2008年11月24日 福島記念 Jpn3
優勝馬:マンハッタンスカイ
プロフィール
- 生年月日
- 2004年04月06日 04歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:32戦5勝
- 総収得賞金
- 256,725,000円
- 母 (母父)
- デック(USA) by Go for Gin(USA)
- 馬主
- (株) ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
- 生産者
- カミイスタット (新冠)
- 調教師
- 浅見 秀一
- 騎手
- 芹沢 純一
マンハッタンスカイは、昨年の未勝利戦を勝ちあがり500万下、1000万下を連勝して菊花賞にも参戦(15着)、今年は新潟記念(2着)、金鯱賞(2着)、函館記念(3着)など好走を見せて本格化してきたところだった。
周囲から「(重賞優勝も)もう直ぐだね。」と声を掛けられ続けてきた上井武光さん(生産牧場カミイスタット代表)にとっても待ちに待った重賞制覇。牧場の生産馬としても初めての重賞制覇となり、普段はおとなしい上井さんの喜びも弾ける。
カミイスタットは、新冠町の通称サラブレッド通りから20分ほど山手に入った新冠川の河川敷に位置している。お爺さんの義太郎さんがアラブ種の生産を始め、父武志郎さんが引き継いで本格的な軽種馬生産に取り組んだ。創業は昭和42年、現在は、両親の武志郎・敏枝さん夫妻と妻の千秋さんも手伝う中、上井さんが中心となってスタッフ2名と共に14頭の繁殖牝馬を飼養して牧場を取り仕切っている。上井さんの真面目な仕事ぶりには周囲からの信頼も高い。
レースを自宅で応援していた上井さんだが「やってくれた、ようやく勝ってくれたという思いですね。いつも先行して最後の直線で負けているので、今度もかと一瞬諦めたのですが、最後にもう一脚使ってくれました。ゴール手前では応援に力が入りすぎましたよ。周りの方が何時も応援してくれていたので勝ってくれて本当に嬉しかった。会員(本馬に出資する愛馬会法人ユニオンオーナーズクラブの会員)の方も喜んでくれていると思います。」と、喜びと安堵感からか体の力が抜けたようにも見える。
多くのお祝いの花やお酒が並ぶ上井家の居間には、両親と奥さんも同席してくれていた。
「何時もゴール前でやられているので、先にゴールに入った時は嬉しかった。」(お父さんの武志郎さん)
「これ(重賞優勝)を目標に頑張ってきたので嬉しいですよ。家族の良い励みになりました。」(お母さんの敏枝さん)
「まさかと思いましたけれど、最後は‘行けぇ!’って叫んでいました。」(奥さんの千秋さん)
と、家族の皆さんの喜びの声が上がる。
地道な努力を続けてきた同牧場だが、良血の繁殖牝馬導入には力を入れている。
本馬の母デック(母の父Go for Gin)は、Mr. Prospector が肌に入る良血馬、2000年のキーンランドの市場で上井さんが繁殖牝馬として落札した期待馬だ。
「小振りな母親だが、馬格のある仔を産む大変仔出しの良い馬。」(上井さん)というが、4番仔になる本馬が530kg(レース時)というのも頷ける。
全弟の2歳ウインスカイハイも既に中央で3戦して2着2回、3着1回と好走を続けている。未勝利を勝ち上がるところまで来ており期待は膨らむが、今年誕生した半妹の当歳(父ネオユニヴァース)も父親譲りのバランスの良い可愛い女の仔でデビューが楽しみだ。
本馬は2004年、北海道市場セレクションセールの取引馬だが、落札したのは前述の愛馬会法人ユニオンオーナーズクラブ代表の藤原悟郎氏(静内 藤原牧場)。
