2009年08月16日 北九州記念 G3
優勝馬:サンダルフォン
プロフィール
- 生年月日
- 2003年03月25日 06歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:30戦6勝
- 総収得賞金
- 221,896,000円
- 母 (母父)
- コウユーラヴ by ジェイドロバリー(USA)
- 馬主
- (有) ノースヒルズマネジメント
- 生産者
- 滝本 健二 (門別)
- 調教師
- 松永 幹夫
- 騎手
- 酒井 学
サマースプリントシリーズ第3戦、北九州記念(G3)は6歳馬サンダルフォンが優勝。嬉しい重賞初制覇を飾った。生産は日高町庫富の滝本健二牧場。過去には南部杯、桐花賞などを制し、岩手競馬の黄金期を支えたグレートホープや、同じく岩手で数多くの重賞を勝ったトニージェントを生産し、最近ではダイシングロウが古馬芝戦線で活躍中。繁殖牝馬は6頭で、夫の健二さんと妻の麻里子さんと2人で牧場を切り盛りしている。
滝本さんはレース当日、自宅でテレビ観戦して応援していたそうだ。「期待はしていましたが、重賞を勝つというのは難しいことですからね。うまくレース運びができればチャンスがあると思っていました。長く牧場をやってきて苦労も多かったですが、重賞を勝てて本当に嬉しいです。」と、喜びを語った。
本馬は7月の米子ステークス4着後、関屋記念(G3)に出走するプランもあったそうだが、賞金面で出走が厳しいことを考慮して小倉へ。今回は単勝8番人気という低評価だったが、それを覆して突き抜けた。オープンクラス昇級後は苦戦が続いていたが、強豪相手に揉まれた経験が30戦目で実を結んだ。
滝本さんに本馬の当歳時の様子を伺うと、「背の高いスラッとした馬でしたね。母馬に似ていたと思います。」と、振り返る。当時より深い関係を持っていた山本正司元調教師のエスコートでノースヒルズマネジメントの持ち馬となった。
「山本正司先生には本当にお世話になり、感謝でいっぱいです。レース後もすぐ“良かったね!”と電話をいただきました。」と、滝本さん。家族経営で家を空けられない中、山本正司さんが馬主さんとの出会いづくりに協力してくれたそうだ。
母コウユーラヴは現役時代35戦2勝の成績を残し、入着回数も多く堅実に活躍した。
「気難しい馬で、騎手の方も苦労したみたいですね。繁殖牝馬としては初仔のサンダルフォンが重賞を勝ち、2番仔のダイシングロウも重賞2着がありますから、大した馬です。」と、滝本さん。
残念なことに3番仔が難産に見舞われ、母仔共に亡くなってしまった。「コウユーラヴが亡くなった時は、牧場をやめようかとも思いました。いたわしいことをしました。」と、期待をかけていた繁殖牝馬の死に、滝本さん夫妻は落胆したという。今回の勝利は悲しみを乗り越え、亡き母コウユーラヴに捧げる大きな1勝といえるだろう。
本馬はこれまでの6勝のうち4勝を夏場の7、8月に挙げており、得意の季節に入って上昇カーブを描いている。
滝本さんは、「昨年は半弟ダイシングロウがサマー2000シリーズのチャンピオンを狙える位置にいたのですが、惜しくも優勝はできませんでした。サンダルフォンは今調子が良さそうですし、この勢いで次も頑張って欲しいですね。今後も無事で息長く競走生活を続けてくれたら嬉しいです。」と、エールを送った。
今年もコウユーラヴの孝行息子が夏競馬を盛り上げてくれそうだ。
滝本さんはレース当日、自宅でテレビ観戦して応援していたそうだ。「期待はしていましたが、重賞を勝つというのは難しいことですからね。うまくレース運びができればチャンスがあると思っていました。長く牧場をやってきて苦労も多かったですが、重賞を勝てて本当に嬉しいです。」と、喜びを語った。
本馬は7月の米子ステークス4着後、関屋記念(G3)に出走するプランもあったそうだが、賞金面で出走が厳しいことを考慮して小倉へ。今回は単勝8番人気という低評価だったが、それを覆して突き抜けた。オープンクラス昇級後は苦戦が続いていたが、強豪相手に揉まれた経験が30戦目で実を結んだ。
滝本さんに本馬の当歳時の様子を伺うと、「背の高いスラッとした馬でしたね。母馬に似ていたと思います。」と、振り返る。当時より深い関係を持っていた山本正司元調教師のエスコートでノースヒルズマネジメントの持ち馬となった。
「山本正司先生には本当にお世話になり、感謝でいっぱいです。レース後もすぐ“良かったね!”と電話をいただきました。」と、滝本さん。家族経営で家を空けられない中、山本正司さんが馬主さんとの出会いづくりに協力してくれたそうだ。
母コウユーラヴは現役時代35戦2勝の成績を残し、入着回数も多く堅実に活躍した。
「気難しい馬で、騎手の方も苦労したみたいですね。繁殖牝馬としては初仔のサンダルフォンが重賞を勝ち、2番仔のダイシングロウも重賞2着がありますから、大した馬です。」と、滝本さん。
残念なことに3番仔が難産に見舞われ、母仔共に亡くなってしまった。「コウユーラヴが亡くなった時は、牧場をやめようかとも思いました。いたわしいことをしました。」と、期待をかけていた繁殖牝馬の死に、滝本さん夫妻は落胆したという。今回の勝利は悲しみを乗り越え、亡き母コウユーラヴに捧げる大きな1勝といえるだろう。
本馬はこれまでの6勝のうち4勝を夏場の7、8月に挙げており、得意の季節に入って上昇カーブを描いている。
滝本さんは、「昨年は半弟ダイシングロウがサマー2000シリーズのチャンピオンを狙える位置にいたのですが、惜しくも優勝はできませんでした。サンダルフォンは今調子が良さそうですし、この勢いで次も頑張って欲しいですね。今後も無事で息長く競走生活を続けてくれたら嬉しいです。」と、エールを送った。
今年もコウユーラヴの孝行息子が夏競馬を盛り上げてくれそうだ。