重賞ウィナーレポート

2008年05月17日 京王杯スプリングC G2

2008年05月17日 東京競馬場 曇 良 芝 1400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:スーパーホーネット

プロフィール

生年月日
2003年03月20日 05歳
性別/毛色
牡/鹿毛
戦績
国内:21戦8勝
総収得賞金
535,388,000円
ロドリゴデトリアーノ(USA)
母 (母父)
ユウサンポリッシュ  by  エルセニョール(USA)
馬主
森本 悳男
生産者
ガーベラパークスタツド (浦河)
調教師
矢作 芳人
騎手
藤岡 佑介
  • 期待の1歳の半妹(父キングカメハメハ)
    期待の1歳の半妹(父キングカメハメハ)
  • 母ユウサンポリッシュを労う本巣俊光社長と拓哉さん
    母ユウサンポリッシュを労う本巣俊光社長と拓哉さん
  • スタッフの黒須さんに甘える半妹
    スタッフの黒須さんに甘える半妹
  • 太平洋を見渡す分場(1歳育成など)~同町月寒
    太平洋を見渡す分場(1歳育成など)~同町月寒
  • 分場の背景は海と空
    分場の背景は海と空
 昨年の10月にスワンS(GⅡ)で重賞初制覇を果たした本馬。今春の高松宮記念(GⅠ)に5着と惜敗し巻き返しを図っていたが、レース前でのテレビの解説陣は体重減(-6キロ)を理由に本馬の評価を下げていた。
 レース当日、東京競馬場に応援に行った本巣俊光社長と、種付で種馬場に出掛けた長男の拓哉さんに代わって、牧場の留守部隊となった隆子夫人と拓哉さんの妻、朋美さんはテレビの前で、多少不安になっていたそうだ。
 しかし、レースでは凄い切れ味を見せた本馬が快勝。実績に信頼を寄せられるGⅠ(フェブラリーS)馬サンライズバッカス、復調目覚ましい桜花賞馬キストゥヘヴンや重賞馬が揃った中で、上がり3F33秒0の切れ味を見せての快勝に隆子さんたちの喜びは弾けた。

 浦河町西幌別のガーベラパークスタッドに伺うと、隆子さんと拓哉さんが笑顔を見せる。
 隆子さんは「馬体重が気になっていましたけれど、凄いレースをしてくれましたよね。あの仔は、首を上手に使って波打つように、まるでハヤブサが飛んでいるような走り方をするのですが、ジョッキー(藤岡佑介)は今回は飛んでいたとおっしゃっていました。競馬場ではうるさい面を見せているようですが、普段はおとなしい仔です。頭の良い仔ですから、レースにも敏感で自らテンションを上げていっているのでしょう。」と本馬を賞賛。
 本馬を誕生させた牝系の導入に一役を担った隆子さんの苦労も報われている。

 種付に行っていた拓哉さんは種馬場でラジオを聴いていたそうだが、本馬が直線を突き抜けた様子は聞き取れたようだ。「大事な種付だし、レースも気になるし・・。でも、ラジオで勝ったのが分かりましたよ。」と嬉しそう。再度GⅠへのチャレンジとなるが、「外国馬がどうなのでしょうかね。当日の馬体重も気になりますが頑張って貰いたいです。」と。いよいよGⅠ制覇へチャンスが訪れた。
 本馬は「スピードのある牝系にスピードのある中距離馬を考えた。」(本巣社長、前回取材時)という血統だけに「距離的にはマイルの方が楽しみですよ。」という拓哉さんの気持ちは同牧場全員の期待でもあり、日高の関係者の期待でもある。

 本馬は祖祖母に名牝Flaring Topを持ち、ニジンスキーを近親に持つ良血馬。
 祖母エルゼビアーの導入に賭けた本巣夫妻の信念が、母ユウサンポリッシュにつながり本馬の誕生となったわけだが、残念な事に祖母エルゼビアーは今年になって急死したそうだ。同牧場のホームページに拓哉さんの妻朋美さんが「天国のエルゼビアーが孫に託した幸運だったのかもしれない。」と寄せている。
 同牧場の日々の暮らしを綴るこちらのホームぺージもお楽しみ下さい。
ガーベラパークスタッド