2004年05月30日 日本ダービー G1
優勝馬:キングカメハメハ
プロフィール
- 生年月日
- 2001年03月20日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/鹿毛
- 戦績
- 国内:7戦6勝
- 総収得賞金
- 429,733,000円
- 父
- Kingmambo(USA)
- 母 (母父)
- マンファス(IRE) by ラストタイクーン(IRE)
- 馬主
- 金子 真人
- 生産者
- ノーザンファーム (早来)
- 調教師
- 松田 国英
- 騎手
- 安藤 勝己
【取材先:キングカメハメハの生産者、ノーザンファーム(事務局)】
―――――おめでとうございます。正に名馬誕生の瞬間といったところでしょうか。まずは今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。
ありがとうございます。前日から1番人気ということもあって、レース前は緊張しましたが、結果が伴ってくれて非常に安堵してます。
―――――レース後、ジョッキーも「仕掛けがちょっと早かったかな・・・」と言っていましたが、最後はこの馬の強さを見せつけての勝利でしたね?
それぞれの出走馬に勝つ為の思案があった様子で、4コーナーを回ったところでハイアーゲームに並びかけられたことで、多少早い仕掛けになったと思います。ただ、戦前から「長くいい足を使える・・・」と聞いていたので、かえってこの馬にとっては、持ち味を活かすことが出来たのではないでしょうか。
―――――後続も非常にいい脚で追ってきていましたが、どの辺りで勝利を確信しましたか?
正にゴールの瞬間ですね。
―――――これで生産馬として4頭目のダービー馬ですが、過去3頭の時と比べて何か特別な思いのようなものもありましたか?
ありますね。NHKマイルCも今回も同様、レースの内容が3頭と比べて非常に高いレベルのものでしたので、ダービーを目標にここまできましたが、ここがこの馬の出発点となるように期待したいです。
―――――持ち込み馬のダービー優勝はこれで3度目ですが、内2頭(フサイチコンコルドと本馬)がノーザンファームさんの生産馬です。優秀な繁殖牝馬の導入が、しっかりと好結果に結びついているという事は、牧場にとって何より素晴らしいことですね?
フサイチコンコルドも同様に、数ある中から選択した唯一の馬が、ここに到達するまで様々な試行錯誤があって、結果の出なかった馬の分までも頑張ってくれたかなと思います。
―――――さて、レースへは牧場から何方が観戦へ行きましたか?
生産・育成のスタッフ17名が観戦に行きました。
―――――パドックを見ての感想はいかがでしたか?
中2週で大きな変わり身は期待していませんでしたが、実際には管理厩舎の思惑通り、上昇していたように感じました。
―――――同じGⅠ勝利でも、やはりダービーの勝利では牧場の盛り上がりも特別なものがあるのではないでしょうか?
生産・育成に携わる全ての者にとって最大の目標でもあり、牧場での馬と人との努力が計られるレースとして、一番大切なGIレースであります。そのレースを勝てたことで、自分達の日頃の成果を、直接感じ取ることが出来ました。
―――――これだけの馬ですから、今後はもちろん海外への挑戦の話も出てくる事でしょう。色々な意味でこの馬には大きな期待がかかりますが、日本の競馬界にとっても、本当に楽しみな1頭が出てきてくれた事は非常に嬉しい事です。
秋以降、古馬との戦いが展開されると思いますが、その成績によって海外へ挑戦してゆくことになるのではないでしょうか。
―――――今後もまずは無事に、一層ご活躍されることをお祈り申し上げます。御協力ありがとうございました。 3歳クラシックの最高峰、第71回日本ダービーは、1番人気のキングカメハメハが直線で先頭に立つと、競りかけるハイアーゲーム、直線に賭けるハーツクライらの強襲をしのいで優勝。2分23秒3の驚異的なレコードタイムで、NHKマイルCに続く‘変則2冠’を達成した。通算成績は7戦6勝。重賞は3勝目。キングカメハメハの馬主は、金子真人氏。生産者は北海道・早来町のノーザンファームで、同牧場は過去9年でフサイチコンコルド(H8)、アドマイヤベガ(H11)、ジャングルポケット(H13)に続く4頭目のダービー馬を誕生させた。
―――――おめでとうございます。正に名馬誕生の瞬間といったところでしょうか。まずは今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。
ありがとうございます。前日から1番人気ということもあって、レース前は緊張しましたが、結果が伴ってくれて非常に安堵してます。
―――――レース後、ジョッキーも「仕掛けがちょっと早かったかな・・・」と言っていましたが、最後はこの馬の強さを見せつけての勝利でしたね?
