重賞ウィナーレポート

2006年02月12日 ダイヤモンドS G3

2006年02月12日 東京競馬場 晴 良 芝 3400m このレースの詳細データをJBIS-Searchで見る

優勝馬:マッキーマックス

プロフィール

生年月日
2000年03月20日 06歳
性別/毛色
牡/栗毛
戦績
国内:17戦3勝
総収得賞金
154,559,000円
ダンスインザダーク
母 (母父)
クリアーチャンス  by  デイクタス(FR)
馬主
薪浦 亨
生産者
吉田 三郎 (早来)
調教師
藤原 英昭
騎手
藤田 伸二
【取材先:マッキーマックス号の生産者・吉田三郎さん】

―――― 最内から力強く抜け出して重賞初勝利おめでとうございます。まずはレースを御覧になってのご感想と喜びの声をお聞かせ下さい。

(スタッフ) ありがとうございます。レースは牧場で観ていましたが、これまで人気になって勝てなかった事もありましたから、今回は勝つ事が出来て嬉しく思います。


―――― 終わってみればレコードでの完勝でした。これまで能力があることは証明済みながら、なかなか大きな舞台で勝利出来ませんでした。正に念願の重賞初勝利となりましたね。

(スタッフ) デビュー戦を勝利した後にすぐシンザン記念へ出走し、そこで2着となりました。その次にきさらぎ賞へ出走したのですが、その時は私も競馬場へ応援に駆けつけました。3着という結果でしたが、勝った馬(後の2冠馬・ネオユニヴァース)を抑えて一番人気に支持されましたので、その先を期待しましたね。3歳クラシックの菊花賞では5着でしたが、その後大活躍をした馬達と遜色無い内容の競馬でしたので、力はある事は分かっていましたが・・・でも、これまで無事に走ってくれていたので、特に意識はしていませんでしたけどね。今回は体重も増えて調子が良さそうでしたので、期待通りの走りを見せてくれて良かったです。


―――― さてそんな本馬の牧場時代はどんな様子でしたか?

(スタッフ) 1歳の秋に育成場へ移動しましたが、すごく丈夫な馬で、それまでは特に大きな問題もなく過ごしていました。


―――― 母のクリアーチャンスはどんなお母さんですか?

(スタッフ) 非常に性格のキツイ馬なんですよ。子供に対しては優しいお母さんですが、他の繁殖牝馬と一緒になると気の強い面を見せるので、この牧場に来てから6年くらいはずっと1頭で放牧していました。ここ2.3年でしょうか、普通に他の馬と放牧させているのは。それでもたまにそういった面を見せる時がありますね。


―――― 繁殖成績を見ますと本馬の全弟が2年続けて生まれていますね?

(スタッフ) 04年、05年と同じダンスインザダーク産駒の牡馬が生まれています。毛色まで同じ栗毛馬ですが、現2歳馬(04年産)の方は兄とはまた少し違ったタイプでしょうか。現1歳馬の方がどちらかと言うと兄に似ているでしょうかね。馬主さんからの評価も良く、既に日高の育成場へ入厩して、いま英才教育を受けているところですよ(笑)


―――― 今年のお産の予定をお聞かせ下さい。

(スタッフ) 今年もダンスインザダークの仔を受胎しています。4月24日が予定日です。今年は牡・牝どっちが生まれるか今から楽しみであります。


―――― 今後は天皇賞・春が大目標になると思います。無事に出走出来ればどんな走りを期待していますか?最後にお聞かせ下さい。

(スタッフ) 牧場としては特に「どのレースを」という意識はありませんね。同世代のライバル達が引退をしてゆく中で、この馬には他の馬達の分も頑張ってもらって、古馬としての存在感を示してくれればいいなと思います。とにかく無事に少しでも長く走ってくれることが一番の願いですね。この血統の近親には古馬になってから大活躍をしたイングランディーレなどもおりますし、マッキーマックスにもこれを機に頑張ってくれたらと思います。

―――― ご協力ありがとうございました。今後益々のご活躍をお祈り致します。