重賞ウィナーレポート

2007年10月14日 秋華賞 Jpn1

2007年10月14日 京都競馬場 晴 良 芝 2000m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:ダイワスカーレット

プロフィール

生年月日
2004年05月13日 03歳
性別/毛色
牝/栗毛
戦績
国内:7戦5勝
総収得賞金
786,685,000円
アグネスタキオン
母 (母父)
スカーレットブーケ  by  ノーザンテースト(CAN)
馬主
大城 敬三
生産者
社台ファーム (千歳)
調教師
松田 国英
騎手
安藤 勝己
 プロ野球ではクライマックスシリーズが盛り上がりを見せている。
 競馬界も秋のJpn1シリーズを迎え、スタジアムでの熱いプレーに負けず劣らずの白熱したレースを展開している。そんな中、G1馬が4頭出走した今回の秋華賞における、ダイワスカーレットのレースぶりを野球の表現に例えるなら、「二桁奪三振、無四球完封勝利!」と表すに相応しい、完ぺきに近いものだったかもしれない。

 「牧場のTVでレースを見守っていましたが興奮しましたね。しかもウオッカの追撃を振り切って、生産馬であるレインダンスも2着に来てくれたことも嬉しかったですね」とは社台ファーム事務局の長浜卓也さん。ちなみに社台ファーム生産馬では前日のデイリー杯2歳Sでも、キャプテントゥーレとタケミカヅチがワンツーフィニッシュ。これもまた野球の表現を使わせてもらえるのなら、「社台ファーム、連夜のアベックホームラン!」としておくべきだろうか。
 「ダイワスカーレットは血統からしても産まれながらに期待が大きかったですし、その後の成長や育成調教を始めた頃もその時と同じいい印象のまま成長してくれました。しかも、デビューしてからもほぼ完ぺきと言える成績を残して、その上、秋華賞を勝ってくれたのですから、もう何も言うべきところがないですね」と長浜さん。
 
 牧場のスポークスマンとしての立場からしても、言葉が出てこないほど完ぺきな馬が、今のダイワスカーレットなのだろう。この後のローテーションは、一流の古牝馬たちも出走してくるエリザベス女王杯出走となっている。
 秋華賞を制し、同世代のチャンピオンとなった今のダイワスカーレットなら、日本シリーズ制覇ならぬ、「エリザベス女王杯制覇!」もたやすいことのような気がしてくる。