2006年08月13日 北九州記念 G3
優勝馬:コスモフォーチュン
プロフィール
- 生年月日
- 2002年05月04日 04歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:19戦5勝
- 総収得賞金
- 112,542,000円
- 母 (母父)
- グレースマリヤ by グルームダンサー(USA)
- 馬主
- (有) ビッグレッドファーム
- 生産者
- 荒井ファーム (門別)
- 調教師
- 宮 徹
- 騎手
- 角田 晃一
生産馬の重賞初制覇に大喜びの荒井ファーム(日高町門別豊郷)。
荒井ファームは、海岸沿いの国道235号線から波恵川沿いに4キロほど入った所にあり、今は目を見張るほど大きくて綺麗な花壇が目印となっている。 牧場は、3人の家族と手伝い1人で20頭ほどの繁殖牝馬を飼養しているが、厩舎などの管理も行き届き、丁寧に仕事を進めている様子が伺える。
創業は昭和30年だが、荒井正三郎社長は「重賞なんて縁の無いものだと思っていましたからとても嬉しいです。」と笑顔を見せ、奥さんも「興奮しちゃって、とにかく感無量です。」と喜色満面だ。
2年前に牧場に戻り、現在は牧場の中心となって働く次男の孝則さんの笑顔も絶えない。
孝則さんは、実家に戻るまでは9年間、ビッグレッドファーム真歌トレーニングセンターで乗り役として育成・調教の仕事をしてきた。本馬の馬主がそのビッグレッドファームだけに喜びも大きいようだ。「本馬は、僕がまだ真歌(トレーニングセンター)でお世話になっていた時、そこで育成するのに来ました。実家の生産馬でもあるので幾度か乗りましたけれど、良いスピードを持っていて、仲間も“Aクラスの馬だ“と言ってくれましたよ。今回のレースも期待はしていましたが、優勝までは、という気持ちでしたね。(直線の短い)小倉競馬場だったので最後の直線で勝つと思い、僕も、興奮してしまいました。重賞の重みって凄いものがありますね。」と本当に嬉しそうだ。
本馬の母はグレースマリヤ(母の父グルームダンサー)で三石産。近親にファイトガリバーの名があり、期待を持って導入された繁殖馬だという。初仔がサクラグレイス(父ハートレイク 地方3勝)で本馬は第2仔、3歳の半妹コスモプラチナ(父ステイゴールド)は対馬特別など中央2勝をあげ現役で活躍中。 牧場にとっては大変な孝行馬となる母だが、今年は全姉妹となる当歳が誕生した。本馬を管理する宮徹調教師が“姉(本馬)とそっくりだ”と言うほど馬体が似ているそうで、楽しみは増える。
本馬の優勝の直後にビッグレッドファームグループの岡田繁幸代表から電話が入ったそうだが、父マイネルラヴが所有種牡馬ということで2倍の喜びだと語っていたようだ。
翌日、ビッグレッドファームの蛯名マネージャーを尋ねると、お客さんと場内を歩いていた岡田さんに出会い、挨拶するといつもの明るい笑顔を見せ、益々、元気そうでした。蛯名マネージャーは「岡田も大変喜んでいますよ。来年のマイネルラヴの種付数が増えると期待できますしね。荒井ファームさんとは、長い付き合いですし、孝則さんがうちで働いていてくれた事もあり良く理解しています。本馬のように購入馬が活躍していますしね。」と、今後も荒井親子に期待は続く。
荒井社長の奥さんは「岡田さんには、何から何までお世話になって助けられています。」と感謝の意を示すが、日高の家族経営の牧場生産馬はビッグレッドファームの育成技術によって大成する実績も多く、その功績は高い。孝則さんの修得した育成技術は、生産や早い時期の馴致など生産過程に生かされることでしょうから、今後の荒井ファームの活躍が楽しみとなってきました。
荒井ファームは、海岸沿いの国道235号線から波恵川沿いに4キロほど入った所にあり、今は目を見張るほど大きくて綺麗な花壇が目印となっている。 牧場は、3人の家族と手伝い1人で20頭ほどの繁殖牝馬を飼養しているが、厩舎などの管理も行き届き、丁寧に仕事を進めている様子が伺える。
創業は昭和30年だが、荒井正三郎社長は「重賞なんて縁の無いものだと思っていましたからとても嬉しいです。」と笑顔を見せ、奥さんも「興奮しちゃって、とにかく感無量です。」と喜色満面だ。
2年前に牧場に戻り、現在は牧場の中心となって働く次男の孝則さんの笑顔も絶えない。
孝則さんは、実家に戻るまでは9年間、ビッグレッドファーム真歌トレーニングセンターで乗り役として育成・調教の仕事をしてきた。本馬の馬主がそのビッグレッドファームだけに喜びも大きいようだ。「本馬は、僕がまだ真歌(トレーニングセンター)でお世話になっていた時、そこで育成するのに来ました。実家の生産馬でもあるので幾度か乗りましたけれど、良いスピードを持っていて、仲間も“Aクラスの馬だ“と言ってくれましたよ。今回のレースも期待はしていましたが、優勝までは、という気持ちでしたね。(直線の短い)小倉競馬場だったので最後の直線で勝つと思い、僕も、興奮してしまいました。重賞の重みって凄いものがありますね。」と本当に嬉しそうだ。
本馬の母はグレースマリヤ(母の父グルームダンサー)で三石産。近親にファイトガリバーの名があり、期待を持って導入された繁殖馬だという。初仔がサクラグレイス(父ハートレイク 地方3勝)で本馬は第2仔、3歳の半妹コスモプラチナ(父ステイゴールド)は対馬特別など中央2勝をあげ現役で活躍中。 牧場にとっては大変な孝行馬となる母だが、今年は全姉妹となる当歳が誕生した。本馬を管理する宮徹調教師が“姉(本馬)とそっくりだ”と言うほど馬体が似ているそうで、楽しみは増える。
本馬の優勝の直後にビッグレッドファームグループの岡田繁幸代表から電話が入ったそうだが、父マイネルラヴが所有種牡馬ということで2倍の喜びだと語っていたようだ。
翌日、ビッグレッドファームの蛯名マネージャーを尋ねると、お客さんと場内を歩いていた岡田さんに出会い、挨拶するといつもの明るい笑顔を見せ、益々、元気そうでした。蛯名マネージャーは「岡田も大変喜んでいますよ。来年のマイネルラヴの種付数が増えると期待できますしね。荒井ファームさんとは、長い付き合いですし、孝則さんがうちで働いていてくれた事もあり良く理解しています。本馬のように購入馬が活躍していますしね。」と、今後も荒井親子に期待は続く。
荒井社長の奥さんは「岡田さんには、何から何までお世話になって助けられています。」と感謝の意を示すが、日高の家族経営の牧場生産馬はビッグレッドファームの育成技術によって大成する実績も多く、その功績は高い。孝則さんの修得した育成技術は、生産や早い時期の馴致など生産過程に生かされることでしょうから、今後の荒井ファームの活躍が楽しみとなってきました。