2006年03月18日 フラワーC G3
優勝馬:キストゥヘヴン
プロフィール
- 生年月日
- 2003年04月25日 03歳
- 性別/毛色
- 牝/鹿毛
- 戦績
- 国内:5戦2勝
- 総収得賞金
- 328,988,000円
- 馬主
- 吉田 和子
- 生産者
- 正和山本牧場 (門別)
- 調教師
- 戸田 博文
- 騎手
- 横山 典弘
正和山本牧場は、日高町門別(合併のため新住所)と新冠町の堺に流れる厚別(アッペツ)川添いにあり、海岸を走る国道から30分ほど入った正和地区にあります。
現在は、山本正秋社長と奈緒美さん御夫婦で9頭の繁殖牝馬を繋養する家族経営の牧場ですが、創業は古く昭和27年にさかのぼる。過去にはアラブの活躍馬を多く輩出してきましが、サラブレッドの生産馬の重賞制覇は牧場にとって初めてのことであり、牧場一筋に馬の生産を引き継いできた夫婦の喜びはとても大きい。
山本社長は、レースの前日に社台SS(馬主も同グループ)へ種付の予約電話を入れた時に、スタッフから「競馬新聞に1社、二重丸を付けていますよ。調子も良いと聞いていますので、楽しみにして見てください。」と言われ、自宅のテレビでお婆ちゃん、子供二人と家族5人揃って応援したそうだ。
「着ぐらいはあるかな、と思いましたが、優勝なんて考えられませんでした。直線に入って200mを切ったところで、出てきたと思ったら勝ってしまいました。凄い脚を持っていますね。何がなんだか分かりませんでしたよ。直ぐにお祝いの電話や花が届いて、ようやく実感が出てきました。」と、山本社長の笑顔が明るい。隣に座る奈緒美さんも「重賞は初めてで、すべてが始めてのことでしたから、どうしたら良いのか分かりませんでしたよ。」と嬉しそう。
本馬の母ロングバージン(母の父ノーザンテースト)は親戚の同町・天羽牧場から譲り受けた繁殖馬。すでに10仔を産んでおり、本馬は、同牧場での初産駒となる。「すべて天羽さんに用意してもらってから来た馬です。感謝のしようが無いし、申し訳ない気もしますよ。」と気を遣う山本社長。
今年は、4月27日にチーフベアハートの仔が誕生の予定。
幼駒の頃は、コンパクトで気の強い面も持っていたという本馬は、一歳時の北海道市場オータムセール取引馬。「実は8月のサマーセールに出したけれど、体は小さいし、観てくれた馬主さんも少なくて売れませんでした。それが、その夏、(父の)アドマイヤベガの仔(初年度産駒)が走り出して、本馬の体も大きくなり見栄えもしてきたので、引き合いが来るようになりました。オータムセールで良い値段で落札して頂きましたよ。」と、販売の苦労を振りかえる。
いよいよ、桜花賞GIへの期待も膨らむが「GIなんて夢でした。参加できるだけでも幸せですね。」と、オーナーや厩舎サイドへの感謝は大きい。
先代の“馬好きだった”という父親は、農耕馬から軍馬までも“馬”の生産を続けていた。それを引き継ぐ山本さん夫婦に、本馬は大きく夢を膨らましてくれそうです。
現在は、山本正秋社長と奈緒美さん御夫婦で9頭の繁殖牝馬を繋養する家族経営の牧場ですが、創業は古く昭和27年にさかのぼる。過去にはアラブの活躍馬を多く輩出してきましが、サラブレッドの生産馬の重賞制覇は牧場にとって初めてのことであり、牧場一筋に馬の生産を引き継いできた夫婦の喜びはとても大きい。
山本社長は、レースの前日に社台SS(馬主も同グループ)へ種付の予約電話を入れた時に、スタッフから「競馬新聞に1社、二重丸を付けていますよ。調子も良いと聞いていますので、楽しみにして見てください。」と言われ、自宅のテレビでお婆ちゃん、子供二人と家族5人揃って応援したそうだ。
「着ぐらいはあるかな、と思いましたが、優勝なんて考えられませんでした。直線に入って200mを切ったところで、出てきたと思ったら勝ってしまいました。凄い脚を持っていますね。何がなんだか分かりませんでしたよ。直ぐにお祝いの電話や花が届いて、ようやく実感が出てきました。」と、山本社長の笑顔が明るい。隣に座る奈緒美さんも「重賞は初めてで、すべてが始めてのことでしたから、どうしたら良いのか分かりませんでしたよ。」と嬉しそう。
本馬の母ロングバージン(母の父ノーザンテースト)は親戚の同町・天羽牧場から譲り受けた繁殖馬。すでに10仔を産んでおり、本馬は、同牧場での初産駒となる。「すべて天羽さんに用意してもらってから来た馬です。感謝のしようが無いし、申し訳ない気もしますよ。」と気を遣う山本社長。
今年は、4月27日にチーフベアハートの仔が誕生の予定。
幼駒の頃は、コンパクトで気の強い面も持っていたという本馬は、一歳時の北海道市場オータムセール取引馬。「実は8月のサマーセールに出したけれど、体は小さいし、観てくれた馬主さんも少なくて売れませんでした。それが、その夏、(父の)アドマイヤベガの仔(初年度産駒)が走り出して、本馬の体も大きくなり見栄えもしてきたので、引き合いが来るようになりました。オータムセールで良い値段で落札して頂きましたよ。」と、販売の苦労を振りかえる。
いよいよ、桜花賞GIへの期待も膨らむが「GIなんて夢でした。参加できるだけでも幸せですね。」と、オーナーや厩舎サイドへの感謝は大きい。
先代の“馬好きだった”という父親は、農耕馬から軍馬までも“馬”の生産を続けていた。それを引き継ぐ山本さん夫婦に、本馬は大きく夢を膨らましてくれそうです。