藤原氏にお会いしたので、お祝いを述べると「大変良い馬だったので、セリでは絶対に落とす(落札する)つもりだった。」と、せり上げて落札した本馬の活躍に満足そうに笑顔を見せていた。
カミイスタットは、このホームページ「馬産地ニュース」の9月10日付掲載「馬主、生産・育成者、ファンが新馬デビューに応援団」の主役馬だったレッドハイヒール(牝2歳 松山将厩舎)の生産牧場でもあります。今週は東京の未勝利戦に出走を予定しているそうなので、こちらも応援してくださいとのことでした。
周囲から「(重賞優勝も)もう直ぐだね。」と声を掛けられ続けてきた上井武光さん(生産牧場カミイスタット代表)にとっても待ちに待った重賞制覇。牧場の生産馬としても初めての重賞制覇となり、普段はおとなしい上井さんの喜びも弾ける。
カミイスタットは、新冠町の通称サラブレッド通りから20分ほど山手に入った新冠川の河川敷に位置している。お爺さんの義太郎さんがアラブ種の生産を始め、父武志郎さんが引き継いで本格的な軽種馬生産に取り組んだ。創業は昭和42年、現在は、両親の武志郎・敏枝さん夫妻と妻の千秋さんも手伝う中、上井さんが中心となってスタッフ2名と共に14頭の繁殖牝馬を飼養して牧場を取り仕切っている。上井さんの真面目な仕事ぶりには周囲からの信頼も高い。
レースを自宅で応援していた上井さんだが「やってくれた、ようやく勝ってくれたという思いですね。いつも先行して最後の直線で負けているので、今度もかと一瞬諦めたのですが、最後にもう一脚使ってくれました。ゴール手前では応援に力が入りすぎましたよ。周りの方が何時も応援してくれていたので勝ってくれて本当に嬉しかった。会員(本馬に出資する愛馬会法人ユニオンオーナーズクラブの会員)の方も喜んでくれていると思います。」と、喜びと安堵感からか体の力が抜けたようにも見える。
多くのお祝いの花やお酒が並ぶ上井家の居間には、両親と奥さんも同席してくれていた。
「何時もゴール前でやられているので、先にゴールに入った時は嬉しかった。」(お父さんの武志郎さん)
「これ(重賞優勝)を目標に頑張ってきたので嬉しいですよ。家族の良い励みになりました。」(お母さんの敏枝さん)
「まさかと思いましたけれど、最後は‘行けぇ!’って叫んでいました。」(奥さんの千秋さん)
と、家族の皆さんの喜びの声が上がる。
地道な努力を続けてきた同牧場だが、良血の繁殖牝馬導入には力を入れている。
本馬の母デック(母の父Go for Gin)は、Mr. Prospector が肌に入る良血馬、2000年のキーンランドの市場で上井さんが繁殖牝馬として落札した期待馬だ。
「小振りな母親だが、馬格のある仔を産む大変仔出しの良い馬。」(上井さん)というが、4番仔になる本馬が530kg(レース時)というのも頷ける。
全弟の2歳ウインスカイハイも既に中央で3戦して2着2回、3着1回と好走を続けている。未勝利を勝ち上がるところまで来ており期待は膨らむが、今年誕生した半妹の当歳(父ネオユニヴァース)も父親譲りのバランスの良い可愛い女の仔でデビューが楽しみだ。
本馬は2004年、北海道市場セレクションセールの取引馬だが、落札したのは前述の愛馬会法人ユニオンオーナーズクラブ代表の藤原悟郎氏(静内 藤原牧場)。
藤原氏にお会いしたので、お祝いを述べると「大変良い馬だったので、セリでは絶対に落とす(落札する)つもりだった。」と、せり上げて落札した本馬の活躍に満足そうに笑顔を見せていた。
カミイスタットは、このホームページ「馬産地ニュース」の9月10日付掲載「馬主、生産・育成者、ファンが新馬デビューに応援団」の主役馬だったレッドハイヒール(牝2歳 松山将厩舎)の生産牧場でもあります。今週は東京の未勝利戦に出走を予定しているそうなので、こちらも応援してくださいとのことでした。