2008年06月01日 日本ダービー Jpn1
優勝馬:ディープスカイ
プロフィール
- 生年月日
- 2005年04月24日 03歳
- 性別/毛色
- 牡/栗毛
- 戦績
- 国内:11戦4勝
- 総収得賞金
- 642,139,000円
- 父
- アグネスタキオン
- 母 (母父)
- アビ(GB) by Chief's Crown(USA)
- 馬主
- 深見 敏男
- 生産者
- 笠松牧場 (荻伏)
- 調教師
- 昆 貢
- 騎手
- 四位 洋文
笠松牧場生産の本馬が毎日杯(JpnⅢ)、NHKマイルC(JpnⅠ)に続き、瞬く間に競走馬関係者の夢とされる日本ダービー(JpnⅠ)を制した。
ダービーの余韻が残る6日に、同牧場代表の水上行雄さんを訪ねたが、当日は、あいにく風まじりの雨模様、水上さんの事務所でお話を伺った。
レースの日、水上さん夫妻は東京競馬場のスタンドで愛馬の快挙を見届けていた。
「さすがに日本ダービーは、独特な凄い雰囲気があるね。レース前は人気(1番人気)の事とかは余り考えずに冷静になっていたけれど、勝った時、多くの調教師さんや馬主さん、関係者の方からお祝いの言葉を掛けてもらい感激しましたよ。それに表彰台に上がったら目の前に、もの凄く多くのファンの方がいて、まともに正面を見られない位だった。正直な所、今は初めて重賞(毎日杯)を取った時の感激の方が大きかったように思えるけれど、参加するだけでも夢だったダービーだったので、これからじわじわと優勝の実感が湧いてくるでしょう。皆さんには感謝の気持ちで一杯だったし、ゴールの時は、手一杯頑張ってきてくれた、うちの従業員の顔が浮かんできましたよ。」と喜ぶ。
同席していた奥さんも「レース中は、大きな歓声で実況も聞き取れませんでしたが、頑張って走っている、あの馬を追って見ていたら自分も一緒になって走っているような感じでしたよ。」と笑顔を見せる。
本馬は、この大舞台を最後方から直線で一気に大外をまくり快勝したが、レース振りを目の前で見守った水上さんは「本当に強い馬に育ててくれました。本馬の配合時には、2000m~3000mにまで適応できるようにと考えましたので、まだまだ適応距離は広がると思います。秋のレースも頑張って貰いたいですね。」とオーナー(深見敏男氏)や陣営に、また喜んでもらえる事を願っている。
本馬の母アビは、英国からの期待の繁殖輸入馬。母の父にチーフズクラウン、近親にクリスエヴァートを持つ名牝系。本馬が日本ダービーの雰囲気に飲まれないで、堂々と落ち着いた態度をとっていたのは、幼駒の時から何処でも寝てしまう性格から見て取れるようだ。その性格がそっくりだという半弟(父マンハッタンカフェ)の当歳が今年産まれ、来年は、楽しみな全兄弟が誕生の予定だ。
馬が大好きな様子の水上さんだが、牧場は道楽でやっているのでは無いと言う。毎朝夕には牧場に出かけ、放牧馬の1頭1頭を見て歩き、施設のチェックも怠らないそうだ。「真剣に取り組んでいますよ。生産馬は脚の裏から綺麗にして丁寧に育てています。幼駒の頃から手をかけることで馬と人間の信頼関係が築かれます。」と、本馬の小さい時を想い出しながら語る。
大一番で強い競馬を見せ、益々、今後の活躍に期待が掛かる本馬だが、オーナーブリーダーでもある水上さんは「牧場としては、生産馬は売る方針です。しかし、今回のような経験をすると、持ち馬でダービーを取りたいという気持ちも湧いてきますね。」と本音をちらりと見せ微笑む。
ダービーデイの東京競馬場、最終レース目黒記念(GⅡ)にも同牧場の産駒ヒカリシャトル(牡4歳 父マンハッタンカフェ)が参戦していた。
生産馬の活躍は多く、笠松牧場には周囲からも大きな期待が掛かるが「まだまだ、これからですよ。」と水上さんは気を引き締めていた。
ダービーの余韻が残る6日に、同牧場代表の水上行雄さんを訪ねたが、当日は、あいにく風まじりの雨模様、水上さんの事務所でお話を伺った。
レースの日、水上さん夫妻は東京競馬場のスタンドで愛馬の快挙を見届けていた。
「さすがに日本ダービーは、独特な凄い雰囲気があるね。レース前は人気(1番人気)の事とかは余り考えずに冷静になっていたけれど、勝った時、多くの調教師さんや馬主さん、関係者の方からお祝いの言葉を掛けてもらい感激しましたよ。それに表彰台に上がったら目の前に、もの凄く多くのファンの方がいて、まともに正面を見られない位だった。正直な所、今は初めて重賞(毎日杯)を取った時の感激の方が大きかったように思えるけれど、参加するだけでも夢だったダービーだったので、これからじわじわと優勝の実感が湧いてくるでしょう。皆さんには感謝の気持ちで一杯だったし、ゴールの時は、手一杯頑張ってきてくれた、うちの従業員の顔が浮かんできましたよ。」と喜ぶ。
同席していた奥さんも「レース中は、大きな歓声で実況も聞き取れませんでしたが、頑張って走っている、あの馬を追って見ていたら自分も一緒になって走っているような感じでしたよ。」と笑顔を見せる。
本馬は、この大舞台を最後方から直線で一気に大外をまくり快勝したが、レース振りを目の前で見守った水上さんは「本当に強い馬に育ててくれました。本馬の配合時には、2000m~3000mにまで適応できるようにと考えましたので、まだまだ適応距離は広がると思います。秋のレースも頑張って貰いたいですね。」とオーナー(深見敏男氏)や陣営に、また喜んでもらえる事を願っている。
本馬の母アビは、英国からの期待の繁殖輸入馬。母の父にチーフズクラウン、近親にクリスエヴァートを持つ名牝系。本馬が日本ダービーの雰囲気に飲まれないで、堂々と落ち着いた態度をとっていたのは、幼駒の時から何処でも寝てしまう性格から見て取れるようだ。その性格がそっくりだという半弟(父マンハッタンカフェ)の当歳が今年産まれ、来年は、楽しみな全兄弟が誕生の予定だ。
馬が大好きな様子の水上さんだが、牧場は道楽でやっているのでは無いと言う。毎朝夕には牧場に出かけ、放牧馬の1頭1頭を見て歩き、施設のチェックも怠らないそうだ。「真剣に取り組んでいますよ。生産馬は脚の裏から綺麗にして丁寧に育てています。幼駒の頃から手をかけることで馬と人間の信頼関係が築かれます。」と、本馬の小さい時を想い出しながら語る。
大一番で強い競馬を見せ、益々、今後の活躍に期待が掛かる本馬だが、オーナーブリーダーでもある水上さんは「牧場としては、生産馬は売る方針です。しかし、今回のような経験をすると、持ち馬でダービーを取りたいという気持ちも湧いてきますね。」と本音をちらりと見せ微笑む。
ダービーデイの東京競馬場、最終レース目黒記念(GⅡ)にも同牧場の産駒ヒカリシャトル(牡4歳 父マンハッタンカフェ)が参戦していた。
生産馬の活躍は多く、笠松牧場には周囲からも大きな期待が掛かるが「まだまだ、これからですよ。」と水上さんは気を引き締めていた。