2004年04月04日 ダービー卿ChT G3
優勝馬:マイネルモルゲン
プロフィール
- 生年月日
- 2000年05月26日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:21戦5勝
- 総収得賞金
- 287,166,000円
- 父
- Mt. Livermore(USA)
- 母 (母父)
- モーニングタイド(USA) by Seeking the Gold(USA)
- 馬主
- (株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
- 生産者
- 松浦牧場 (新冠)
- 調教師
- 堀井 雅広
- 騎手
- 後藤 浩輝
本馬の生産牧場は、新冠町・新冠川中流の河岸段丘の丘にある松浦牧場。社長の松浦宏之氏は、福島から単身で当地に乗り込んだ熱血漢(市場関係者談)だ。過去に、第5回ジャパンカップの2着馬ロッキータイガー(当時船橋競馬所属、現在同牧場で余生を送る:見学可)を輩出。現在は、研究熱心な息子の快之(よしゆき)氏を中心にスタッフ5名と生産・育成を行う。
レースは家族揃って居間で観戦、「4コーナーを回ったところで勝つと思った。重賞は格別ですね」(快之氏)と本馬の初重賞制覇を讃える。かつて「(牧場のことは)もう息子に任せていますよ」と話していた宏之社長も横でニコニコと相槌を打つ。本馬を導入した息子への信頼感は高い。
本馬の母モーニングタイド(母の父シーキングザゴールド、米国1勝)は、快之氏が1999年、世界最大といわれるアメリカのマーケット、キーンランド・ノベンバー・ブリーディング・ストックセールで購入した受胎付(種牡馬マウントリバーモア)繁殖牝馬だ。同セールには毎年行くという快之氏は、購入動機を「母馬(の肌)に入るシーキングザゴールドに関心を持っていました。2代母イースターンダウンも産駒のナリタキングオー(スプリングS・1着他)が国内で実績があり、種牡馬もいいし、価格も程ほどでしたから」と振り返る。
本馬は、その環境の中、翌年5月26日に誕生。「体も背中からトモにかけて、しっかりとしてシーキングザゴールドそっくりでした」(快之氏)と意中の本馬誕生に喜んだようだ。仔馬の頃は現在と違い素直で順調に育つ。
母モーニングタイドの第1仔の半兄(父シルバーホーク)は米国産で米国2勝、第2仔が本馬。2001年は空胎で第3仔(父ブライアンズタイム、牡馬)2歳が浦河のJRA調教育成センターで調教中、第4仔(父ブライアンズタイム、牡馬)1歳は鵡川で育成中、と半弟の2兄弟にも期待がかかる。また、本年は父ボストンハーバー(4月8日出産予定)で、さらに楽しみなスピード血統の仔馬が間もなく誕生する。
「安田記念は、競馬場に応援に行きたい」と、本馬による良血繁殖牝馬導入の最高の結果に松浦牧場の夢は膨らむ。
【募集カタログより抜粋】
父マウントリヴァーモアは、ブラッシンググルームの子の中でも、もっとも父の体質に似ている種牡馬だと思います。細身ですが強靱なパワーのある体質で、子供はよく走ります。本馬も父の体質を忠実に受け継ぎ、強靱な収縮力を備えています。母の父がシーキングザゴールドのためパワーもあり、ダートも苦にしない強さを感じます。距離はマイルまででしょうが、芝、ダートを問わないオールマイティなスピード馬になるように思います。骨も丈夫そうです。
第36回ダービー卿CTは、7番人気の伏兵・マイネルモルゲンが大接戦のゴール前でクビ差抜け出して待望の重賞初制覇を果たした。前走東風Sでは不利を受けて惨敗していただけに、その悔しい思いを一掃する快勝だった。
マイネルモルゲンの馬主は(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は北海道・新冠町の松浦牧場。母はモーニングタイトは米国産の輸入牝馬で、本馬はその第2仔にあたる。
レースは家族揃って居間で観戦、「4コーナーを回ったところで勝つと思った。重賞は格別ですね」(快之氏)と本馬の初重賞制覇を讃える。かつて「(牧場のことは)もう息子に任せていますよ」と話していた宏之社長も横でニコニコと相槌を打つ。本馬を導入した息子への信頼感は高い。
本馬の母モーニングタイド(母の父シーキングザゴールド、米国1勝)は、快之氏が1999年、世界最大といわれるアメリカのマーケット、キーンランド・ノベンバー・ブリーディング・ストックセールで購入した受胎付(種牡馬マウントリバーモア)繁殖牝馬だ。同セールには毎年行くという快之氏は、購入動機を「母馬(の肌)に入るシーキングザゴールドに関心を持っていました。2代母イースターンダウンも産駒のナリタキングオー(スプリングS・1着他)が国内で実績があり、種牡馬もいいし、価格も程ほどでしたから」と振り返る。
本馬は、その環境の中、翌年5月26日に誕生。「体も背中からトモにかけて、しっかりとしてシーキングザゴールドそっくりでした」(快之氏)と意中の本馬誕生に喜んだようだ。仔馬の頃は現在と違い素直で順調に育つ。
母モーニングタイドの第1仔の半兄(父シルバーホーク)は米国産で米国2勝、第2仔が本馬。2001年は空胎で第3仔(父ブライアンズタイム、牡馬)2歳が浦河のJRA調教育成センターで調教中、第4仔(父ブライアンズタイム、牡馬)1歳は鵡川で育成中、と半弟の2兄弟にも期待がかかる。また、本年は父ボストンハーバー(4月8日出産予定)で、さらに楽しみなスピード血統の仔馬が間もなく誕生する。
「安田記念は、競馬場に応援に行きたい」と、本馬による良血繁殖牝馬導入の最高の結果に松浦牧場の夢は膨らむ。
【募集カタログより抜粋】
父マウントリヴァーモアは、ブラッシンググルームの子の中でも、もっとも父の体質に似ている種牡馬だと思います。細身ですが強靱なパワーのある体質で、子供はよく走ります。本馬も父の体質を忠実に受け継ぎ、強靱な収縮力を備えています。母の父がシーキングザゴールドのためパワーもあり、ダートも苦にしない強さを感じます。距離はマイルまででしょうが、芝、ダートを問わないオールマイティなスピード馬になるように思います。骨も丈夫そうです。
第36回ダービー卿CTは、7番人気の伏兵・マイネルモルゲンが大接戦のゴール前でクビ差抜け出して待望の重賞初制覇を果たした。前走東風Sでは不利を受けて惨敗していただけに、その悔しい思いを一掃する快勝だった。
マイネルモルゲンの馬主は(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は北海道・新冠町の松浦牧場。母はモーニングタイトは米国産の輸入牝馬で、本馬はその第2仔にあたる。