2007年05月20日 東海S G2
優勝馬:メイショウトウコン
プロフィール
- 生年月日
- 2002年04月07日 05歳
- 性別/毛色
- 牡/黒鹿毛
- 戦績
- 国内:26戦6勝
- 総収得賞金
- 437,630,000円
- 父
- マヤノトップガン
- 母 (母父)
- ルナースフィア by ジェイドロバリー(USA)
- 馬主
- 松本 好雄
- 生産者
- 新冠橋本牧場 (新冠)
- 調教師
- 安田 伊佐夫
- 騎手
- 武 幸四郎
新冠橋本牧場では、先週、本馬の2度目(前回は平安S)の快挙と共にオークスでも生産馬のラブカーナ(ローブデコルテに0.1秒差の3着)の快走があり喜びに沸き立っている。
東京競馬場の方に応援に出掛けた橋本正光社長は、喜びの1日であったが大変に目まぐるしい日でもあった。
この日の夜中に飼養馬の出産があり、寝る間も無く早朝1便の飛行機で東京へ。その後、牧場では本馬の母ルナースフィアに発情があり、全兄弟の誕生を期待して優駿スタリオンSに供用されているマヤノトップッガンを配合したそうだ。牧場の動きに気を取られながらも、中京での本馬の2度目の重賞制覇を確認すると、次々に入るお祝いの電話にオークス出走時間の間際まで対応していたという。
橋本社長は「僕が競馬場へ行かないと勝つんですよ。行けなかった平安ステークス後の2回(フェブラリーS11着、アンタレスS3着)とも行って負けてしまいました。」と笑う。
スタッフからは「中京に行っていればラブカーナは勝っていたかもしれませんね。」と冷やかされたそうだ。
ゴール手前で追い込んだ本馬のレースを振り返る橋本社長は「人気もあり期待はしていましたが、ゴールまでに追い込めるのか心配でしたね。ゴール手前では力が入りました。小さめ(出走時448kg)の馬ですが、ダートであれほどの脚を使ってくれるのですから凄いですよね。仔出しの良くない母馬に、あの日、本馬と同じ父親を配合できたのも、何かの縁になるかもしれないので、無事に来年、全兄弟が誕生する事を楽しみにしています。」と重なる喜びに笑顔が絶えない。
一方、生まれたばかりの仔馬の世話に、留守番を預かった奥さんの寿子さんも「こちらにも沢山の電話を頂いて嬉しかったですよ。でも、レースで、あの仔がもう少し早く出てくれれば、ゴール前であんなに叫んで応援しなくても済んだのに、もう必死でしたよ。」と贅沢に笑う。
産駒の重賞制覇と全兄弟の出産という殊勲の母ルナースフィア(母の父 ジェイドロバリー)は、写真撮影にも相変わらずうるさいところを見せていたが、シャッターを押す時には、耳を揃える女性らしさも。寿子さんは「本馬は、お母さんと同じ目をしているんですよ。」と優しく見つめる。
家族のような5名のスタッフも明るく笑顔で対応してくれるが、自分たちの世話する産駒の今後の活躍に期待は大きい。
レース後、松本好雄オーナーから直ぐに電話を貰ったという松本さん、「有難い事だし嬉しいですよね。オーナーは、順調に行ければジャパンカップダートにも出したいと言ってくれました。無事に走り続けて頑張って貰いたいです。」と夢は膨らんでいる。
※母親の今年の出産に付いて誤記があり訂正しております。母親は昨年、配合したシンボリクリスエスは不受胎で、レース当日にマヤノトップガンを配合しており、間もなく受胎の確認となる予定です。記述に間違えがありましたことを深くお詫びいたします。
東京競馬場の方に応援に出掛けた橋本正光社長は、喜びの1日であったが大変に目まぐるしい日でもあった。
この日の夜中に飼養馬の出産があり、寝る間も無く早朝1便の飛行機で東京へ。その後、牧場では本馬の母ルナースフィアに発情があり、全兄弟の誕生を期待して優駿スタリオンSに供用されているマヤノトップッガンを配合したそうだ。牧場の動きに気を取られながらも、中京での本馬の2度目の重賞制覇を確認すると、次々に入るお祝いの電話にオークス出走時間の間際まで対応していたという。
橋本社長は「僕が競馬場へ行かないと勝つんですよ。行けなかった平安ステークス後の2回(フェブラリーS11着、アンタレスS3着)とも行って負けてしまいました。」と笑う。
スタッフからは「中京に行っていればラブカーナは勝っていたかもしれませんね。」と冷やかされたそうだ。
ゴール手前で追い込んだ本馬のレースを振り返る橋本社長は「人気もあり期待はしていましたが、ゴールまでに追い込めるのか心配でしたね。ゴール手前では力が入りました。小さめ(出走時448kg)の馬ですが、ダートであれほどの脚を使ってくれるのですから凄いですよね。仔出しの良くない母馬に、あの日、本馬と同じ父親を配合できたのも、何かの縁になるかもしれないので、無事に来年、全兄弟が誕生する事を楽しみにしています。」と重なる喜びに笑顔が絶えない。
一方、生まれたばかりの仔馬の世話に、留守番を預かった奥さんの寿子さんも「こちらにも沢山の電話を頂いて嬉しかったですよ。でも、レースで、あの仔がもう少し早く出てくれれば、ゴール前であんなに叫んで応援しなくても済んだのに、もう必死でしたよ。」と贅沢に笑う。
産駒の重賞制覇と全兄弟の出産という殊勲の母ルナースフィア(母の父 ジェイドロバリー)は、写真撮影にも相変わらずうるさいところを見せていたが、シャッターを押す時には、耳を揃える女性らしさも。寿子さんは「本馬は、お母さんと同じ目をしているんですよ。」と優しく見つめる。
家族のような5名のスタッフも明るく笑顔で対応してくれるが、自分たちの世話する産駒の今後の活躍に期待は大きい。
レース後、松本好雄オーナーから直ぐに電話を貰ったという松本さん、「有難い事だし嬉しいですよね。オーナーは、順調に行ければジャパンカップダートにも出したいと言ってくれました。無事に走り続けて頑張って貰いたいです。」と夢は膨らんでいる。
※母親の今年の出産に付いて誤記があり訂正しております。母親は昨年、配合したシンボリクリスエスは不受胎で、レース当日にマヤノトップガンを配合しており、間もなく受胎の確認となる予定です。記述に間違えがありましたことを深くお詫びいたします。