉、一般客用の入浴施設もある)を掘って母親も幼駒と入れていますが、脚元もしっかりとして、色々と効果がありますね。半年の作業なので、普段、金属製品を扱っている、うち(テイエム技研)の従業員が面倒をみています」と笑うが、大事な出産の時は「私がとり出しています。本馬は牧場で4年目の生産馬で、6頭いましたが、そのなかでも一番綺麗な仔で、皮膚も薄く、バランスがとれ、骨格もしっかりとした素晴らしい馬だと思いました。テイエムオペラオーにそっくりでしたね」と振り返る。まさに社長の著書「馬見の極意」(発売元テイエム技研)に記した理想の競走馬だったという。
本馬の母フリフリングス(母の父ノーザンテースト)は、牧場開設にあたり社台の繁殖馬セールで購入した牝馬、「当時、オペラオーが現役で活躍していた時でしたが、将来は種牡馬オペラオーとの配合を見越して、ノーザンテーストが入る繁殖牝馬を購入しました。もちろん本馬の下の父親はテイエムオペラオーで父親似の良い仔が出ています」と満足そうに笑みを浮かべる。
本馬は半兄にテイエムボッケモン(父スターオブコジーン、もみじS2着)などを持ち、第3仔になる。半弟には2歳テイエムホイドン(父テイエムオペラオー、中央デビュー2戦)、半妹の1歳(父テイエムオペラオー、中期育成中)がいる。
本馬の活躍に社長は「牧場開設後も、すべて絵に描いたように順調で嬉しいですね。本馬には秋の中山GI戦で頑張ってもらいたい。そのためにも坂越えの調教をじっくり行います。スピードのある馬なので楽しみです。牧場の血統後継馬としての期待も大きいですが、まずはレースで頑張ってもらいたい」と期待を膨らましていた。21日、新潟の直線を舞台に快速自慢13頭が集結した第5回アイビスサマーダッシュ(GIII)は、単勝7番人気のテイエムチュラサン(牝3歳、父タイキシャトル)が好スタートからゴール前で競り勝って優勝。鞍上の田嶋騎手とともに、重賞初制覇を飾った。
竹園社長は、周知のようにテイエムオペラオー、テイエムオーシャンなどで数々のビッグタイトルを手にしてきた名オーナーだが、本馬の大殊勲は1998年に自ら故郷に開設した牧場の生産馬の初重賞制覇だけにその喜びは大きいようだ。
2着馬との長い競り合いに首差で勝った本馬のレースを振り返り「粘り強かったね。一度かわされた時はだめだと思ったが、ほんとに強くなりましたよ。4月のオープン(橘S、2着)の好走後、休ませてこのレースを目標にしていたが、前走はスタートでつまづいて6着に敗れ、出られないかと思っていました。レース前には調教師(小島貞博師)から、調子が良いし外枠だったら勝てると聞いていましたけれど、(7ゲートだったので)真直ぐここに来てしまいました」と本馬を直接讃えられなかったのが残念そう。
テイエム牧場は繁殖を中心に行われており、10月から4月までの間だけ使われ、夏期は北海道の分場に移り、人も馬も居ないというが「九州の冬の気候は合うようです。温泉(テイエム牧場温泉、一般客用の入浴施設もある)を掘って母親も幼駒と入れていますが、脚元もしっかりとして、色々と効果がありますね。半年の作業なので、普段、金属製品を扱っている、うち(テイエム技研)の従業員が面倒をみています」と笑うが、大事な出産の時は「私がとり出しています。本馬は牧場で4年目の生産馬で、6頭いましたが、そのなかでも一番綺麗な仔で、皮膚も薄く、バランスがとれ、骨格もしっかりとした素晴らしい馬だと思いました。テイエムオペラオーにそっくりでしたね」と振り返る。まさに社長の著書「馬見の極意」(発売元テイエム技研)に記した理想の競走馬だったという。
本馬の母フリフリングス(母の父ノーザンテースト)は、牧場開設にあたり社台の繁殖馬セールで購入した牝馬、「当時、オペラオーが現役で活躍していた時でしたが、将来は種牡馬オペラオーとの配合を見越して、ノーザンテーストが入る繁殖牝馬を購入しました。もちろん本馬の下の父親はテイエムオペラオーで父親似の良い仔が出ています」と満足そうに笑みを浮かべる。
本馬は半兄にテイエムボッケモン(父スターオブコジーン、もみじS2着)などを持ち、第3仔になる。半弟には2歳テイエムホイドン(父テイエムオペラオー、中央デビュー2戦)、半妹の1歳(父テイエムオペラオー、中期育成中)がいる。
本馬の活躍に社長は「牧場開設後も、すべて絵に描いたように順調で嬉しいですね。本馬には秋の中山GI戦で頑張ってもらいたい。そのためにも坂越えの調教をじっくり行います。スピードのある馬なので楽しみです。牧場の血統後継馬としての期待も大きいですが、まずはレースで頑張ってもらいたい」と期待を膨らましていた。21日、新潟の直線を舞台に快速自慢13頭が集結した第5回アイビスサマーダッシュ(GIII)は、単勝7番人気のテイエムチュラサン(牝3歳、父タイキシャトル)が好スタートからゴール前で競り勝って優勝。鞍上の田嶋騎手とともに、重賞初制覇を飾った。