2007年06月24日 宝塚記念 G1
優勝馬:アドマイヤムーン
プロフィール
- 生年月日
- 2003年02月23日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:12戦8勝
- 総収得賞金
- 740,462,000円
- 父
- エンドスウィープ(USA)
- 母 (母父)
- マイケイティーズ by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- 近藤 利一
- 生産者
- ノーザンファーム (早来)
- 調教師
- 松田 博資
- 騎手
- 岩田 康誠
近年の競馬で今年の宝塚記念ほど興味を集めたレースはない。今年のダービー馬、しかも牝馬としては64年ぶりのダービー制覇を果たしたウオッカが参戦。ウオッカに相対するのはGⅠ馬6頭を始めとする古馬たち。
グランプリレースと呼ぶに相応しいフルゲート18頭で行われたこの混戦を制して、名実共に日本一のサラブレッドとなったのは、ノーザンファームの生産馬であるアドマイヤムーンだった。
「まず上半期を代表するレースで、最高の内容をした競馬を見せてくれたことを嬉しく思います」と激戦を振り返るように事務局の中尾氏は落ち着いた口調で話す。
ちなみに宝塚記念に出走していたノーザンファームの生産馬では、ポップロックも健闘して3着に入っている。
「ポップロックもそうですが、海外で結果を残してきたという経験が活きたのではという気もしています。アドマイヤムーン自身はドバイデューティーフリー、クイーンエリザベス2世カップと海外でのレースを続けてきた馬ですが、このレースでも自分の力を出し切ってくれたように、非常にタフな馬だなということも再確認しました」(中尾氏)
確かに2歳時の札幌2歳S以降からクラシック、そして重賞戦線で活躍を続け、そしてGⅠ2勝を含む重賞7勝もの成績を残してきたことは、近年の名馬にも見られないタフさだと言えよう。
将来的には殿堂入りも間違いないであろうアドマイヤムーンは、2003年に行われたセレクトセールに上場。実は今年のセレクトセールには、9日に行われる1歳セリ、そして10日に行われる当歳セリで、アドマイヤムーンの半弟であるマイケイティーズの2006(牡、父フレンチデピュティ)と、マイケイティーズの2007(牡、父クロフネ)の上場が決定している。
日本の競馬関係者だけでなく、国際G1馬の弟ということもあって世界のホースマンからの注目を集めることは必死。セリ当日はどれだけの評価をされるか楽しみになってくる。
「アドマイヤムーン自身ももう一つG1タイトルを手に出来れば、今年の年度代表馬となる可能性も高くなってくるはずです。今後のローテーションは、この馬の真の強さが発揮できる中距離路線となるのでしょうが、日本、そして再び海外に遠征した時にも最高の内容をしたレースを見せてもらいたいですね」(中尾氏)
今は来るべき秋シーズンに向けて休養しているとのことだが、今の話題は「セレクトセール2007」に上場される弟たちに注目を集めてもらって、王者は秋から再び日本競馬界の話題を独り占めしてもらうことにしよう。
グランプリレースと呼ぶに相応しいフルゲート18頭で行われたこの混戦を制して、名実共に日本一のサラブレッドとなったのは、ノーザンファームの生産馬であるアドマイヤムーンだった。
「まず上半期を代表するレースで、最高の内容をした競馬を見せてくれたことを嬉しく思います」と激戦を振り返るように事務局の中尾氏は落ち着いた口調で話す。
ちなみに宝塚記念に出走していたノーザンファームの生産馬では、ポップロックも健闘して3着に入っている。
「ポップロックもそうですが、海外で結果を残してきたという経験が活きたのではという気もしています。アドマイヤムーン自身はドバイデューティーフリー、クイーンエリザベス2世カップと海外でのレースを続けてきた馬ですが、このレースでも自分の力を出し切ってくれたように、非常にタフな馬だなということも再確認しました」(中尾氏)
確かに2歳時の札幌2歳S以降からクラシック、そして重賞戦線で活躍を続け、そしてGⅠ2勝を含む重賞7勝もの成績を残してきたことは、近年の名馬にも見られないタフさだと言えよう。
将来的には殿堂入りも間違いないであろうアドマイヤムーンは、2003年に行われたセレクトセールに上場。実は今年のセレクトセールには、9日に行われる1歳セリ、そして10日に行われる当歳セリで、アドマイヤムーンの半弟であるマイケイティーズの2006(牡、父フレンチデピュティ)と、マイケイティーズの2007(牡、父クロフネ)の上場が決定している。
日本の競馬関係者だけでなく、国際G1馬の弟ということもあって世界のホースマンからの注目を集めることは必死。セリ当日はどれだけの評価をされるか楽しみになってくる。
「アドマイヤムーン自身ももう一つG1タイトルを手に出来れば、今年の年度代表馬となる可能性も高くなってくるはずです。今後のローテーションは、この馬の真の強さが発揮できる中距離路線となるのでしょうが、日本、そして再び海外に遠征した時にも最高の内容をしたレースを見せてもらいたいですね」(中尾氏)
今は来るべき秋シーズンに向けて休養しているとのことだが、今の話題は「セレクトセール2007」に上場される弟たちに注目を集めてもらって、王者は秋から再び日本競馬界の話題を独り占めしてもらうことにしよう。