2004年11月27日 京阪杯 G3
優勝馬:ダイワエルシエーロ
プロフィール
- 生年月日
- 2001年05月11日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:7戦4勝
- 総収得賞金
- 281,754,000円
- 母 (母父)
- ロンドンブリッジ by ドクターデヴィアス(IRE)
- 馬主
- 大和商事 (株)
- 生産者
- 下河辺牧場 (門別)
- 調教師
- 松田 国英
- 騎手
- 福永 祐一
今年のオークス馬でもある本馬のふるさとは門別町福満の下河辺牧場。クイーンC、オークスに続き3度目の取材となる。同牧場は繁殖(繁殖牝馬約100頭)・育成・トレーニングと一環とした競走馬づくりを行っており、昨年の三冠牝馬スティルインラブなど数々の活躍馬を輩出する管内でも代表的な名門牧場。本年の総合生産牧場ランキングでも5位(産駒獲得賞金ランク10月31日現在、JBBAニュースより)とトップクラスの定位置を確保している。
本馬はざ石(蹄底におきる炎症)により秋華賞、エリザベス女王杯を回避しファンを心配させたが、当レースの快勝に同牧場も胸を撫で下ろす。
京都競馬場に下河辺俊行社長と応援に駈け付けた長男行雄氏(繁殖・育成担当)は「嬉しかったですね。オークス馬として意地を見せてくれました。内容の濃い相手たちでしたが、自分でレースをつくり勝ってくれました。タイトル馬として恥ずかしくない鮮やかなレースでしたよ」と重賞勝鞍をもつ古馬たちを相手に牝馬1頭で臨み快挙を挙げた本馬を讃える。また目標とするGⅠを回避した事にも「調教師(松田国英)さんの大英断でしたね。馬主(大和商事)さんの理解もあり、万全の状態に戻りました。感謝しています」と今後の古馬GⅠ戦線へ向かい確実な第一歩を踏み出したことを喜ぶ。
母ロンドンブリッジは同町内の分場に放牧されており行雄氏に案内して頂いた。
9歳になる母は元気でふっくらとした体をしており、眼もきれいに輝いている。今まで暖かったせいか冬毛も少なくきれいな姿を見せ若々しい様子、本馬はこういう雰囲気を母から引き継いだようだ。行雄氏は「本馬の今回のレース展開が母親(ロンドンブリッジ)のファンタジーS(97年1着)を彷彿させるレースでしたね」と振り返る。
母の母はオールフォーロンドン(USA,母母父Danzig)で俊行社長と先代の祖父が米国で購入した期待馬。「この馬は英国で芝を、米国でダートに勝鞍があり日本での産駒の活躍が期待されました」と繁殖の責任者でもある行雄氏自慢の代表後継血統馬。
本馬は第1仔だが、兄弟は半弟の2歳(父ブライアンズタイム)はデビューにむけて調教中、同じく1歳の半弟(同父)は千葉の同牧場トレーニングセンターでの育成中となるが、いずれも期待される弟たち。今年生まれた半弟の当歳(父アフリート)は本場で元気に放牧されているが「父親似の幅のある体型を譲り受けており、こちらも楽しみです」という。
また、現在セリ市場を賑わしているダンスインザダークとの仔が来年出産の予定で目が離せない。
下河辺社長と長男行雄氏、次男隆行氏(トレーニング担当)を中心に50名のスタッフとのコミュニケーションを大事にする大規模な牧場に周囲の期待も大きい。第49回京阪杯は、単勝8番人気と低評価だったオークス馬ダイワエルシエーロが、並みいる牡馬を尻目に53キロの「恵量」を活かして鮮やかな逃げ切り勝ちを決めた。
本馬はざ石(蹄底におきる炎症)により秋華賞、エリザベス女王杯を回避しファンを心配させたが、当レースの快勝に同牧場も胸を撫で下ろす。
京都競馬場に下河辺俊行社長と応援に駈け付けた長男行雄氏(繁殖・育成担当)は「嬉しかったですね。オークス馬として意地を見せてくれました。内容の濃い相手たちでしたが、自分でレースをつくり勝ってくれました。タイトル馬として恥ずかしくない鮮やかなレースでしたよ」と重賞勝鞍をもつ古馬たちを相手に牝馬1頭で臨み快挙を挙げた本馬を讃える。また目標とするGⅠを回避した事にも「調教師(松田国英)さんの大英断でしたね。馬主(大和商事)さんの理解もあり、万全の状態に戻りました。感謝しています」と今後の古馬GⅠ戦線へ向かい確実な第一歩を踏み出したことを喜ぶ。
母ロンドンブリッジは同町内の分場に放牧されており行雄氏に案内して頂いた。
9歳になる母は元気でふっくらとした体をしており、眼もきれいに輝いている。今まで暖かったせいか冬毛も少なくきれいな姿を見せ若々しい様子、本馬はこういう雰囲気を母から引き継いだようだ。行雄氏は「本馬の今回のレース展開が母親(ロンドンブリッジ)のファンタジーS(97年1着)を彷彿させるレースでしたね」と振り返る。
母の母はオールフォーロンドン(USA,母母父Danzig)で俊行社長と先代の祖父が米国で購入した期待馬。「この馬は英国で芝を、米国でダートに勝鞍があり日本での産駒の活躍が期待されました」と繁殖の責任者でもある行雄氏自慢の代表後継血統馬。
本馬は第1仔だが、兄弟は半弟の2歳(父ブライアンズタイム)はデビューにむけて調教中、同じく1歳の半弟(同父)は千葉の同牧場トレーニングセンターでの育成中となるが、いずれも期待される弟たち。今年生まれた半弟の当歳(父アフリート)は本場で元気に放牧されているが「父親似の幅のある体型を譲り受けており、こちらも楽しみです」という。
また、現在セリ市場を賑わしているダンスインザダークとの仔が来年出産の予定で目が離せない。
下河辺社長と長男行雄氏、次男隆行氏(トレーニング担当)を中心に50名のスタッフとのコミュニケーションを大事にする大規模な牧場に周囲の期待も大きい。第49回京阪杯は、単勝8番人気と低評価だったオークス馬ダイワエルシエーロが、並みいる牡馬を尻目に53キロの「恵量」を活かして鮮やかな逃げ切り勝ちを決めた。