それぞれの出走馬に勝つ為の思案があった様子で、4コーナーを回ったところでハイアーゲームに並びかけられたことで、多少早い仕掛けになったと思います。ただ、戦前から「長くいい足を使える・・・」と聞いていたので、かえってこの馬にとっては、持ち味を活かすことが出来たのではないでしょうか。
―――――後続も非常にいい脚で追ってきていましたが、どの辺りで勝利を確信しましたか?
正にゴールの瞬間ですね。
―――――これで生産馬として4頭目のダービー馬ですが、過去3頭の時と比べて何か特別な思いのようなものもありましたか?
ありますね。NHKマイルCも今回も同様、レースの内容が3頭と比べて非常に高いレベルのものでしたので、ダービーを目標にここまできましたが、ここがこの馬の出発点となるように期待したいです。
―――――持ち込み馬のダービー優勝はこれで3度目ですが、内2頭(フサイチコンコルドと本馬)がノーザンファームさんの生産馬です。優秀な繁殖牝馬の導入が、しっかりと好結果に結びついているという事は、牧場にとって何より素晴らしいことですね?
フサイチコンコルドも同様に、数ある中から選択した唯一の馬が、ここに到達するまで様々な試行錯誤があって、結果の出なかった馬の分までも頑張ってくれたかなと思います。
―――――さて、レースへは牧場から何方が観戦へ行きましたか?
生産・育成のスタッフ17名が観戦に行きました。
―――――パドックを見ての感想はいかがでしたか?
中2週で大きな変わり身は期待していませんでしたが、実際には管理厩舎の思惑通り、上昇していたように感じました。
―――――同じGⅠ勝利でも、やはりダービーの勝利では牧場の盛り上がりも特別なものがあるのではないでしょうか?
生産・育成に携わる全ての者にとって最大の目標でもあり、牧場での馬と人との努力が計られるレースとして、一番大切なGIレースであります。そのレースを勝てたことで、自分達の日頃の成果を、直接感じ取ることが出来ました。
―――――これだけの馬ですから、今後はもちろん海外への挑戦の話も出てくる事でしょう。色々な意味でこの馬には大きな期待がかかりますが、日本の競馬界にとっても、本当に楽しみな1頭が出てきてくれた事は非常に嬉しい事です。
秋以降、古馬との戦いが展開されると思いますが、その成績によって海外へ挑戦してゆくことになるのではないでしょうか。
―――――今後もまずは無事に、一層ご活躍されることをお祈り申し上げます。御協力ありがとうございました。 3歳クラシックの最高峰、第71回日本ダービーは、1番人気のキングカメハメハが直線で先頭に立つと、競りかけるハイアーゲーム、直線に賭けるハーツクライらの強襲をしのいで優勝。2分23秒3の驚異的なレコードタイムで、NHKマイルCに続く‘変則2冠’を達成した。通算成績は7戦6勝。重賞は3勝目。キングカメハメハの馬主は、金子真人氏。生産者は北海道・早来町のノーザンファームで、同牧場は過去9年でフサイチコンコルド(H8)、アドマイヤベガ(H11)、ジャングルポケット(H13)に続く4頭目のダービー馬を誕生させた。