2005年02月20日 フェブラリーS G1
優勝馬:メイショウボーラー
プロフィール
- 生年月日
- 2001年04月16日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:15戦7勝
- 総収得賞金
- 466,724,000円
- 母 (母父)
- ナイスレイズ(USA) by Storm Cat(USA)
- 馬主
- 松本 好雄
- 生産者
- 日の出牧場 (浦河)
- 調教師
- 白井 寿昭
- 騎手
- 福永 祐一
2005年、始めのGIを制した本馬のふるさとは浦河町杵臼の日の出牧場。ガーネットS、根岸Sに続き重賞3連覇目が牧場にとって初めてのGI制覇となった。
本馬が古馬戦線の主役に躍り出たこの3連戦は、年が明けてからの一月半の出来事だ。取材の時、鎌田博隆社長は東京競馬場への応援から戻っていなかったが、鎌田夫人は戸惑いを見せながら「まったく信じられません。レースが始まる頃は(緊張と興奮で)涙が出てくるし、応援する声など出ません。ただ、無事に走り終えて欲しいと祈っていました」と振り返る。レースでは逃げて最後押し切った快勝ではあったが、「最後の直線が長いですよね。もう心臓に悪くて、どうしようかと思いました」と息の詰まるレース観戦となったようだ。夜には東京から社長も戻る予定で、また祝宴となるだろうが、「もう、お祝いで疲れきっているでしょうね、今回は主人の他に、オーナーにお世話になっている牧場の方たち10名で行っていますので、主人もかなりプレッシャーを感じたことと思います」とようやく満面の笑みをみせる。
本馬の重賞前2戦については当ホームページに記載してあるが、今回は母ナイスレイズと兄弟について再度紹介します。
母ナイスレイズ(母の父Storm Cat、11歳、米国産)は、「世界的な名血が欲しい」(鎌田社長)と受胎付きで輸入された期待の繁殖馬。米国で1勝をあげている。性格は大人しいが骨格のしっかりとした馬体を持っているという。
第1仔が米国で交配され同牧場産の半姉(父Unbridled’s Sonng)のニンナナンナ(6歳)で、中央3勝をあげている。
第2仔は全姉マイミッシェル(父タイキシャトル)で中央1勝をあげ、現在、両馬とも同牧場で血統後継馬として繁殖生活をおくっているが、今年マイミッシェルに第1仔(父フジキセキ)が誕生予定。
第3仔が本馬。第4仔はオースミナイス(父コマンダーインチーフ、牡3歳、現役)は中央デビューを果たし、先日京都でを着をひろって調子を上げているという。
第5仔半弟(父テイエムオペラオー、牡2歳)は同町西舎で後期育成中だが、鎌田社長の見た様子では、すこぶる順調のようだ。
第6仔が現在、同牧場で中期育成中の半妹(父マリエンバート、牝1歳)になるが、名馬マリエンバートの初年度産駒だけに、周囲の期待も高まる。鎌田社長も骨格ががっしりとしていて、良い馬だと楽しみにしているようだ。今年は4月に父ダンスインザダークが誕生予定。
牧場に戻られた鎌田社長によると、今回競馬場に行ったのは地元「三愛会」のメンバー10名の方たちと一緒で、日の出牧場はもちろんのことだが、松本好雄オーナーに本馬でのGIタイトル獲得を応援したいとの主旨だったそうだ。
三愛会は日高で松本オーナーを囲む生産者の会だというが、よく日高に足を運ぶ松本氏と懇親会を開いたり、氏の好きな釣りを一緒に楽しんだりしているという。
本馬が快勝すると、みんなで顔をクシャクシャにして喜びを共にした様子で、その後、二晩にわたる祝宴が続いたそうだ。
2代目博隆社長が苦労を重ねてきて創業30年目の、日の出牧場GI初制覇。鎌田夫妻の喜びは計り知れないが、日高の牧場や関係者にも大きな喜びと希望を広めている。今年最初のGIレース、第22回フェブラリーSは、単勝1番人気のメイショウボーラーがコースレコードを0秒3更新する1分34秒7の破格のタイムで逃げ切り勝ちを飾った。
本馬が古馬戦線の主役に躍り出たこの3連戦は、年が明けてからの一月半の出来事だ。取材の時、鎌田博隆社長は東京競馬場への応援から戻っていなかったが、鎌田夫人は戸惑いを見せながら「まったく信じられません。レースが始まる頃は(緊張と興奮で)涙が出てくるし、応援する声など出ません。ただ、無事に走り終えて欲しいと祈っていました」と振り返る。レースでは逃げて最後押し切った快勝ではあったが、「最後の直線が長いですよね。もう心臓に悪くて、どうしようかと思いました」と息の詰まるレース観戦となったようだ。夜には東京から社長も戻る予定で、また祝宴となるだろうが、「もう、お祝いで疲れきっているでしょうね、今回は主人の他に、オーナーにお世話になっている牧場の方たち10名で行っていますので、主人もかなりプレッシャーを感じたことと思います」とようやく満面の笑みをみせる。
本馬の重賞前2戦については当ホームページに記載してあるが、今回は母ナイスレイズと兄弟について再度紹介します。
母ナイスレイズ(母の父Storm Cat、11歳、米国産)は、「世界的な名血が欲しい」(鎌田社長)と受胎付きで輸入された期待の繁殖馬。米国で1勝をあげている。性格は大人しいが骨格のしっかりとした馬体を持っているという。
第1仔が米国で交配され同牧場産の半姉(父Unbridled’s Sonng)のニンナナンナ(6歳)で、中央3勝をあげている。
第2仔は全姉マイミッシェル(父タイキシャトル)で中央1勝をあげ、現在、両馬とも同牧場で血統後継馬として繁殖生活をおくっているが、今年マイミッシェルに第1仔(父フジキセキ)が誕生予定。
第3仔が本馬。第4仔はオースミナイス(父コマンダーインチーフ、牡3歳、現役)は中央デビューを果たし、先日京都でを着をひろって調子を上げているという。
第5仔半弟(父テイエムオペラオー、牡2歳)は同町西舎で後期育成中だが、鎌田社長の見た様子では、すこぶる順調のようだ。
第6仔が現在、同牧場で中期育成中の半妹(父マリエンバート、牝1歳)になるが、名馬マリエンバートの初年度産駒だけに、周囲の期待も高まる。鎌田社長も骨格ががっしりとしていて、良い馬だと楽しみにしているようだ。今年は4月に父ダンスインザダークが誕生予定。
牧場に戻られた鎌田社長によると、今回競馬場に行ったのは地元「三愛会」のメンバー10名の方たちと一緒で、日の出牧場はもちろんのことだが、松本好雄オーナーに本馬でのGIタイトル獲得を応援したいとの主旨だったそうだ。
三愛会は日高で松本オーナーを囲む生産者の会だというが、よく日高に足を運ぶ松本氏と懇親会を開いたり、氏の好きな釣りを一緒に楽しんだりしているという。
本馬が快勝すると、みんなで顔をクシャクシャにして喜びを共にした様子で、その後、二晩にわたる祝宴が続いたそうだ。
2代目博隆社長が苦労を重ねてきて創業30年目の、日の出牧場GI初制覇。鎌田夫妻の喜びは計り知れないが、日高の牧場や関係者にも大きな喜びと希望を広めている。今年最初のGIレース、第22回フェブラリーSは、単勝1番人気のメイショウボーラーがコースレコードを0秒3更新する1分34秒7の破格のタイムで逃げ切り勝ちを飾った。