2004年12月25日 Rたんぱ杯2歳S G3
優勝馬:ヴァーミリアン
プロフィール
- 生年月日
- 2002年04月10日 02歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:4戦2勝
- 総収得賞金
- 1,132,859,000円
- 母 (母父)
- スカーレットレディ by サンデーサイレンス(USA)
- 馬主
- (有) サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム (早来)
- 調教師
- 石坂 正
- 騎手
- 武 豊
【取材先:ヴァーミリアン号の生産者・ノーザンファーム(事務局)】
―――スムーズな競馬で重賞初挑戦を見事勝利しました。おめでとうございます。2着の馬もノーザンファームの生産馬でした。そのローゼンクロイツと人気を分け合っていましたが、レースはどんなお気持ちでご覧になられましたか?
スタッフ:ありがとうございます。前走負かされた相手も出走はしていましたが、それを教訓に追い切りもかなりハードにやったようですから、それなりの期待を持って観ていました。2連勝で挑んできたということもあり、前走勝った馬の方が人気でしたが、勝負付けも前走で終わったという感じは無かったので期待はしていました。出走頭数が少なかったので、レースの流れが思いのほかスローに展開したという点では、前々に脚質を置くことの出来るこの馬の方が1枚上手だったかなと思います。
―――エルコンドルパサー産駒として初の重賞勝ち馬となりました。
スタッフ:父エルコンドルパサー自身も3歳の春からいいレースを続けて活躍された馬ですし、本馬の母がサンデーサイレンスの肌馬ということもあり、仕上げに時間の掛からない馬だったのかもしれませんね。
―――さて本馬の牧場時代をお話をお聞かせ下さい。
スタッフ:生まれた時から非常にいい馬で、早くからクラブで走らせようということを決めていました。見栄えのする馬で、どちらかというと温和でおとなしい馬でしたね。育成過程に入って、「母父サンデーの気性的な面が何か出てくるのかな・・・」とも思いましたが、乗っている人間の感触としては「特にそういった問題も無く調教を進められた」と言っていました。2着のローゼンクロイツも調教の組は違いますが、同じ早来牧場で育成をした馬で、それら今般の活躍馬達と一緒に、この馬も当時の評価では上位に挙げられていたうちの1頭でしたよ。
―――続いて母スカーレットレディについてお聞かせ下さい。
スタッフ:サンデーの繁殖の中でも比較的に幅のある馬ですね。血統的に全体的に幅があるというよりはムラなく幅のあるタイプと言えるでしょうか。
―――来年のお産の予定を教えて下さい。
スタッフ:ウォーエンブレムを受胎していて、1月中旬頃生まれる予定です。
―――最終的にこれで2歳の重賞勝ちが6つとなりましたが、今年は本当に2歳馬の活躍が目立ちましたね。
スタッフ:そうですね、特段この世代だけ何か特別なことをしてきたという感は無いのですが、毎日の調教の連携が上手く出来ているというか、1歳の馴致調教から年明け2歳の入厩前までの調教に至るまで、非常に思い通りの調整が坂路調教等も含めて全体的に出来た成果ではないでしょうか。そういった結果も踏まえ、更に今年の1歳馬については、今走っている2歳馬以上に工夫の効いた調教がこれから出来るのではないかと思っています。
―――最後になりますが、今年は牧場にとってどんな一年でしたか。来年の目標と合わせてお聞かせ下さい。
スタッフ:中央の勝ち星も毎年少しずつ累積しながら、今年は過去最高の292勝を上げる事が出来ました。来年はこの数字を上回る事が目標となりますね。勿論GⅠホースの活躍も楽しみですが、全体的に必ず一つずつ勝ってくれるようになればと思います。と言っても、もう半月もすれば馬が生まれますから、スタッフの気持ちはもうそちらへ向いていますよ。
―――ご協力ありがとうございました。来年も今年以上のご活躍をお祈り致します。第21回ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)は、単勝2番人気ヴァーミリオンが道中2番手から直線で早めに抜け出して快勝。デビュー4戦目で父エルコンドルパサー産駒初の重賞ウイナーとなった。
―――スムーズな競馬で重賞初挑戦を見事勝利しました。おめでとうございます。2着の馬もノーザンファームの生産馬でした。そのローゼンクロイツと人気を分け合っていましたが、レースはどんなお気持ちでご覧になられましたか?
スタッフ:ありがとうございます。前走負かされた相手も出走はしていましたが、それを教訓に追い切りもかなりハードにやったようですから、それなりの期待を持って観ていました。2連勝で挑んできたということもあり、前走勝った馬の方が人気でしたが、勝負付けも前走で終わったという感じは無かったので期待はしていました。出走頭数が少なかったので、レースの流れが思いのほかスローに展開したという点では、前々に脚質を置くことの出来るこの馬の方が1枚上手だったかなと思います。
―――エルコンドルパサー産駒として初の重賞勝ち馬となりました。
スタッフ:父エルコンドルパサー自身も3歳の春からいいレースを続けて活躍された馬ですし、本馬の母がサンデーサイレンスの肌馬ということもあり、仕上げに時間の掛からない馬だったのかもしれませんね。
―――さて本馬の牧場時代をお話をお聞かせ下さい。
スタッフ:生まれた時から非常にいい馬で、早くからクラブで走らせようということを決めていました。見栄えのする馬で、どちらかというと温和でおとなしい馬でしたね。育成過程に入って、「母父サンデーの気性的な面が何か出てくるのかな・・・」とも思いましたが、乗っている人間の感触としては「特にそういった問題も無く調教を進められた」と言っていました。2着のローゼンクロイツも調教の組は違いますが、同じ早来牧場で育成をした馬で、それら今般の活躍馬達と一緒に、この馬も当時の評価では上位に挙げられていたうちの1頭でしたよ。
―――続いて母スカーレットレディについてお聞かせ下さい。
スタッフ:サンデーの繁殖の中でも比較的に幅のある馬ですね。血統的に全体的に幅があるというよりはムラなく幅のあるタイプと言えるでしょうか。
―――来年のお産の予定を教えて下さい。
スタッフ:ウォーエンブレムを受胎していて、1月中旬頃生まれる予定です。
―――最終的にこれで2歳の重賞勝ちが6つとなりましたが、今年は本当に2歳馬の活躍が目立ちましたね。
スタッフ:そうですね、特段この世代だけ何か特別なことをしてきたという感は無いのですが、毎日の調教の連携が上手く出来ているというか、1歳の馴致調教から年明け2歳の入厩前までの調教に至るまで、非常に思い通りの調整が坂路調教等も含めて全体的に出来た成果ではないでしょうか。そういった結果も踏まえ、更に今年の1歳馬については、今走っている2歳馬以上に工夫の効いた調教がこれから出来るのではないかと思っています。
―――最後になりますが、今年は牧場にとってどんな一年でしたか。来年の目標と合わせてお聞かせ下さい。
スタッフ:中央の勝ち星も毎年少しずつ累積しながら、今年は過去最高の292勝を上げる事が出来ました。来年はこの数字を上回る事が目標となりますね。勿論GⅠホースの活躍も楽しみですが、全体的に必ず一つずつ勝ってくれるようになればと思います。と言っても、もう半月もすれば馬が生まれますから、スタッフの気持ちはもうそちらへ向いていますよ。
―――ご協力ありがとうございました。来年も今年以上のご活躍をお祈り致します。第21回ラジオたんぱ杯2歳S(GIII)は、単勝2番人気ヴァーミリオンが道中2番手から直線で早めに抜け出して快勝。デビュー4戦目で父エルコンドルパサー産駒初の重賞ウイナーとなった。