2007年03月11日 中山牝馬S G3
優勝馬:マイネサマンサ
プロフィール
- 生年月日
- 2000年04月05日 07歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:28戦7勝
- 総収得賞金
- 243,650,000円
- 父
- ディアブロ(USA)
- 母 (母父)
- アオエトウショウ by トウシヨウボーイ
- 馬主
- (株) サラブレッドクラブ・ラフィアン
- 生産者
- 小原 孝夫 (静内)
- 調教師
- 中村 均
- 騎手
- 蛯名 正義
昨年1月の京都牝馬S以来となる本馬の重賞2勝目は、生産者の小原孝夫さん夫妻にとっては、大変嬉しいプレゼントとなった。
小原孝夫牧場は、若い時から夫婦2人で畑や牛など出来る限りの事をしながら苦労を重ねて生産活動をしてきた牧場だが、過去に本馬と同じ牝系からゴールドウェイ(毎日王冠など)、ムツミバロン(七夕賞)の2頭の重賞馬を出している。現在、夫妻は本馬の母アオエトウショウの繁殖牝馬1頭と共に暮らしており、本馬の掲載された新聞、雑誌の切り抜き記事を見ながら出走レースを心待ちに楽しみにしている毎日だ。
静内春立の同牧場を訪れると夫妻は喜びに満ちた笑顔で迎えてくれた。
このレースを、自宅のテレビにかじりつき応援していたという孝夫さんは「スタートで遅れたでしょ、もうダメだと思っていたら、直線に入ってから(テレビの)画面の端から白い帽子が出て来た。これだ、これだと思ったら、そのまま行って勝ってしまいビックリしたよ。今までのレースでは、囲まれたら出られない気の弱い仔だったので、上手く抜け出てきた時は夢を見ているようだった。勝ってくれて本当に嬉しいね。これで、また孫に何か買ってあげられるよ。」と笑う。 横にいる奥さんも、「あの仔(本馬)のお陰で正月には孫に喜んでもらえたし、私もこの歳になって旅行へ行けるようになりました。」と嬉しそう。
同牧場には生産牧場賞や繁殖牝馬所有者賞などが贈られるが、この制度は、生産者にとっては大変な励みとなる報奨金だ。
1頭の飼養馬となる母アオエトウショウ(母の父トウショウボーイ)は、現在21歳で9仔を儲けたが本馬は6番仔。兄にマイネルエアメール(父ダイナレター )、妹に5歳の現役マイネコンテッサ(父ペンタイア)などがいる。日高に古くから引き継がれる牝系で、同牧場でチャイナロックやトウショウボーイが肌に加わった。
母馬の撮影に案内してくれた小原さんは「こいつは、うるさい馬で種付の時は、みんなに迷惑を掛けたもんだ。欲しいという人も居たけれど手放さないで良かったね。今は娘みたいなもの、お互いに歳だから、これから先は、ばあさんとこいつと3人でのんびり余生を過ごすよ。」と目を細める。
小原さんには3人の子供がいて、夫々に独立している。可愛いお孫さんたちと共に本馬も孫のように思えるらしい。昨年のエリザベス女王杯には、息子さんに京都まで応援に連れて行ってもらい、嫁婿さんからは、ネットワークでの情報が送られてくるという。本馬の活躍の中で各地にいる家族との絆も深まっているようだ。
本馬も7歳、今後の事が気になるところだが、馬主サイドのビッグレッドファーム・蛯名マネージャーに尋ねると、本馬は今回の優勝レースで引退し、間もなく同牧場に繁殖馬入りして種付を予定しているそうだ。
順調に行くと小原孝夫ファミリーには、来年、初ひ孫が誕生となる。
小原孝夫牧場は、若い時から夫婦2人で畑や牛など出来る限りの事をしながら苦労を重ねて生産活動をしてきた牧場だが、過去に本馬と同じ牝系からゴールドウェイ(毎日王冠など)、ムツミバロン(七夕賞)の2頭の重賞馬を出している。現在、夫妻は本馬の母アオエトウショウの繁殖牝馬1頭と共に暮らしており、本馬の掲載された新聞、雑誌の切り抜き記事を見ながら出走レースを心待ちに楽しみにしている毎日だ。
静内春立の同牧場を訪れると夫妻は喜びに満ちた笑顔で迎えてくれた。
このレースを、自宅のテレビにかじりつき応援していたという孝夫さんは「スタートで遅れたでしょ、もうダメだと思っていたら、直線に入ってから(テレビの)画面の端から白い帽子が出て来た。これだ、これだと思ったら、そのまま行って勝ってしまいビックリしたよ。今までのレースでは、囲まれたら出られない気の弱い仔だったので、上手く抜け出てきた時は夢を見ているようだった。勝ってくれて本当に嬉しいね。これで、また孫に何か買ってあげられるよ。」と笑う。 横にいる奥さんも、「あの仔(本馬)のお陰で正月には孫に喜んでもらえたし、私もこの歳になって旅行へ行けるようになりました。」と嬉しそう。
同牧場には生産牧場賞や繁殖牝馬所有者賞などが贈られるが、この制度は、生産者にとっては大変な励みとなる報奨金だ。
1頭の飼養馬となる母アオエトウショウ(母の父トウショウボーイ)は、現在21歳で9仔を儲けたが本馬は6番仔。兄にマイネルエアメール(父ダイナレター )、妹に5歳の現役マイネコンテッサ(父ペンタイア)などがいる。日高に古くから引き継がれる牝系で、同牧場でチャイナロックやトウショウボーイが肌に加わった。
母馬の撮影に案内してくれた小原さんは「こいつは、うるさい馬で種付の時は、みんなに迷惑を掛けたもんだ。欲しいという人も居たけれど手放さないで良かったね。今は娘みたいなもの、お互いに歳だから、これから先は、ばあさんとこいつと3人でのんびり余生を過ごすよ。」と目を細める。
小原さんには3人の子供がいて、夫々に独立している。可愛いお孫さんたちと共に本馬も孫のように思えるらしい。昨年のエリザベス女王杯には、息子さんに京都まで応援に連れて行ってもらい、嫁婿さんからは、ネットワークでの情報が送られてくるという。本馬の活躍の中で各地にいる家族との絆も深まっているようだ。
本馬も7歳、今後の事が気になるところだが、馬主サイドのビッグレッドファーム・蛯名マネージャーに尋ねると、本馬は今回の優勝レースで引退し、間もなく同牧場に繁殖馬入りして種付を予定しているそうだ。
順調に行くと小原孝夫ファミリーには、来年、初ひ孫が誕生となる。